しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

モンテンルパの父帰る

2020年08月23日 | 昭和26年~30年
ニュー井原新聞・縮小版 昭和28年8月11日



ようこそ加賀尾師
4年ぶりの郷土に感慨もひとしお





加賀尾秀忍師(52才)は、8月9日午後5時2分井笠鉄道やくし駅着、
市側代表出迎えの教育副委員長、教育長等の感激合掌して出迎える地方住民百余名の中に降りたち感慨ひとしおの中に郷土の土に第一歩を印した。
師は東江原町の高野山真言宗、宝蔵院の自宅に帰着早々左の談話を本社に寄せた。

 
「私が日本に帰って一番強く感じたことはぶらぶらとすることもなく毎日遊んでいる者の多い比島人に比して、日本人全体が一様に働く意識に燃え真剣に生活と取り組んでいる真摯な姿であります。・・・・(略)」


時の人
新生井原市が生んだ時の人、加賀尾秀忍師は、当分寸暇なき講演と慰労と供養と日比親善運動とが入混った日程で埋められている。
岡崎外務大臣より感謝状、山県厚生大臣から木像一体を贈られた。
尚8月15日井原高等学校に於いて講演会開催の予定である。



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