『ドラえもん』12月7日放送分。ドラミ誕生日スペシャルということで、「王子を守れ! 伝説のドラミ三剣士」が放送された(1時間枠)。
テレビ朝日の『ドラえもん』サイト
「ドラえもんチャンネル」
北海道ドラえもん連盟加盟 銀河ドラえもん倶楽部
・「王子を守れ! 伝説のドラミ三剣士」
スネ夫がダンスを習い始め、しずかちゃんと一緒に踊りましょう…と。
対抗心に燃えるのび太、例によって「ダンスを踊りたい~」と家へ。
ちょうどドラミも舞踏会にあこがれていて、中世ヨーロッパに行きたがっていた。しかし、その頃は戦争もあり、「危ない」とドラえもん。
結局、のび太も一緒にドラ・ドラミは中世ヨーロッパへ。
タイムマシンを出ると、ちょうどオオカミの上に到着。オオカミに追いかけられるところを、「マスカール国」のジョルジュ王子(声:皆川純子さん)に助けられた。
ジョルジュは、「バルテス国」のマリー姫と結婚を申し込まれていた。大臣は拒否すると国の存亡の危機…と諭すが、ジョルジュは意に介さない。
なんと、のび太を女装させ、「ネリーマ国」のノビータ姫と偽装して、既に結婚の約束をしている…と公言。
怒りに燃えるバルテス国のマリー姫、そして国王(声:石塚運昇さん)。
バルテス国の“黒き三剣士”は、のび太を攫い、それを助けに行くジョルジュとドラえもん・ドラミ・ミニドラ。とりあえず、助け出すことはできた…が、女剣士に刺された時、ジョルジュの“秘密”が明らかに。
実は、ジョルジュは女性であった。「女では国を治められない」ということで、男装していたのだ。
これが公になれば「マスカール国」を我が物にできる…と、国王は早速攻め込む。
さて、ここまでは、まあ、良く出来たお話と言えよう。ゲストの純やんの熱演が光る。さすが本職であり、映画の若い女優さんと大きく違うところ。今回は、男装の女性役ということで、さらにピッタリだ。
一方で、お話の方は、だんだん終わり近くになるにつれ、どんどん緊迫感がなくなっていく。
もちろん、バトルものではないから、戦いのシーンに迫力がなくても、まあ、致し方ない。
それにしても、この話で、一体制作者は何をしたかったのだろう。中途半端である。感動的な話を作りたいのか、ギャグに徹したかったのか。
たとえば、王子は国王さえ倒せば…と向かっていくが、敵わない。国王は、女性をわかった途端に「妻になれ」と。これまでは娘の婿に据えようとしていたのに…と思うが、属国の娘を妻(ただし側室)にするのはよくあることだ。
こういうところが細かく描かれているのに、緊張感のないドラえもんたちが邪魔をしている。
お話云々というより、まずはドラえもんやのび太・ドラミの存在意義が分からない。大国に滅ぼされそうになっている、大変危険な状態の場面で、なぜあそこまで“遊べ”るのか。
5分の3までは良いお話だと思っていたのに、非常に残念なお話になってしまった。
次回恒例の大晦日12月31日、「大みそかドラえもん 来年はネズミ年だよ「ギャ~!」スペシャル」ということで、「のび太の小さな小さな大冒険」(ドンジャラ村のホイ)・「もうすぐネズミ年だよ、ドラえもん」・「戦国時代のドラ地蔵」の3本です。
やっぱり、『巨人伝』の原作は『雲の王国』!?
テレビ朝日の『ドラえもん』サイト
「ドラえもんチャンネル」
北海道ドラえもん連盟加盟 銀河ドラえもん倶楽部
・「王子を守れ! 伝説のドラミ三剣士」
スネ夫がダンスを習い始め、しずかちゃんと一緒に踊りましょう…と。
対抗心に燃えるのび太、例によって「ダンスを踊りたい~」と家へ。
ちょうどドラミも舞踏会にあこがれていて、中世ヨーロッパに行きたがっていた。しかし、その頃は戦争もあり、「危ない」とドラえもん。
結局、のび太も一緒にドラ・ドラミは中世ヨーロッパへ。
タイムマシンを出ると、ちょうどオオカミの上に到着。オオカミに追いかけられるところを、「マスカール国」のジョルジュ王子(声:皆川純子さん)に助けられた。
ジョルジュは、「バルテス国」のマリー姫と結婚を申し込まれていた。大臣は拒否すると国の存亡の危機…と諭すが、ジョルジュは意に介さない。
なんと、のび太を女装させ、「ネリーマ国」のノビータ姫と偽装して、既に結婚の約束をしている…と公言。
怒りに燃えるバルテス国のマリー姫、そして国王(声:石塚運昇さん)。
バルテス国の“黒き三剣士”は、のび太を攫い、それを助けに行くジョルジュとドラえもん・ドラミ・ミニドラ。とりあえず、助け出すことはできた…が、女剣士に刺された時、ジョルジュの“秘密”が明らかに。
実は、ジョルジュは女性であった。「女では国を治められない」ということで、男装していたのだ。
これが公になれば「マスカール国」を我が物にできる…と、国王は早速攻め込む。
さて、ここまでは、まあ、良く出来たお話と言えよう。ゲストの純やんの熱演が光る。さすが本職であり、映画の若い女優さんと大きく違うところ。今回は、男装の女性役ということで、さらにピッタリだ。
一方で、お話の方は、だんだん終わり近くになるにつれ、どんどん緊迫感がなくなっていく。
もちろん、バトルものではないから、戦いのシーンに迫力がなくても、まあ、致し方ない。
それにしても、この話で、一体制作者は何をしたかったのだろう。中途半端である。感動的な話を作りたいのか、ギャグに徹したかったのか。
たとえば、王子は国王さえ倒せば…と向かっていくが、敵わない。国王は、女性をわかった途端に「妻になれ」と。これまでは娘の婿に据えようとしていたのに…と思うが、属国の娘を妻(ただし側室)にするのはよくあることだ。
こういうところが細かく描かれているのに、緊張感のないドラえもんたちが邪魔をしている。
お話云々というより、まずはドラえもんやのび太・ドラミの存在意義が分からない。大国に滅ぼされそうになっている、大変危険な状態の場面で、なぜあそこまで“遊べ”るのか。
5分の3までは良いお話だと思っていたのに、非常に残念なお話になってしまった。
次回恒例の大晦日12月31日、「大みそかドラえもん 来年はネズミ年だよ「ギャ~!」スペシャル」ということで、「のび太の小さな小さな大冒険」(ドンジャラ村のホイ)・「もうすぐネズミ年だよ、ドラえもん」・「戦国時代のドラ地蔵」の3本です。
やっぱり、『巨人伝』の原作は『雲の王国』!?
