勝てぬなら勝つまで待とう五月場所

　平成二十三年五月技量審査（夏）場所（於・國技館）は五日目。

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　　日本相撲協会「本場所情報」

　　銀河大角力協会


・幕下
　貴ノ岩（西30）が休場、北皇（東31）□で白星先行。
　期待だけが大きい明月院（東15格）が病気休場。もと幕内琉鵬（東15）が□で初日。幕下付け出し場所の休場は垣添以来？
　栃翼（西5）初日、勢（西8）は関取が遠のく3連敗。
　隆の山（東2）が白星先行、いよいよ関取の土俵が近付く。北磻磨（西6）は好機の場所だが黒星先行。
　垣添（西筆頭）よりも先に手を付く南（東6）が白星先行。
　碧山（東筆頭）を引き落とし、松谷（西4）が関取復帰に王手。


・十枚目（十両）
　今日は幕下から3人が大銀杏。
　まず1番目、鳰の湖（東下4）が剣武を押し出して白星先行。
　続いて華王錦（西下3）が芳東を押し出して白星先行。悲願の関取まであと2番か？
　さらに荒鷲（東下3）が益荒海を倒し、初日。関取に向けて大きく前進。
　昨日敗れた舛ノ山、寶智山を寄り切って4勝目。9枚目だが、大勝ちすれば幕内も夢ではない。安と同時入幕だって…。
　城ノ龍を押し倒し、富士東も好調4勝目。
　4連敗の三役経験者同士、黒海を寄り切った玉乃島が初日。黒海は6枚目とは言え、勝たなきゃ残るものも残れない。
　宝富士を突き出し、安白星先行。平成生まれ初の幕内まであと5つ。


・幕内
　木村山を突き出し、大道（東十4）が中入り後の土俵で白星先行。
　お誕生日の高見盛。雅山の相撲に完敗して寂しい乾杯か。
　臥牙丸の当たりを受け流そうと栃乃洋。構わないで臥牙丸が審判ごと寄り切り、2勝目。
　魁聖が寄り倒し、時天空も下手投げで一緒に落ちた。上にいた魁聖が5連勝と絶好調。
　若荒雄が突いて引く。栃乃若も応戦するが、再三の突き・引きに最後は引き落として若荒雄2勝目。栃乃若は善戦空しく試練の1勝4敗。
　4連勝同士。豊響が朝赤龍の動きを止め、そのまま持っていって押し出し。豊響が5連勝。
　先輩旭天鵬が後輩翔天狼を貫禄の寄り切り。
　出る嘉風を引いて肩透かし、土佐豊4勝目。
　若の里も攻めたが、若い玉鷲が若くない若の里を寄り切り。ともに2勝3敗。

　栃ノ心と組み合ってから吊って寄り倒し。阿覧が全勝の栃ノ心に土を付けた。
　安美錦を若々しく押し出し、隠岐の海2勝目。
　豊ノ島粘るが足が出ない。鶴竜白星先行、豊ノ島は5連敗。
　前に出られたらこちらのもの。豪風を前へ前へと寄り切って琴奨菊4勝目。

　日馬富士が寄って行った。稀勢の里が堪える。日馬富士足を掛けて3勝目、稀勢の里敗れて3敗目。
　把瑠都を投げたい栃煌山。しかし土俵は小さく、そうこうしているうちに土俵の外に出てしまった。把瑠都は4勝目、栃煌山黒星先行。
　豊真将が突っ掛け。相撲は一方的に魁皇が寄り切り。魁皇4勝目、大関として最多勝利。
　手を伸ばす琴欧洲、逃げる豪栄道。落ちて行ったのは今日も琴欧洲。欧洲4連敗、豪栄道4勝目。

　土俵王幕内500勝目の相手は北太樹、まったく顔じゃない。白鵬の幕内成績は500勝99敗で、大鵬を超えているという。