畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2024年の米つくり

2024-09-27 16:51:30 | 暮らし

最後の米つくりを 終えて       2024年9月

最後になるだろうとの今年の米つくりは、2月の肺手術、3月からの術後抗がん剤治療の影響で、一月近く遅れて、4月16日に種籾を播種。田んぼの準備は、草刈りは畔だけで、モアを走らせることで済ませ、トラクター作業で、代掻きまで終わらせた。田植えは、5月23,24日。以後は、除草剤散布を済ませて、空任せだった。その後数回ほど、ドライブスルーで見回りをやっただろうか。台風予報で、田んぼを回り、からからに干上がった田んぼに、バルブから水が出るところに水を入れたのは、8月13,14日。そして、水の出ない田んぼの水は16日の台風の雨。その後は、うまい具合に天の助けで、枯れてしまうことなく、どうにかこうにか穂をつけ、実になってくれた。9月5日―モチ米、6日からコシヒカリの収穫。15日、籾摺り作業。猛暑と雨不足で、干害で収穫ゼロでもしょうがないと思ってはいたのだが、どうにか年間必要量の主食米は、充分に貯蔵できた。

しかし、正直なものだ。水やりがひと月ほど遅れた、やらずぶったくりの米作りの結果だった。稲は穂が出て、花が咲き実を結ぶとき、適度な水を必要とするし、適度な温度が必要だ(他の野菜類も同様だ)。この時期に極度の低温が続くと、冷害で実りも悪く収量も少なくなる。逆に高温すぎると高温障害が起き、米の質も落ちるし、収量も少なくなる。(収量皆無を覚悟していたのに、採れたことには感謝!)

今年の結果は、まさしく、もろに高温障害と水分不足の害を受けてしまった。

まず、外観から、米粒が白くなる乳白米の割合が多く、未熟米の青米の比率も多い。米粒も十分大きくならず全体に粒が小さい。籾摺り時の選別で、くず米となる小粒米が多く出て、玄米収量がかなり少なくなった。選別された玄米も全体に小さなものが多く、見た目もよくない。また、登熟障害による同割れ米(米粒にひびが入り割れる米粒)もかなりの比率で発生している。

今年のコメは、まさに、こんな状態の米です。例年と比べ、選別された玄米は三割減ぐらいでした。コメ袋に収まった玄米も見た目が悪く、玄米出荷が憚れるものです。精米機にかけ白米にすると糠として落ちる量は(極小粒の同割れ米も含まれ)三割近くなります。残った白米の中にも同割れ米の割合が多くなっています。出荷には白米選別機を通して、小粒の同割れ米は、ふるい落としています。一般的には8~9割の精米歩合が、7割かそれ以下になってしまい、30Kgの玄米は21Kgほどになっています。それでも、同割れ粒の混入は避けられません。

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脱! メガネ

2024-09-27 11:20:26 | 暮らし

9月26日、左目の眼帯を外してもらう。視力表のCマークが裸眼でもはっきり見える。どこまで見えるのかなと、待ってはいたが、今日は視力検査は素通りだった。医師の診察で、昨日の手術はうまくいき、経過も順調とのこと。視力が安定するには、2~3ヶ月かかるが、それまで不自由だったら、仮の眼鏡をつくて下さい。とのこと。日常的には、このまま裸眼で、充分のようだが、問題は、車の運転時。今までの眼鏡では、裸眼以上にぼやけてしまう。思案。

10月には整形外科の入院手術。体調から言っても、車の運転をしてあちこち動き回れるとは、考えられない。様子を見て、注意して運転したり、二人のドライバーの助けを借りて、数か月は過ごそうかということになった。

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【復活】とはいっても

2024-09-23 11:41:38 | 暮らし

9月23日(月)

復活とちょっと開いたら、早速に、励ましいただき、ありがとうございます。復活とはいっても、実のところは、何やかやとボロボロで、当地の基幹産業である病院への定期券保持者といえるほど、予約スケジュール満載。

身体のてっぺんから下まで、不具合だらけ。ガン手術を優先して延期していた白内障の手術を、18日に受けた。簡単だと聞いてはいたが(術医にとっては?だが)、一時間後には、おかえりくださいだった。そして、眼帯をされる間のほんの数分の事だろうが、あまりの明るさと、輪郭がくっきりする感覚に驚いた。翌19日には、眼帯が取れ、小学三年生以来の裸眼での風景の違和感に少々酔っている。25日にはもう片方の手術。26日からは両眼で、裸眼での周囲を見渡すことになる。視力的には、免許条件にも満たないほどなのだが、見えることのありがたさを、かみしめることになるだろう。

30日には、消化器外科の定期検診。肺手術後の半年の抗がん剤治療の結果を、CT撮影で、確認する。10月に入ると、10日には、脊椎間狭窄症の手術。また、しばらくの入院となる。生活して行ける限りは、病院とは縁は切れそうもない。

この連休を利用して、ジュンペイが来てくれた。そして、ちょっとした言葉の行き違いでの笑い話になった。

肺の手術と、その後の抗がん剤治療の途中での、整形外科受診となり、脊椎管狭窄症の診断と、治療は手術の方向となったが、膵がんのステージがⅣとなったことで、トータルに考えて手術を選択するか否かを判断しようと決めた。整形外科から、消化器外科への問い合わせで、私の症状がどうかということで、主治医からの見立てが示された。肺切除、抗がん剤治療の経過後、再発ないし転移がなければよいが、再発等があった場合は、半年ほどではないかという見立てが報告され、結果がはっきりしてから、整形の方針を決めることとなった。8月半ばに、抗がん剤は終わり、腫瘍マーカー等では、再発、転移は見られないが、正式にはCT画像診断を待ってという状況だ。

そんな話を、連れ合いが、Kさんとの電話のやり取りで、したのが、夏の前あたりだったという。

それで、K家では、後半の、(余命半年ほど)との情報が独り歩き。元気なうちにと、お彼岸連休での、来鴨となったのだと!

 

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9月16日 五か月ぶりに

2024-09-16 11:23:12 | 暮らし

田んぼの準備を始めて、五か月。稲刈りが終わり、籾摺りももう少しで終わる。

ここで、何度目かの、ブログ再開をお知らせしておこうと、長期休止のための、煩わしい、再出発の手続きを終わらせた。

 

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休薬延長

2024-04-18 17:10:13 | 暮らし

4月18日(木)

体調が回復しないまま、二週間が過ぎ、15日。消化器外科の外来。血液検査の結果は、ほとんど変わらず。

主治医と相談し、休薬をもう一週間延ばし、23日から、2クール目の服薬を80㎜に減薬してやることにした。服薬を再開した後で、体調が悪くなり、日常生活に支障をきたすようなら、服薬を休むことにもした。

さすがに、2週間以上、薬を飲まないでいるおかげか、この数日は、なんとなくすっきりしているようだ。

この1週間ほどは、極力体を動かすようにして、16日には水稲の種まきをして、ハウス内に苗箱を並べて、育苗を開始した。例年よりほぼ1か月遅れての、米作りの開始だ。トラクターも花畑から回送してもらい、これから、田んぼの準備に入る。

昨日、今日と家の周りや、裏の畑の草刈り。モアと刈払機を使い、かなりしんどさを感じながらの作業だった。これから約半年、水田の畔や大土手の草刈り作業、どうなることやら、前途多難の様子だ。

でも、とにかく、最後の米つくり。やれるところまで、やってみよう。そして、畑と鶏を含め、二人の農業生活もどうするかも。

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休薬期に入っても

2024-04-07 14:50:35 | 暮らし

4月7日(日)

二日から、抗がん剤の休薬期に入った。ずっと待った休薬期。新年度でもあるしと、喜び迎えたが。五日間薬を断っているのに、体調は変わらない。というか、体のバランスがくるってしまったような症状が、現れることもある。昨日は、午前中出荷作業で、作業場仕事だったが、昼上がり前、急に、体の芯からの寒気を感じ、部屋に入りストーブの前にしゃがみこんで毛布をかぶったが、体の震えが止まらず、寒気にぶるぶる、ほんとうに、体が震えてどうにもならなかった。放熱を受けている表面は暖かいが、芯の寒さは一向に温まる気配がない。小一時間たち、少し楽になり、ベットに潜り込み、休養。

服薬期とほとんど変わらない5日間を過ごし、一週間たってしまう。畑は少し手を付けたが、田んぼはゼロ。そろそろ、本気の焦りも感じ始めている。

連れ合いに言わせると、薬を休んですぐに体調がよくなるなんてこと、あるわけないじゃない。休薬期間は、それだけかけて体調を戻し、また、飲み始めるということ。考えが、甘いんだよ!

ほんと、どうしよう?

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不順

2024-03-25 15:44:48 | 暮らし

3月25日(月)

またまた無為に一週間が過ぎた。天候の不順と体の不調で、何もせずに、ベットに横になっている時間ばかりが増える。そして、その時間がいくらあっても、困るということはなく、よく眠れる。連れ合いにも呆れられるほどに、眠っているようだ。

18日には、消化器外科の前倒し診察で、血液検査を受けるが、検査の数値的には、問題はなかった。薬の副作用による、赤、白血球等の数値もほどほどの範囲で、その影響による体調不良ではない。術後の体力の弱まりと薬の副作用により、食欲不振、全身疲労、胃腸不調、吐き気、むかつき等々で、身体が言うことを聞いてくれない。同時に、気力もわかず、倦怠を助長させる。そんな悪循環に陥っているようだ。

診察で、抗がん剤の量を減らすこともできるといわれたが、とりあえず、ワンクルーはこのままやってゆくことにした。4週間の服薬だから、あと一週間だ。3月いっぱいは、こんな状態が続くことを覚悟する。4月2日からは2週間の休薬に入る。ここで、どこまで体力が回復するか。果たして、がん細胞にはどれだけの効果があったのか、あるいはあるのだろうか。客観的データはわかるかどうか。そんなことを検討して、続行、薬量を減らすか、中止するか、考えようと思っている。

田んぼや畑には、ほとんど手を付けていないが、3月いっぱいは、あきらめた。すべて、4月からだと。関東地方では、桜の開花も、予想よりはどんどん遅れているようだ。そんな天候不順なのだから、4月に入っての用意ドンでも、それほどの遅れにはならないだろう。

3月は集落の各集団の総会の月。体調を理由に出たりでなかったり。自身、役員が終わったり、新規役員についたり。構成員の減少により、役員の順番も早くなる。そして、でも、最後のお役目となるのだろうが。

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春、訪れ

2024-03-17 15:53:04 | 暮らし

3月17日(日) 春の陽気、そして、春らしい強い風。

体調不良を良いことに、だらだら過ごしていると、特急並みの速さで。毎日が過ぎてゆく。3月も中旬を過ぎ、彼岸の入りだ。ジャガイモの植え付けだけはやってもらい、終わったとの報告は受けた。稲の苗の準備や、畑の準備は全く手つかず。けれど、身体もそうだが、気持ちも一向に動いてくれない。ただ、このまま体力をなくしては嫌だとの小さな思いだけが、淡い希望として、朝晩のゴンの散歩に駆り立てている。

そんな一週間だった。

膵癌がステージⅣになったということは、どういうことだろうと考える。

2020年1月に手術を受けたことで、とりあえずは、目に見えるがん細胞は切除し、その後の術後化学療法で、目に見えないがん細胞の活動もある程度は抑え、膵がんとしては寛解していた。しかし、丸4年、正式には丸3年目の昨年1月ころから、CT画像では肺の影が指摘され、要観察状態であった。そして約一年、生育した影は、膵がん転移性肺がんだった。切除した肺組織の病理診断ではっきりした。同時に、リンパへの広がりや、血液中のガン細胞、胸膜播種などの疑いも指摘されている。さらに、術後の残存肺組織にも要観察を指摘される影も現れているようだ。

さてさて、この状態で、抗がん剤による化学療法が、効果あるのだろうか。前回の術後から、4年の年齢を経ている。さらに、肺の三割近くを切除する手術を受けた。抗がん剤の効果と、副作用による生活ダウンの比較。抗がん剤治療をせずに副作用なしに過ごす生活の質と、治療しないことで、身体の内のガン細胞が、どのように活動するのかの比較。単純に75歳の高齢者の、今後の健康余命。

そんなことを視野に、今後の事を考えてゆく時だと思えてきた。

3月17日~19日。温泉につかり、術後の体をいやすつもりだった。しかし、それは甘い考えだった。抗がん剤を始めて数日で結論が出た。温泉旅行はキャンセル料付きで取りやめ。明日、18日は前倒しで、診察予約を入れた。

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不調

2024-03-09 18:36:50 | 暮らし

3月9日(土)

体調はすぐれない。ベットで横になっている時間が増えている。横になっても、小説を読もうという気にもならない。起き上がっていると、胸や、手術の傷が痛むし、げっぷの気配や、さらに、胸やけのような気分も加わる。横になると、不思議なことに、そんな症状はほとんどなくなる。ゆったりと楽になり、気が付くと、眠っていたのかと思うことが続く。夜は夜で、痛み止めの世話になって、たっぷりと、8~9時間以上も眠っているのに、明るいうちもとは。こんな状態を甘やかしていると、すこしずつ寝たきり状態に近づいていくのかと、恐ろしくなる。

【ステージⅣ膵がん】

  3月4日 消化器外科診察、エコー、CT検査、血液検査。

  3月5日 呼吸器内科診察

呼吸器内科は、肺がんについて知りたいこともあり、診察を受けた。こちらも、次回外来はなし。

戻るところに戻った感じで、今後も消化器外科での治療、経過観察が続く。ステージが上がったことで、早速治療が始まる。治療といっても、薬物療法であり、身体中に流れているであろう膵癌細胞に対して、抗がん剤という薬物で、がん細胞をたたくことである。薬により、がん細胞が死滅、弱体化することで、がんの再発、転移を防ぐ、あるいはその進行を遅らせる、そんな療法だ。

抗がん剤は、がん細胞だけに標的を定められれば良いが、そうはいかない。普通の健康な細胞にも作用する。血液や、粘膜に作用しやすく、白血球、赤血球、血小板の減少。消化器系の不調で、下痢や吐き気の症状。全身の倦怠感。そんな症状が現れる。

4日に診察だったので、5日から始めた。TS-1という抗がん剤を飲み始める。術後の体調が完全回復前ということもあり、前述のような毎日となっている。

 

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寒さがきつい

2024-03-07 17:11:43 | 暮らし

3月7日(木)

三月も一週間が過ぎるというのに、寒さがきつい日が続く。体の傷が結構いたい。後期高齢者ゆえか、傷の回復が遅いようだ。痛み止めは我慢していたが、3月に入り、寝る前に飲むことにした。ぐっすり眠れて、目覚めがすっきりする。もうここまで来たのだから、我慢はせずに、快適さを求めようと思ってはいたのだが、まだ、「古い意固地】に取りつかれていたようだ。

日常的には、ちょっとした農作業の手伝い程度と、退院してすぐに振られた、食当、ゴンの散歩。横になっていると楽なので、陽に何度かは、ベットで横になる。こんな毎日だと、過ぎるのがはやく、2月はとっくに行ってしまった。

そして、3月も、病院通いから始まった。

【さようなら! 肺がん】

3月1日(金)呼吸器外科、消化器内科  げっぷが頻繁で、苦しく、傷にも響くので、消化器内科に飛び込んだが、おなかの中を手術してますからね! ということで、さらりと流され、薬を処方され、様子見、二週間。

さて、呼吸器外科では。退院後の初外来だが、お別れだった。切除した組織の病理検査の結果、ガンは膵ガンの転移したもの=膵がん転移性肺腺癌だった。肺にできたガンであっても、膵がんの組織が、血液などで流れて肺組織に漂着して、周囲を癌化したもの。肺のガンでも性質は膵癌なのだそうだ。たとえ話は、日本人が、アメリカで子供を産んでも、その子供は日本人というのと、同じです。と、よくわかるような、ちょっと首をかしげるような説明がネットで読める。

というわけで、呼吸器外科の主治医とは、また切るようになったら、お願いします、その時はおいで、と会話で、退室してきた。

 

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