今年ももう一月が過ぎる。部屋の模様替えや明け渡し準備を兼ねての断捨離に明けた一月だった。寒さが強いことを良いことに、家に籠り田んぼに畑に、無沙汰してしまった。昨日の強制的の外作業で、すこしは気持ちになったのか、午前中、花畑に久しぶりに出かける。マルチ畝にチョウホウ菜を植えて不織布のベタガケをする。風が強く吹き、しゃがみ込んでいる顔に砂嵐が痛い。苗をつかむ素手は冷え、ヤッケで防がれた体もヒンヤリ感じる。
午後は部屋の片付け。もう捨てる布団やマットなど粗大ゴミを搬出、物置の一角にゴミ置き場としておいておく。両親たちとふた世帯、40年ほどの不用物の多さに、圧倒される。ゴミと言ってもまだ十分使えば使えるものが、もはや、ゴミでしかない現実。豊かさを取り違えた私たちの社会、生活。でも、しょうがないかと、ゴミ置き場に山を積む。