畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

試し掘り

2011-10-11 18:14:13 | 農作業

10月11日(火)  ときどき 

花畑。今日こそはと、畝間の草刈を終わらす。ついでに、他の所の草刈もしておく。出荷用の野菜が少なくなったし、秋も深まりつつある。ヤマイモはどんなだろうと、掘ってみることにする。初収穫だ。今年は、例年にも増して、蔓は茂っている。葉っぱも蔓茎も、生き生きとした緑色。蔓先などは、まだ若々しい緑。収穫には、少し早すぎるようだが。アーチを外し、一スパン分のネットと蔓を切除いておく。掘り取りは、午後のお楽しみと、昼上がり。

ごご、一番で、掘ってみる。案の定、まだ少し早すぎた。全体に小さくて、惜しい気持ちになる。が、蔓を切っているから、もう大きくなることはない。8株分は掘り取る。それでも、明日の出荷には、少しづつ送れるほどにはなったので、良しとする。あと2週間位はおいた方がよさそうだが、少し早めて、来週からの収穫としよう。帰宅して、整理して、出荷用に調整しておく。

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片づけ

2011-10-10 17:51:57 | 農作業

10月10日(月)  ときどき 

昨晩は、というか、暗くなってすぐのころに、思いもかけず、かなりの雨が降った。短時間だったが、朝もしっかり水溜りが残っている位だった。

遅れた種蒔をと、金、土、日と、畑に落とした、野菜の種。畑土の水分だけでなく、空からも与えられ、発芽はスムーズに進むだろう。私にとっては、好い雨だった。

今日は、畑の片付けの一環で、畝間の草刈。畝たてとか、種蒔と比較すると、片づけはなんとはなく、気分が乗らない作業だ。片付けも、次の作付けの準備でもあるのだが、ここまで、2月も、放置しておいた後だと、大変さが身にしみて、もっと早くやっておけば、との思いから、気が重くなるばかり。午前中に、あと少しばかりまでとなったが、午後には、出かけることはなかった。家で、だらだらと、駅伝を見ながら、過ごしてしまう。

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千切れ雲

2011-10-09 17:51:42 | 暮らし

10月9日(日)  いちじ  いちじ 

天気予報は、真っ赤なお日様マーク一色なのに、朝から、どんよりとした曇り空で、ポツポツと雨粒まで、落ちてくる。どの道、午前中は、精米などの家での作業を予定していたので、のんびりとしたスタート。ときどきの小雨とはいえ、ちょっと外に出ると、濡れるぐらいは降っている。夏の暑い時なら、この位、ちょうどよい涼感と気にもかけないのだが、10月も半ばくらいになると、そうはゆかなくなる。いちいち面倒だが、傘を開いて歩くことになる。

それにしても、天気予報との違いがひどすぎる。ポイント予報を見ても、だ。雨雲レーダーでは、南の海上を強い雨を降らす雨雲の帯が通過している。陸上にはかかっていないが、時折、小さな雨雲が、ふわーふわーと北上している。雨雲本体から、千切れたようなこの小さな雲が、雨を降らしている原因だ。このような現象は、予報できないのだろうと、納得する。それでも、御愛想ほどに、昼前には、太陽も顔を見せはするが、一日こんな天気だった。

午後は、あいまを見て、花畑に行き、カブの種蒔をして、不織布のべたがけをしてくる。

ちぎれ雲の降らせてくれた小雨のおかげで、のんびりの日曜日だった。

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日記

2011-10-08 18:03:07 | 農作業

10月8日(土) 

今日は、風もなく、日向で、作業をしていると、汗ばむほどだった。

今日も一日、耕起、種蒔、不織布の被覆。二日目の繰り返しで、夕方には、かなり腰にこたえてきた。風呂を焚いているので、ゆっくりと湯船に沈みたい。

聖護院ダイコン、辛味ダイコン、シュンギク、菜花の種蒔を終える。明日、花畑に、カブの種蒔を予定しているが、そうすると、とりあえずの秋、冬野菜の種蒔は、一段落となる。

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播種

2011-10-07 18:39:55 | 農作業

10月7日(金)  

秋晴。風は少々強いが、空気もすがすがしい。気持ちよい一日だ。一日畑作業だが、気分良く動けた。さすがに、夕方には、腰が痛く感じるが。

秀畑。雨降り前に、鶏ふんなどの肥料を散布し、耕して、鋤きこんでおいたので、ダイコンなどの種蒔をする。雨がかなり強く降ったので、土の表面は、固くなって(カサブタのように)いるし、当然、草の種は水分を吸って発芽の準備をしているはず。それで、種蒔をする前に、小型の管理機で、表面を耕して、均してから、種をまく。そして、飛来害虫予防のために、不織布をべた掛けする。

今日は、ダイコン、ホウレンソウ、チョウホウナ、シュンギク、サントウサイ、ミズナを蒔く。

これだけ注意をして、種蒔後すぐに不織布を掛けておいても、虫にやられる。花畑に、26日に蒔いた、菜っ葉類は、ひどいものだ。太陽熱処理をした畝に蒔いたのだが、まず、水分不足で、発芽がそろわなかったこと。ポツポツと発芽した所を、集中的に襲われたようで、双葉がどんどん消えてゆくように、喰われてしまった。発芽がそろえば、部分的に喰われる程度になったのだろうが、発芽を追いかけるように、喰って行ったようだ。

彼岸を過ぎれば、虫害も少なくなると、云われているが、天候の異変は、そうした言い伝えをも、無効にしてしまう。気候全体が緩やかに移行してゆくのなら、農作業も少しずらせば済むのだが、秋は秋。平年並みとか、平年以下の気温も襲ってくる。遅れての種蒔は、作物の生育を順調には進めない。

苦労しても、結果がゼロに近くなってしまうことが多くなり、我が物顔に歩き回っている虫たちを見ると、「殺虫剤」を、思い切り掛けて、皆殺しにしてしまいたい、そんな欲望にも駆られてしまう。

不織布の上を動き回る、ダイコンサルハムシ(26日蒔きの花畑)

今日も不織布を掛けておくが、どうなることだろう

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へこ

2011-10-06 18:53:42 | 暮らし

10月6日(木)  いちじ 

朝には、雨が止んでいたが、昨晩はかなりの雨量だった。大雨警報まで発令。雨量計ならぬ、ポリバケツは溢れるほどの水が溜まっていた。午前中は、まだ名残の雨が降るかもしれない予報だったが、降らなかった。畑は十分水分を吸ったが、昨晩の雨は、たたきつけるような雨で、害もあったようだ。まばらだった発芽がそろってほしい。午前中は、休んで、午後畑に行き、ニンニクだけは植え付けた。

昨日、野菜仲間と、雨休みで、お茶を飲んでた連れ合い。夕飯の時、こんなはなしをきいたと、話し出した。

『猫には、いくつか種類があって、「へこ」、「とこ」、「ねこ」といるんだって。家のソラは「へこ」だって』

我が家のソラ、すこぶる元気だ。最初の頃は、虚弱猫の様で、食も細いし、アレルギー症で、食べものによっては、毛が抜けて、赤い肌が出たり、痒がってかいてばかりで、よく毛が抜けていた。あまり動き回るでもなく、食卓や、机の上に飛び乗ることもほとんどなく、家の中で飼うには、手がかからなくて、いいねなどと話していた。今も、アレルギー猫用のキャットフードと、他の猫と違う魚のえさを、混ぜて食べさせている。相変わらず、肌は弱いようで、毛の薄い所はあるし、身体も小さい。大きくなる気配はない。

しかし、やはり、猫は猫であった。暖かくなるに従い、外に出るようになった。最初のうちは、用心しながら、濡縁の近くで、気持ちの良い所を選んで、ごろりとしていた。呼ぶと、小さい声で答え、すぐに戻ってきた。慣れるに従い、遠出をするようになり、かなりの時間、外にいるようになった。それでも、ゲージの中の餌場に戻って食べるし、夜はほとんど戻って、家の中にいる。門限は決めていないが、暗くなって、餌を食べたくなると、帰ってくる。夜、外に出ても、戻ってくるし、呼べば、ほとんど帰ってくる。もう、半年になるが、外泊は、一回もない。

一月ほど前だったが、夜外に出たソラが、濡縁に上がり、声を上げた。お帰りと云いながら、網戸を開けたが、あわててピシャリ。ソラの口もとにぶら下がるものがあった。それほどに長くはないが、ヤマカガシ(蛇)だった。外で遊ぶようになってから、蛇を銜えたのは、3度目のこと(私たちが見たのは)。バッタなどの虫を捕まえて、食べることもある。

それで、最初に戻るが、猫には、獲物をよく捕まえる猫とそうでない猫がいるし、捕まえる獲物に、傾向があるのだそうだ。ヘビをよく捕まえる猫は、「へこ」。トリをよく捕まえる猫は、「とこ」。ネズミをよく捕まえる猫は、「ねこ」。

じゃあ、モグラを捕まえるのが得意の猫がいたが、それは、「もこ」。何にも捕まえることなく、ぼけーっとしている猫は、「ぼこ」か。それとも、むだ飯だけを食っているから、「むこ」?

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秋雨

2011-10-05 17:46:03 | 暮らし

10月5日(水)  

夜中から降り始めた雨は、日中も続く。久しぶりの、まとまった雨。このまま続くと降りすぎ位になるようだが、ぜいたくは言えない。好き雨、恵みの雨だ。だが、気温は低く、一気に秋を深める雨になる。暗くなった今も、雨足は強くなりつつあるが、たたきつけるような雨だけにはしたくない。発芽したばかりや、しかかっている野菜の、幼芽を傷めてほしくない。

出荷の日であるが、端境期で、野菜は少なく、連れ合いは頭を抱えている。そんなもんだから、手伝いはせず、贈り物の米や卵の荷物作り。付き合いの悪い私たち、ご無沙汰が多いものだから、収穫の秋くらいは、新米や、若鶏のタマゴで、お詫びのお便りをということ。

午後は、施食会の会計をまとめ、農協貯金へ入れたり、ついでに、会計や、経過等の事務作業をやっておく。日暮れが早くなり、雨や曇りの日は、5時を過ぎると、真っ暗といえるほどになる。

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ひつじ

2011-10-04 18:55:14 | 農作業

10月4日(火)   いちじ 

秀畑。昨日、残したマルチを一畝張る。その後は、石灰、鶏ふんを運び、散布後、ロータリーで、耕し、畑土と混ぜ込んでおく。明日は、久しぶりに、雨が降り、二日ばかり続くようだ。畑は、カラカラに乾いている。今日の作業も、土埃を舞い上げながらだった。雨降り後に、ダイコンや葉物など、まだ蒔かなければならないものが、待っている。花畑の種蒔も、まだ発芽がそろっていない。この雨で、発芽がそろってほしいのだが。

所で、タイトルの「ひつじ」って、どんな意味だか分りますか。漢字はどんな漢字か分かりますか。

歳時記カレンダーを、久しぶりに、じっと見ました。今日は、4日か、と。そこに「穭(ひつじ)」。初めて見る漢字。そして、初めて聞く言葉でした。もちろん、「ひつじ=羊、未」は、知っていましたが。説明は次の通りでした。

イネを刈り取った刈株から青々とした芽が出てくる新芽は穭と呼ばれ、穭が連なる田を穭田という。古く和歌にも詠まれた言葉だが、馴染みは薄い。芽はそのままにしておくと穂を出す。

古文や和歌に詳しければ、知っているのだろうが、百人一首も取れない故に、全く知らなかった。私たちは、単純に、ヒコバエ、とか、二番穂、と呼んでいる。だから、穂を出すという説明は、知っていたが。そして、今見回すと、秋耕していない田んぼは、見事な「穭田」である。短いながらも、穂をつけた穭田は、この所の寒さに会い、黄金色に変色しつつある。

急に、秋の深まりを感じる、この頃である。

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彼岸花

2011-10-03 18:54:25 | 暮らし

10月3日(月)  ときどき 

秀畑。畝立マルチ機を運ぶ。畑周りの刈り草、かなり乾いているので、ところどころに集めて、火を付ける。完全には乾いていないので、白煙を上げながらだが、燃えて灰になる。機械を下ろして、一度帰宅して、鶏舎から、鶏ふんを袋詰めにして運び、施肥、鋤きこみ、畝立マルチ張り。ハクサイ等の作付け用だ。

今、彼岸花が満開だ。畑に行く途中の農道も、あちこちで、彼岸花が赤く咲いている。その中のある一角は見事だ。東に面した斜面の上に家があり、段々の田んぼが何枚か並んでいる。その斜面の大部分に、彼岸花が、群生している。畑からの帰り道がとりわけ見事だ。坂を下って、道が平らになると、左手の斜面一面が、真っ赤に見えるほどに、群生する彼岸花が、目に飛び込んでくる。米作りをしながら、彼岸過ぎの見事な景観を、思い描きながら、畔や、法面の草を刈っているのだろう。農作業という日常の仕事をしながら、景観を作る。自然と向き合いながらの労働だと、改めて思った。

所で、我が家の彼岸花ロード。

       

草刈をするのが少し早すぎた。緑の草が伸びすぎている。草を刈ってすぐだと、枯れた、茶色の地面に赤い花。それよりは、刈られた草が、少しばかり茎や葉を伸ばして、地面が少し緑に染まる頃の、開花が最もきれいに見える(好み、人それぞれだろうが)。いつ頃草を刈ればよいか、難しい。遅すぎると、何の予告もなく、延ばす花芽を刈り払ってしまうから。

もう一つ。近所の子供たちのグループが、木の枝を振り回して、かなりの花を刈り払ってしまった。子供たちにとって、群生している、真っ赤な花だけが付いている茎を、チャンバラよろしく、なぎ払うのは、気持ちの良い、残酷な遊びなのだろう。後日、遊んでいる子供たちに、連れ合いはさとしたと云う。

「彼岸花は、根に毒があるから、モグラやネズミは近寄らないんだよ。だから、田んぼの畔に、わざわざ彼岸花を植えて、ネズミやモグラが、畔に穴を開けるのを、防いでいるんだよ。ここの彼岸花も、増やして、畔に植えようと思っているの。」と。

子供達、判ったようだったよと、報告受けた。

                             

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施食会

2011-10-02 18:20:56 | 暮らし

10月2日(日) 

連れ合いは、琴の演奏会で、上京。私の方は、寺の行事、施食会。

初めてのことなので、なにやかやと、一日つぶれてしまう。丸丸一日かかっているわけではないのだが、要するに、他のことに手を付けれなく、一日過ぎると云う感じだ。その上、母は、在宅で、デイサービスの日なので、気持ちの上で、なにやかやということ。とにかく、無事に終わり、片づけを済ませ、家に帰ったのは、5時前ころ。ニワトリ、犬猫に挨拶を済ませ、家に入り、母の夕食を準備して、ホッとした所。これからは、テレビで、映画を見ながら、飲み直し。

おやすみなさい。

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