10月6日(月) のち
雨は降り続くが、静かな夜明け、まさに、台風の前の静けさ。どうなるだろうと思いつつも、家の中で、静かに待機するしかない。6時ころから、空気が動き出し、だんだんと外の音が大きくなる。雨も小降りで、連れ合いは、今のうちにと、犬の散歩や、畑の様子見に、走り回る。
8時を回ると、風雨が強まり、次第に暴風雨となる。テレビの台風情報をつけっぱなしで、様子を見ている。体は休めるに越したことはないと、横になり、時々うとうとしながら時間を過ごす。10時45分頃、突然、画面が消える。停電だ。最近の例から、すぐに回復するだろうと思いながら、携帯ラジオに切り替える。昼近くになると、雨は弱まり、明るくなる。しかし、南東から、南風、南西の風と変わってきた暴風は強さを増す。ほぼ、雨は上がるので、外の様子を見に出てみる。一回り。幸いなことに被害はほとんどない。ハウスも、天井換気部分が一部パイプから外れ、開港できない状態だが、これは風さえ収まればすぐ、直せる状態。
しかし、公会堂の隣の人が、公会堂のサッシのガラスが、割れていると、知らせに来る。一緒に行ってみると、大きな一枚ガラスが割れ、部屋の中に散らばっている。春頃に、一部小さく割れていたが、透明テープで応急修理で済ませておいたガラスだ。仕方のないこと。すぐ、集落内の大工さんに連絡、サッシ屋さんを手配してもらう。
昼を過ぎると、風も弱まる。しかし、電気はまだつかない。昼食時、連れ合い、パンを食べると、トーストしようとして、あっ電気がつかない。私も、コーヒーを温めようとして、あっ、停電だった。割れたガラスを片付けに行くが、小さなガラスくずは、箒ですべて取れないからと、掃除機を持って行くが、そうだ、電気が止まっている。寺の通帳の記帳に行き、ついでにと、農協のスタンドによると、停電のため給油できない。
夕方暗くなりかけても、復旧しない。早めにと、薪釜で、風呂を沸かす。ガス釜もあるが、こちらは電気が通じないと、使用できない。我が家は、薪でも風呂を沸かせるし、ガスコンロは、電池着火なので使える。オール電化の家では、こんな時、何もできないねと、話しながら、夕方の仕事をする。5時を回ると、外は明るいが、室内はもう暗い。仏壇を探し、ローソクを準備する。テーブルの上で、点灯し、この明るさでは、飯も食いにくいなと思う。
あきらめて、懐中電灯の光を持って、脱衣所に。薪が沸かしてくれた浴槽につかっていると、すぐ外のガス釜が、回復の声を上げる。停電が回復し、通電されたと教えてくれた。連れ合いも、ついたよと、浴室のスイッチを入れてくれた。
やはり、夜は明るいほうがよい。