畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

蝉の初鳴き

2023-07-03 18:54:58 | 暮らし

7月3日(月)

【曇り空だが、ときどき、うすぼんやりと、日差しがあるほどの天気が、昨日今日と続いている。蒸し暑い。昼上がりをすると、衣類を一式着替える季節になった。梅雨明けはまだ先で、西日本、特に九州では、甚大な被害が出るほどに、雨が降り続いている。しかし、こちらは、雨不足は解消されない。土曜日には、降ってくれたが、我が家の田畑当たりでは、降り終わっても、20㎜にもならない総雨量でしかなかった。畑にはよかったが、天水頼みの田んぼには、たまるほどの雨にはならなかった、と、山の棚田を作っている知人が、話していた。平年並みなら、明けるまで、20日ほどあるが、これから先、まとまって振ってくれるだろうか。

夕方、家の裏の畑の片づけ作業をやっていると、山の方から、小さな地鳴りのような音が。もしや、そういえば、昨日の夕方も、耳にしたようだが。耳を澄ますと、確かに、毎年聞く、セミの初鳴きだ。梅雨明け間近の蒸し暑い夕方、突然、地面から湧き上がるような、一斉の鳴き声。ヒメハルゼミの鳴き声だ。暑い夏の幕開けを告げるヒメハルゼミ。今年は、7月2日だ。

そういえば、この6月の初めの、万座温泉への途中、軽井沢を通った。林の中の道路を走っているとき、聞こえたのは、エゾハルゼミの鳴き声だった。まさか、こんな時期にと思ったが、ネットで調べて、軽井沢では6月が、エゾハルゼミのピークと知った。】

 

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コンバイン作業

2023-07-02 19:03:55 | 農業の事

7月2日(日)

稲作を始めたころ、近所の農家でコンバインを購入した。それはまだ小型で。運転者は歩行して作業するタイプだった。自走脱穀機のハーベスターに刈り取りと、脱穀済みの藁を処理する機能を付けたもので、このタイプの普及はなかった。基盤整備後数年すると、乗用型のコンバインが、あっという間に普及した。ほとんどが、二条刈りで、脱穀籾は袋取だった。農家の作業場には、灯油バーナーによる穀物乾燥機が据えられた。

秋の収穫は、晴天の日中、朝露が乾いたころから始まる。長方形に整備された水田のあちこちで、赤や青のコンバインが、みずすましのように、田んぼの中をぐるぐると、稲を刈り脱穀して、後ろに細断した藁を吐き出しながら走り回る。約30㎏ほどでいっぱいとなる籾袋が、おろされる。10aの面積だと、およそ30袋ほどになる。一日の刈り取り作業は、乾燥機の容量で決まってしまう。初めのころの乾燥機は、おおよそ20アールの収量分くらいの容量のものが多かった。

刈り終えるとと、乾燥機のスイッチを入れ、作業終了。モミの水分量にもよるが、翌朝には乾燥が仕上がるほどの速さになっている。翌日は、仕上がった乾燥モミをモミ置き場に排出してから、再び圃場に向かう。これが、コンバインの普及したころの収穫風景だった。四隅の刈り取りと、籾袋の運搬と、乾燥機へ入れる作業は人力で、暑さ厳しい収穫時の重労働だった。

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慈雨、けれど、食害も

2023-07-01 18:22:39 | 暮らし

7月1日(土)

【昨日の夕方頃から、シトシト、時折、パラパラしていたが、目を覚ます時間も、そんなだった。地面はうっすらと水気を含んだかなという程度には濡れていた。やっぱりこんなもんで終わるのかと、悲観的に思っていたが、今から畑に収穫に行ってくるよ、と、朝飯前の連れ合い。今日出荷の野菜を取りに行ってくるという。

8時前に帰ってくると、よかった、ちょうど取り終わるころに雨脚が強まってきた。雨は、テラスの屋根をたたく音がするほどに降り始めていた。その雨は、少し強まりながら、昼過ぎ頃まで降り続けてくれた。久しぶりの、裏庭の水たまり。畑の土もある程度は水を含んでくれるだろう。野菜たちも回復するか、生育してくれるか。草も一緒に伸びてくれるから、しっかり、中耕除草はしなければ。

でも、猿がやってきて、残ってた枝豆をやられちゃった。ナスも、きょんだと思うけど、小さいのまで全部食べられ、一つもとれなかった。

一山超えても、また次の山が、楽はできない。】

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