ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

祈り・稔り

2009-02-18 23:01:09 | 寓話集まで
    土砂降りの雨と 照りつける日差しが 秋の 豊かな稔りをもたらす 穏やかなここちよい気候は ひとを養うだけの食料を与えない 烈しさが 人間には必要だ やさしいだけでは 人間は生きていけない もちろん やさしくなければ 人間は 生きていけない 穏やかにここちよい眠りなしに 人間は 成長しない ああ 真夏の浜辺の 照りつける太陽 爽快な微風 冷たい海水 重力から一時解き放たれた運動 時 . . . 本文を読む