ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

五羽のカモメと四隻の船

2009-02-23 21:00:04 | 寓話集まで
    この五羽のカモメたちは群れであるというよりおのおの気儘に存在している だが共にあることを止める気配がない 四隻の船は停泊していたり座礁していたり横転していたり航行していたり別のカテゴリーのなかで行動しておりおのおのお互いに存在していないもののようだ うみがそらであり そらがうみである 陸はうみでなく そらは陸でない 近くの半島は遠く 遠くの岬は近い 放置されたワイセツな枯れ木が無人の築港 . . . 本文を読む