ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

霧笛33号〈編集後記〉

2015-03-09 23:16:58 | 霧笛編集後記
◆そして、冬も終わる。暦年が改まると、あっという間に年度が押し迫る。このところ、時の経つのがいや増して早い。「光陰矢のごとし」という常套表現が成り立つのは、年をとればとるほど時の経つのが加速度を増すからだ。四十代は急に早くなり、五十代になれば同じ速度を保つ、などということがなく、常に加速度を増すばかりであるからこそ、時の経つのは早い、とだれしもが思うのだ。小学校五、六年生で少し早いと思って以来、全 . . . 本文を読む