ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

5月18日(土)のつぶやき

2013-05-19 01:13:58 | 嫌いだ嫌いだ

橋爪大三朗、大沢真幸、宮台真司「おどろきの中国」講談社現代新書。これは、まさにそうなんだろうなと思わされる。妥当なことが語られていると思う。帯に大きく「そもそも『国家』なのか?」。そうだな、そもそも国家を超えたものかもしれない。ひとつの世界と言ったような。


日本は、長く中国を尊敬し、学び、深く影響を受けてきた。そもそも、日本の文字は、すべて、中国由来だ。孔子や老子はじめ、漢籍を学ぶことが勉学の一であり、百であった。中国が親であれば、朝鮮が長子、日本はその次。朝鮮が優等生で、日本は劣等生。


でも、今の日本人は、明治以降の歴史の展開の中で、より進歩し、優越したと思い込んでいる。歴史のスパンをどう取るかによって、感じ方は変わってくるのだな。


大沢真幸と宮台真司は、同い年だが、そうか、このふたりの社会学者は、大学生のころから、仲間だったのか。切磋琢磨するライバルだったのかどうか、詳しいことは知らないけど。



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