蓮の華が咲き
どこからともなく穏やかな陽が差す池のほとり
真っ青に晴れわたるわけでもなく
どんよりと曇っているわけでもない
あるひとびとは平穏な池面を見るともなく眺め
あるひとびとはベンチにゆったりと腰をかけ
せかせかと速足で歩くひとはいない
厳しい視線でひとを問い詰めるような監督者はいない
小賢しく立ち回り自分の居場所を探し求める必要もない
そこにおのずからゆったりとたたずんでいる
静穏な日々があたかも永遠に続く
曼珠沙華繚乱の
秋の真っ青な空の下
狂おしく息づかい荒く
歓喜の極致を味わい尽くす
大気圏はどこまでも澄みわたっている
成層圏も突き破るほどに
北極圏でもないのに
白昼にオーロラが美しく輝く
白夜はやがて
漆黒の闇に反転する
人間の肉体を底の底から蝕む
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