夢を見ているわけではない
朝起きて顔を洗って
パンを焼いて食べて
家を出る
まっとうな勤労生活
だが
夢を語る仕事
ではあった
何か
現にここにあるものではないもの
すでに実現したものではなく
ほっといても実現するものでもなく
夢を語ることなしには
実現しないようなこと
実現できるかできないか危ういもの
だから
すべてが実現するわけではない
語っただけのもの
実現しなかったもの
夢物語で終わったもの
ペテン師のような
巧く行けばしめたもの
巧く行かないときだってあるさ
みたいな
でもね
途方もない法螺話
ではない
もちろん
途方もない法螺話
だって世の中には必要なもの
だけど
ひとつのものごとに関わる多数の人々
そのすべての条件をクリアし
そのすべての理想を叶える
そうしてこそ
ものごとは実現する
最大公約数とか
最小公倍数とか言っても
言葉の比喩に過ぎないが
条件が必須の条件か否か
理想が必然の理想か過大な理想か
そのあたりの見極めを付けることで
実現するものが変わってくる
様々な関係者の条件が揺るぎないものか
妥協できるものか
その見極めを付けることで
成果は大きく変わる
現に与えられた条件の内側内側だけで実現できるもの
もう一方で
少しづつボトルネックをクリアすることで
実現できるもの
ほんの数か所ボトルネックを広げるだけで
たくさんの人々が悦ぶかたちが実現できるなら
そこを構想できるなら
そのほうが良いに決まっている
そんな夢を描くことが
ときどき
ペテン師まがいの所業になる
場合もある
でもね
ことは
始めなければ
決してゴールには辿り着かないものさ
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