昨日、念願の厚生労働大臣指定法人会議の第1回が厚生労働省で開かれました。ゴホゴホがひどかったのですが、マスク&プロポリスでうかがわせていただきました。周囲のみなさま、ゴホゴホ、ゴホゴホで、すみませんでした。
聴導犬、介助犬の厚生労働大臣指定法人と盲導犬育成団体(訓練と認定の双方を行っている)10団体様が厚生労働省へうかがわせていただきました。うれしかった。
補助犬の団体は、2種類に分かれます
①「訓練のみできる」登録を行っている団体
②「訓練」と「認定」のできる厚生労働大臣指定法人です。
厚生労働大臣指定法人になるためには、社会福祉法人や財団など、公益団体でなくてはなりません。
日本聴導犬協会は、育成団体としては、日本で初めて厚生労働大臣指定法人にしていただきました。現在は、国の管轄となる厚生労働省関東信越厚生局長所管にならせていただいております。
厚生労働大臣指定法人も2つに別れ、① 上記の育成団体 と ②各地のリハビリテーションセンターです。 育成団体とリハビリテーションセンターは、認定試験制度が始まった2003年当初からなんとなく、違和感があり、なかなか、日本聴導犬協会からお願いしても、席を同じくして、腹を割ったお話ができずにおりました。たぶん、「身体障害者補助犬法」の施行の理由が、「良くない育成団体から補助犬を貸与されたユーザーが被害にあっている」という理由も大きな理由だったからだと思います。歴史あるリハビリテーションセンターが、どこの何か、わからない、育成団体と一緒に話すこともないでしょう? ってことだったのかしら。その辺は不明ですが。
それでも、兵庫リハビリテーションセンター様は、有馬に認定委員を委託してくださっているので、ありがたいです。リハビリテーションセンターの認定はいとてもお勉強になりました。おかげさまです。「身体障害者補助犬法」施行で10年目。やっと、厚生労働省の音頭とりで、認定試験の当事者となる厚生労働大臣指定法人が集まり、これからの意見交換会も継続するようです。
これも、どれも、ユーザーさんのためです。みんな認定試験の内容が違えば、受験者はとまどいますし、不公平が生まれます。
また、「介助犬に戻りたい」(小学館)でも、かかれていますが、認定試験制度自体が、ユーザーが補助犬を選ぶことを妨げるようなハラスメントになってはならないと考えます。日本聴導犬協会では、ユーザーさんの許可を得て、公平性のために認定試験をすべてビデオ撮りし、要請があった場合には公開できるようにしています。それは、ユーザーさんがハラスメントを受けていないか。きちんとした公明正大な認定かを、証明するためです。
取材したアメリカでは、癌で余命1年といわれた方でさえ、補助犬の訓練を受け、残された人生を輝くものにしたいと願えば、育成団体が協力して、そのお手伝いをします。補助犬はユーザーさん自身の選択の結果であり、人権です。なにものも、それを妨げることはできませんし、希望の実現に一緒にがばるのが、育成団体、認定団体の使命だと考えてます。ゴッホゴホ。