有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

500 2007年もありがとうございました。2008年は、もっともっとよろしくお願い申し上げます。

2007-12-28 21:29:39 | 身体障害者福祉
「犬の協会ではなく、盲導犬を通じた障がい者福祉の団体です」
 そういわれたのは、1994年。英国盲導犬協会を訪問した折のことでした。
 今なら、当たり前のことを、取材者として福祉の知識も乏しかったために、盲導犬を取材するつもりで訪問した故の失言を、スタッフがすぐに指摘されたのでした。
 あれから、10年余。
 取材に来られる方々の中には、10年前の私のように、犬、聴導犬、介助犬を取材されるために来られます。そのたびに、私自身のことを思い返しながら、聴導犬も介助犬も、障がい者福祉という使命と意志がなければ、しつけの良いペット犬と変わりないというお話をさせていただきます。
 
 補助犬法が2002年から施行され、改正も行われました。すばらしいことです。
 さらに、障がい者の方たちが個人個人で自己主張できるそんな社会環境の構築が必要だと、感じております。来年は、新施設も竣工し、後進の育成。聴導犬、介助犬の頭数の増加、日本における補助犬パートナーや補助犬を取り巻く社会環境の改善をめざして、新しいねずみ年にむかって、意欲満々です。
 1996年のねずみ年生まれの(福)日本聴導犬協会。次のねずみ年めざして、これから、新しい12年が始まります。
 
 ご支援をいただくみなさま、実り豊かな2007年をありがとうございました。
 そして、2008年は、この若輩な協会に、もっともっと、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。スタッフともども、精進を重ねてまいります。