有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

730 聴導犬認定試験風景 

2010-03-26 20:36:22 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 写真は2009年度の受験生のお二人(許可をいただいております)。リードが、つっぱっていなく、たわんでいるのがお分かりになりますか? リードでコントロールするのではなく、聴導犬自身がTPOがかわって行動しています。ユーザーさんの目配り、管理能力もすばらしかったです。
 お二人とも、きちんとユーザーとしての義務を理解されています。愛される聴導犬になるためには、ユーザーさんはお母さんとして、自分の子を賢く、マナー良く育てないとならないのです。訓練所はそのご指導をさせていただきますが、自覚のないユーザーさんへの教育は難しいのです。

 合格、おめでとうございます!

729 聴導犬希望者、ちょっとずつですが、増えています

2010-03-26 20:18:40 | 補助犬&聴導犬&介助犬
▲2009年度の認定試験風景 お二人ともすばらしいです。松本駅にて

 ご支援者のみなさま、ボランティアのみなさま、本当にありがとうございます。みなさまのお力添えで、2010年度は東京、大阪、長野の3箇所の補助犬希望者の申し込みをいただいております。各都道府県への申請を待って、訓練に入ります。各々滞在訓練日は異なりますが、認定試験は2月ごろを予定しています。うれしいです。ちょっとずつですが、増えています。

 うれしいニュースです。おかげさまで2009年度は2名の方の聴導犬認定ができそうです。1名はすでに認定試験合格。あとの1名の方は、自宅での認定試験が27日。がんばってくださいね。

 認定試験の内容((福)日本聴導犬協会は補助犬育成団体では唯一の「聴導犬」「介助犬」の「認定」と「訓練」ができる厚生労働大臣指定法人):
① 書類申請(獣医学的な審査を含む)
② 面接(補助犬訓練士、耳鼻科医、言語聴覚士、社会福祉士、障害者相談員、全日本聴導犬ユーザーの会役員による)
③ 公的な場所でのユーザーの管理能力試験(電車とバスへの乗車。買い物時、レストランでのコントロール、公的な場での服従訓練の完成度)を拝見します。
④ 獣医師による審査
⑤ 自宅での訓練成果

 を拝見しています。ユーザーさんにとってはとても大変なステップであり、時間的な制限もあるので、一苦労ですが、合格されたときにはものすごい自信になられます。今年の3名の方にもがんばりすぎないように、がんばってほしいです。

728  OCAさんで学生ガイダンス用のデモンストレーション 

2010-03-26 19:57:49 | 補助犬&聴導犬&介助犬
 毎年授業をさせていただいているOCAさんで、高校生向けのガイダンスをさせていただきました。聴導犬と介助犬のデモンストレーションと、脳のしくみでの訓練方法についてなど、お話をいたしました。いつも、OCAさんの学生さんがお手伝いくださいますが、本当に気がついて、良い学生さんばかりです。お手伝いしてくださいまして、心からありがとうございます。

 OCAさんでのデモンストレーションの前に道頓堀に行き、じん君(大型の猟犬・フレンチハウンド)、らんちゃん(ビーグル&ジャックラッセルミックス)、こんちゃん(シーズー)の社会化もできました。想像と違ったのは、じん君が人気者だったこと。シャッターを開けたショップのお姉さんが「わぁ、かわいい」などどおっしゃりながら、飛び出してきたときには、ギョ!でした。じん君、大きな身体でビビッていたので、そのじん君を抱きしめようとされても、環境にビビッているじんの恐怖感が募るだけなので「まだ、未熟で・・。今度来たときにお願いします」などど、お詫びして、歩いてました。ひどい雨で、傘なしでの歩行でしたが、帰りは、3頭とも、しっぽも立ち、じん君が行きで怖がっていた、複数のおもちゃの合体も帰りには「なんだ、これ?」って感じで、鼻でクンクンしてました。人通りも帰りにはまったく意にかえさず、わずか20分ほどの社会化の効果を目の当たりにしました。
 声をかけてくださいました道頓堀商店街のみなさま、ありがとうございます。