有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

887 ごめんね。しろ君(相棒)。肉腫だなんて。

2011-07-06 16:54:42 | 補助犬&聴導犬&介助犬

 しろ君は右から1番目。写真は、今年4月。講演会でお邪魔した大学構内。元気に3頭で遊んでいました。このところ、ブログの更新できなかったこと、お許しください。みなさまから、ブログを更新しないと、協会の活動が見えないとご注意を受けたのですが、心底まいってます。

 ●デモンストレーションや協会を支えてくれた相棒しろ君に、肉腫が見つかりました。

 頼みの綱の協会主治医の柴内裕子先生からは

「時には、肉腫は1、2ヶ月で急激に成長してしまうこともあり、しろ君の場合は手術で肥大した肉腫(脾臓)は取り除いたけれど、胃や腸などあちこちに転移してしまった肉腫の治療方法はない」とのことでした。今は治すためではなく、痛みや不安を取り除くために、レメディや漢方をお願いしております。術後すでに、1ヶ月が経過していますが、食欲は落ちていますし、食べても吐くこともあります。

 台湾にうかがっている間は、大好きなソーシャライザーのY様宅で養生をさせていただきました。帰国し、2日からは、協会です。

 ハエを見れば、かわいいお尻をコチョコチョと振りながら、追っていますし、ボランティアのTさんのそばをついて歩いています。

 残された時間をどうやって、一緒に過ごしていいのか・・・。体中をさすり、涼しい場所を創り。食欲の出る物を探しています。

 協会犬には、常に、厳選したフードと野菜やくだもの。ヨーグルトや納豆も与えています。健康管理には非常に気をつけ、毎日のエクササイズは欠かしません。ドッグドッグ(全身検査)も行っております。何かあれば、すぐに近くの獣医さんで診てもらい、どれほど長寿を願っているか。子犬育てのボランティアさんたちのこれまでのお気持ちや応援してくださっているみなさまにお詫びのしようがありません。

 なにより、大事な大事なしろ君に、どのようにしてあげたら、良いのか、詫びても、詫びても、何の方策にもつながりません。スタッフも協会関係者も、一緒になって、しろ君に一番必要なことを考え、力を合わせています。