有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

86: 来年はサンディエゴで国際会議・・で、受賞なるか?

2005-12-14 16:36:55 | 身体障害者福祉
 ↑ 国際認定試験のテスター(試験官)であるRobin Dickson女史(抱っこしているのが、受験後のもりちゃん)とスタッフ(宮田村にて)。試験後ですが、何名かのスタッフは、2日ほど試験準備に寝てませんので・・・ぐったりと、表情に出てますが・・・。特に、デモ犬のしん君(写真左)は徹夜に付き合っていたのでぐったり・・・。犬も心労が絶えない?!。

 帰国したRobinからお手紙が来ました。
「合格かどうかは、ADI(国際アシスタンスドッグ協会)の理事会で決まることで、私は試験官として好成績の推薦状を理事会に提出しますね」
 とのことでした。
 
 国際レベルの認定試験では、組織構成、スタッフの意思の疎通、ユーザーさん、ボランティアさん、スタッフの義務への理解や倫理観。経理面やスポンサーの方への姿勢や報告。もちろん、育成した補助犬の訓練基準など、多岐にわたった試験を受けました。

 特に、聴導犬もりが、試験のためにユーザーさんがスーパーマーケットで買い物をしている最中にサラダを乗せたトレイが何個も床に落ちて、大きな音と食べ物や汁が飛び散ったにもかかわらず、平然と伏せをし続けていたことで、
「すばらしい、エクセレント」
 の世界的な訓練評価でも高いコメントをいただきました。
 ユーザーさんは、トレイが落ちたことに気づかず、淡々と買い物をし続けていらっしゃいました。スタッフも、これには、
「本番に強い、協会犬」
 を、最認識。思わず、もりちゃんに、感謝してしまいました。
 
 結果、通訳のアンドレアさんを含め、ユーザーさん、ボランティアさん、スタッフそして、(福)日本聴導犬協会を支援してくださっている、みーーんーな様の努力の賜物で、ADIの理事会への推薦状を、Robinに書いていただくことができました。
 すばらしい結果をいただけましたのも、すべて、(福)日本聴導犬協会を応援してくださいます皆様のおかげです。すばらしい応援をいただけることは、自慢すべきことです。

 結果は、来年1月ADI総会前の理事会で、決定されます。

 合格なら、サンディエゴのADI総会での表彰式です。
 楽しみでもあり、ドキドキでもあります。
 
 
 



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2 コメント

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おめでとうございます (MU@沖縄)
2005-12-14 17:07:51
それは、すごい名誉なことですね。

日本の補助犬におけるレベルの高さが知られるようになれれば、

その分、日本の責任も重くなりそうですね・・・。
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ありがとうございます。 (有馬もと)
2005-12-14 23:50:43
 一番は、お二人のユーザーさんの頑張りゆえです。本番であれだけ上がらずに、実力を発揮してくださいました。

 繰り返しになりますが、子犬を忍耐強く育ててくださっているソーシャライザーのみなさんや、なかなか成果の見えない(福)日本聴導犬協会に、長く支援してくださっている多くの支援者のみなさま、そしてご指導をさせていただいているスタッフの賜物です。         そのひとつが欠けても、今回の栄誉になつながりませんでした。

 この試験の結果は、スタートライン。これからずーとこのレベル&訓練の質を継続していかなくてはなりません。そのためには、協会にかかわるお一人お一人にも努力を続けていっていただかなくてはならないので、大変です。

 Muさんも、おうえんしてくださいね。

 いつの日にか、中国や台湾にも、行かせていただくことになるかも・・・?
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