「情報は生活で命です。生きるために不可欠なことです」
以前、お目にかかった耳の不自由な方からのお聞きしました。
いまだに、聴覚障害について相談にいった行政の窓口で「音が聞こえないだけでしょ?」といった誤解あるひどい言われ方をされたお母様がいました。我が子が聴覚障害とわかり、必死で相談にいったお母さんに対する行政の方の言葉です。まだまだ、耳が聞こえないことへの理解が低いということでしょう。
宮城県での「全国聴導犬キャラバン」(日本郵便株式会社 平成25年度「年賀寄附分配金」助成事業)では、東日本大震災に遭遇されたろう者の方々とお目にかかりました。
「地震は揺れでわかったけれど、つなみはまったくわからなかった。周りの人たちが逃げるのを見て、わからないけれど逃げた」
「地震後に、家族も家も大丈夫だったのでホッとしていたら、愛犬がクルクルと変な動きをします。『変だなあ』と思っていら、親戚が走りこんできて説明の間もなく、車に愛犬も一緒に乗せられた。親戚のおかげで助かった」
火災報知機や煙報知機などの他、緊急(暴風雨、つなみ、地震など)を報せるサイレンも、警報音は音声による物がほとんどです。
それらは耳の不自由な方には活用できません。その結果、健聴の方との人口比で比べると健聴者にとっても宮城県での耳の不自由な方の死亡率は2倍だったそうです。
有馬も含め、健聴の方は気づきにくいのですが、
「情報は水や食べ物と同じです。生活であり、命の維持にとって不可欠な物なのです」
11月23日24日に、全国ろうあ者連盟主催による 秋葉原UDXで行われる
「情報アクセスビリティ・フォーラム」に、お招きをいただきました。
↓ ユーザーさんとの合同訓練を開始まぢか。候補犬ぎんちゃん。22日のみの参加です。
情報の中に、聴導犬が入れていただけるのは光栄なことです。
光栄なことに、両日とも(福)日本聴導犬協会の聴導犬ユーザーさんやボランティアさんが協力してくださいます。
■23日のブース担当は、
① 聴導犬かるちゃんと『全日本聴導犬ユーザーの会』事務局の村澤久実子さん
② 訓練マネージャーのMAYUMI
③ 会長の有馬もと
■24日は
① 上記と同じ
② ボランティアの大澤さんご夫妻(関東地区広報支部長)
がうかがわせていただきます。
ぜひ、いらしてください。
■詳しくは 全日本ろうあ連盟 情報アクセシビリティ・フォーラム http://www.jfd.or.jp/iaf/
11月23日(金)~24日(日) 各エリアで開催時間帯が異なりますのでご注意下さい。→各エリアの日程表
場 所 東京・秋葉原UDX http://udx.jp/
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