有馬もとの補助犬訓練士ダイアリー

聴導犬・介助犬国際認定インストラクター(日本聴導犬協会)有馬もとのプライベートブログです。

146 久々のPro-Dog School(愛犬のしつけ教室)

2006-05-14 19:30:05 | 犬のしつけ&愛犬家
↑たくさんの方がたのサポートで、(福)日本聴導犬協会は成り立っています。Pro-Dog School(愛犬家のための学校) もそのひとつです。
  今年で8年目になりますが、第11回目を実施中です。40組、100人ちかいみなさまが参加されています。
 ダルメシアンから、シャパード、ゴールデンに、ラブ。プードルに、パピヨン。柴犬ちゃんに、コリー君にボーダーコリー。それからシべリアン・ハスキーと、ミックスちゃん。ビアデットコリー。コギー。ダップー(ダックスとプードルのミックス)。ポメ。ジャックラッセル。ビーグル。パグ。チワワ。アラスカンマラミュート。アメリカン・コッカ。ダックスと、カラフルな組み合わせです。
 聴導犬は、さまざまな犬種から育成することから犬種研究は、欠かせない課題でもあります。なので、ペット犬のしつけ教室と共に、スタッフも勉強をさせていただいている、観があります。

 今日は、最終日(5月21日)の駒ヶ根市でのパレードのための歩行訓練と、インストラクターの方々の愛犬の芸(術)の披露と、その中から好きな芸を各々インストラクターから学ぶというワークショップにしました。芸は、犬の脳を刺激すると共に、
飼い主さんが集中して犬との時間を過ごされるので、飼い主&愛犬の関係改善にも役立ちます。

 まずは、小林バニラちゃんの鼻の上にビスケットを乗せ「パックン」する芸。それから、土の上をゴロンゴロンして見せてくれました。
 南石暖(ダン)ちゃんは、お父さんとお母さんの間で、ボールをキャッチして、バッグに入れ、バッグをお父さんからお母さんへの受け渡し。と、お母さんがコンダクターのように指で暖ちゃんに命令してダンスをしてくれました。
 堀さんは、うららの輪くぐりと、福ちゃんとのエーデルワイスの踊り。うららのラダンス「テキーラ」は、時間がなく、後日ということになりました。
 荻原ようちゃんの「どうも」と、お姉ちゃんに合わせて両手を挙げる芸。
 碓田さくらちゃんの手の合図でくるりと回る「Roll」と、土の上をゴロンゴロンする「Round」。こわがりさんのさくらちゃんが、みんなの前で芸ができたのは、すばらしいことです。成長ぶりに、おかあさんとおねえちゃんも喜んでいらっしゃいました。
 矢沢アリスの輪を口でくわえて持ってくる。
 荒木ムースの、8の字と、お父さんが足をあげるとジャンプする。

 だいたいみなさん、均等に分かれ、芸を学ばれましたが、おもしろいのは、しつけのセミナーより、活気が出て、熱意があふれているんですね。必死の方もいらっしゃいました。見ていて、おもしろい。
 
 その後、希望者には、キャンプ用のテーブルセットを持ってきていただいていたので、食事のときのマナーの練習。これがマスターできれば、BBQも、ドッグカフェでも、大人しくしていられます。近くの「きりの実」さんから出前のソースかつどんや手打ちそば&タラの芽てんぷらなど、中央アルプスの駒ケ岳を望みながら、いただきました。「きりの実」さんの食事をいただくのは、この季節の楽しみでもあります。

 後、1回となったPro-Dog School。この愛犬家の中から、今後の指導者になるインストラクターになっていただける方が何人残ってくださるか。期待しています。

145 まるちゃん、南部小学校に入学

2006-05-10 22:46:53 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ソージャライザーの鈴木さん宅から協会に戻った「まる」ちゃん、あき兄ちゃんに続いて、箕輪村の南部小学校に5月9日から入学しました。

 ダックス&ラブ&コギー&ビーグルなのかなっていう、あきちゃんから、セッターのムックスのまるちゃんが入学し、子供たちも犬種の違いに、ついて、べ供していただきました。初め、なれない環境、たとえば、学校のチャイム、たくさんの子供たち、集団で動く子供たち、急に立ち上がり、急に礼をする子供たちといった具合に、まるが驚くことばかりでしたが、すぐになれ、2日目で導入完了といった具合です。
 まだ、教室の外を走る子供さんとかは、怖がっていますが、違った環境への適応力の高い子で、良かった。
 酒井先生&5年2組の21人さん、よろしくお願い申し上げます。

144 ボニー先生が移動する  犬連れ親睦会 

2006-05-10 22:28:00 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ボニー先生3日目。犬連れの親睦会。
 セミナーも3日目。みなさん、会場には馴れましたが、疲労も出てきていました。
 希望者のみ、親睦会に参加。会場の東京コミュニケーション・アート専門学校さんのスタッフにお聞きして、紹介していただいたLOOPで、28名が参加。犬連れなので、14頭も、一緒に入らせていただきました。

 みなさん、ボニー先生にお聞きしたいことがいっぱい。犬たちが、静かにテーブルの下に落ち着いているので、30分ごとに、移動してみなさんとお話をしていただくことになりました。普通は、先生が動かず、生徒さんが立ち代り入れ替わりですが、逆。通訳の和田さんと、ボニー先生がグラスを持って移動です。
 こんな非礼なことも、やさしく許してくださるのも、ボニー先生ならではのことでしょう。
 
 私は、ひさびさにお目にかかった井口先生、千葉先生、水野さん、あおいさんと、楽しいおしゃべり。ドッグトレーニングに精通しているみなさんだけに、教えていただくことがたくさんありました。

 LOOPは、アジアティストのお店でした。

142  ボニー先生 3日目 文字の認識=脳の発達 

2006-05-10 22:08:16 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ボニー先生 3日目。文字を認識する。新人・10ヶ月のあきちゃんも、がんばって文字を読む訓練を受けました。
 
 ボニー先生、本を出版されました。タイトルは「Teach Your Dog to Read」(「愛犬に『読む』ことを教えましょう」)です。現在、日本での翻訳&出版も考えられている最中です。さて、文字を読む訓練ですが、まず、「SIT」「DOWN」「ROLE」などのA4の紙に書いた英文字を、犬に見せその文字のとおりにしたらすかざず「Yes」と高い声で言って、ごほうびを与えます。そうすると、その文字の意味を認識できるというものです。
 人間も、文字を読む、遣うというのは、本来の人間の脳からすると、活性化が必要な行動になるそうです。そのために、文字を認識する工程で、本来脳は、4分割されるのですが、その全体が活性化されるそうです。

 犬も同じで「読む=文字の認識」によって、脳全体の活性化が行われ、「考える犬」になっていくというのが、ボニー先生の主張です。確かに、犬たちは、文字の紙を見せると自分たちで考え、行動を起します。(福)日本聴導犬協会のななちゃんは、3回目の参加ですが、「DOWN」で、すぐに伏せをしました。ちゃんと、前回のことを覚えていました。今回も、ボニー先生の愛弟子であるあおいさんに、リードを持っていただきました。頭の良いななちゃん、もっと頭が良くなります。



 
 

141 5日間の介助犬訓練セミナー始まる

2006-05-10 20:53:26 | 補助犬&聴導犬&介助犬
↑ボニー・バーゲン博士の「アカデミカル介助犬訓練セミナー」が5月1日からスタートしました。ボランティアさんも入れて、総勢50名。リピーターの方には、どんなすすめ方なのか、だいたいおわかりだったでしょうが、初めての方には、犬連れだし、まったく目新しい情報だし、実践もおりまぜているし、と、目うろこだった方もいらしたようです。
 セミナーでは、
1日目は、
1.「犯罪を犯した少年院での介助犬を導入した更生プログラム」
2.愛を知り、愛されることを知ることで、怒りを抑える
3.介助犬訓練
2日目は
1.補助犬に向く「気質の優れた犬の繁殖」
2.介助犬訓練

 教育学から発展した「脳」の話、認識学的な訓練など、アカデミカルゆえに納得させられる訓練方法なのです。10時から5時まで。休憩は1時間。ビッチリたち続けでの授業です。それも5日間。教育への情熱ゆえですが、ボニー先生の熱意に頭が下がりました。
 最後、7日は本当は1時まででしたが、先生のお申し出で、なんと4時まで延長され、質問や自分の連れている愛犬の性格判断まで、入れていただけました。

140 あきちゃん、猛・疲れ

2006-05-01 17:59:40 | 捨て犬&動物保護
↑あきちゃんの訓練開始。TVの撮影も入り、お疲れ!! 木にうなだれるティラノザウルスではありません。あきちゃんが椅子の足にあごをのせ、爆睡中。
 事前の訓練に入れるかどうかの審査では、あきちゃん、全般的に優秀でした。ちなみに、(福)日本聴導犬協会の通信簿では、5段階評価でAが一番上になります。
 あきちゃんの成績表でーす。まず、他の犬への態度(A)。子供さんへの態度(A)。人(若者男女、お年寄り男女。障害を持たれる男女。)への態度(A)。他の動物への態度(B)。所有欲のなさ(B)。独占欲へのなさ(B)。ストレスへの緩和(B)。初めての場所への適応性(A)。音への反応(A)。訓練能力の高さ(A)などでした。

 今日は、5月放送のTVの撮影もあり、あきちゃんは主役なので、猛・疲労でした。1ヶ月ぶりに再会したテレビ会社の増田さんは、
「大人になりましたねぇぇぇぇ」
 と、成長ぶりを誉めてくださいました。ソーシャライザーの松下さん、大澤さん、林さん、石川さん、そして最後に育ててくださった南部小学校の4年2組の21人+酒井先生へのご恩返しに・・・・がんばるのニャン(協会ネコ・ニャン太の飛び入り)。