ワールドカップのチケットが余っている

　今日のスポーツナビによりますと、ワールドカップのチケットを現地のスーパーでも販売に踏みきるそうです。開幕までおよそ２ヶ月に迫ったワールドカップですが、チケットは現状で５０万枚も余っているそうで、この余り具合をブラッダー会長以下、ＦＩＦＡの重鎮たちは予期できなかったのでしょうね。

　確かに今まではワールドカップの入場券を手に入れる事は至難の技でしたし、日本のファンの多くが現地観戦できなかったフランス大会のように、「チケットが手に入るであろう。」という見切り発車で出かけても、無駄に終わってしまうケースもありました。

　僕が考えるに南アフリカの人口を形成する上で大きな比率を集める黒人の皆さんが、チケットを手に入れるだけの収入がないことや、現地の治安問題に加えて、日本や欧州、アメリカといった南アフリカでお金を落とすであろうファンの国から、南アフリカが遠すぎるという面もあるような気がします。

　日本からどれくらいの方達が南アフリカを訪れるのか、報道されることはないのでわかりませんが、置き引きやスリといった犯罪や、気候の変化に注意しながら観戦を楽しんで欲しいと思います。南アフリカは今相当涼しいようですから、羽織るものがあると便利かもしれません。