塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

オランダリーグとポルトガルリーグに注目

2010-04-06 20:11:15 | 日記
 近年オランダリーグとポルトガルリーグでは、3強による独占支配が長年続いてきました。

 ポルトガルではFCポルトとベンフィカとスポルティングのリスボン勢
 オランダではPSVとアヤックス、そしてフェイエノールトがそうで、これらのクラブが良くも悪くもそれぞれのリーグの顔であり窓口だったのです。

 しかし2008-09シーズンオランダでは遂に3強独占の支配が崩れ、AZが念願のリーグ優勝を果たします。実はAZは1980-81シーズンもリーグ優勝を果たしていますが、彼らが優勝して以来、オランダリーグの優勝は3強の持ち回りとなっていました。

 そして今季のオランダリーグで首位を走っているのがFCトゥベンテというクラブで、もし今季優勝したならば彼らもAZ同様2度目の戴冠になります。
 トゥベンテは今季開幕前主力のふたり、アルナウトビッチをインテルへ、エリアをハンブルクへ放出しましたが、新規加入の選手は大きく上回る9名を迎え入れています。

 しかし現在首位を走っている事は、これらの新加入選手がきっちろと結果を出していて、同時に監督のマクラ-レンとクラブの相性が良かったということなのでしょう・

 マクラ-レンはイングランドを欧州選手権2008に導けなかった、あのスティーブ・マクラーレンと同一人物です。もしトゥベンテをオランダリーグの優勝に導いたならば、マクラーレンにとってのハイライトになるでしょうそ、自身の名誉挽回にもなるはずです。

 一方のポルトガルでは2000-01にボアビスタが3強を尻目に優勝をしていますが、その後は再び3強支配に逆戻りしています。
 ですからブラガが優勝したならそれはは画期的なことであり、ポルトガルリーグに新鮮な空気をもたらすことは間違いありません。

 5大リーグ以外の情報を僕たちは軽視しがちですが、今シーズンはオランダとポルトガルをもっと注目した方が良さそうです。ポルトガルにはセッツバルに元浦和の相馬も在籍していますしね。
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海外の方達から「日本を知らない」と言われても(3)

2010-04-06 16:13:25 | 日記
 僕がワールドカップで対戦する3カ国に対して知っている事柄を、思いつくまま下に書き出してみます。

 1・カメルーン
 フランス語が公用語。首都はヤワンデ。2000年のシドニーオリンピックで金メダルを獲得。パツリック・エムボマが東京ヴェルディとヴィッセル神戸、そしてガンバ大阪でプレイ経験あり。ニックネームは「不屈のライオン」。イタリア代表GKブッフォンが、息子の名前「ルイス・トマス」にしたのは、彼が敬愛するGKがカメルーン人のトマス・ヌコノだったため。

 2・オランダ
 「ポルター」によって国が海面より下に落ちないように工夫されている。
 「G-STAR」というジーズンメーカーは日本でも人気。チューリップと自転車で有名で、首都はアムステルダム。かつては世界に名だたる海洋国家でもあった。
 
 代表チームは「オランイェ」と呼ばれ、オランダリーグはアヤックスとPSV、フェイエノールトの3強支配で知られていたが、近年はAZとトゥベンテの躍進が目覚しい

 3・デンマーク
 公用語はデンマーク語。1992年の欧州選手権で優勝し一躍脚光を浴びる。デンマークの象徴ミカエル・ラウドルップはヴィセル神戸でもプレイの経験がある。
  
 ちなみにおもちゃの「レゴ・ブロック」はここデンマークで誕生した。代表チームは長らく「ヒュンメル」がサポートしていたが、近年は「アディダス」のサポートを受けている。
 フェイエノールト所属のトマソンは、2001ー02シーズンのUEFAカップ優勝を清水エスパルスの小野と一緒に味わっている。

 国ではなく個人のことに言及した事柄もありますが、他国のことを知る事は人間としての幅が広がりますし、ありがたいことだと思います。
 今回のワールドカップを機会に、日本のことを知りたいとおもうファンが増えてくれたら良いですね。
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海外の方達から「日本を知らない」と言われても(2)

2010-04-06 16:01:00 | 日記
 例えば野球のワールド・ベースボールクラシックで、世界王者の日本がアメリカや韓国、ヴェネズエラあたりは強敵と見なしても、南アフリカやオランダを脅威に感じるでしょうか?
 スポーツの世界に「絶対」と言う言葉はありませんから、時には痛い目をみるときがあります。もし僕が野球の代表監督でオランダや南アフリカのメディアからコメントを求められたなら、「侮れない」「全力で勝ちにいくよ。」など、差しさわりの無い「社交辞令」的な返答で場を凌ぐと思います。

 つまり日本の対戦相手3カ国も、「日本は侮れない相手ではあるが、脅威を感じるわけでもない」と考えているだけなのでしょう。彼らは日本のサッカー史をプロ化が始まった1993年から捉えている様で、それ以前のアマチュア時代にオリンピックで銅メダルを獲得した事や、奥寺がドイツで活躍した事などは気にしてさえいません。

 でもその事柄はファンである僕らだって普段は気にしていないのですから、海外の方達が注意を払わない事は当たり前のことです。

 ワールドカップは「攻撃的なサッカーで海外の賞賛を浴びたい。でも勝ち点3を手に入れるには守備重視の戦術が必要」という、日本にとって「ジレンマ」との戦いでもあります。
 1990年のカメルーンや2002年のセネガルのように、溌剌としたサッカーを展開し、賞賛と結果を同時に手に入れる可能性は非常に低い。

 ですから岡田監督以下日本代表は、
 「現実的な戦いで決勝トーナメントに進む」
 「日本サッカーここにあり。という攻撃サッカーを展開し、グループリーグを突破できずとも、潔い態度は崩さない。」
 というどちらかの選択肢を考えなければならない。僕はそう感じています。
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海外の方達から「日本を知らない」と言われても

2010-04-06 15:47:11 | 日記
 ワールドカップで対戦する3カ国の監督と選手達は、口を揃えて「日本のことはわからない。」と言いますね。そのコメントを聞くたびに「こんちくしょう!!」と悔しくなるのですが、冷静に判断すれば彼らの発言は至極「真っ当」なもので、地団駄踏んでいる僕の方が間抜けなんですよね。

 僕が「何故世界の人々は日本のことを知らないのだろう?」と思う背景には、日本が優れた文化を持ち、同時に優れたテクノロジーを生み出す国であることを理解しているからです。
 現代風に言えば「アニメ」「マンガ」そして「かわいい」などと言う言葉は世界を席巻していますが、文学にしても歌舞伎や狂言にしても、これらに関心を持ち研究している海外の方は沢山いますし、日本が生み出したバイクや車、そしてプリクラは世界中から大きな支持を得ています。

 つまりこれだけ世界に名の知れた商品や文化を日本が発信して言えるのに、どうして日本のことは知らないという返答が返って来るのか、わからないままでいたんです。

 でも僕に限らず日本人の多くは、カメルーンとオランダ、そしてデンマークのうわべだけの情報は持っていても、彼らの「真髄」まではわからないはずです。
 ですからもし僕がこの3カ国の記者からワールドカップの展望を聞かれたなら答える事はできても、文化や風習について尋ねられたら「わからない」「知らない」と答えていると思います。

 ですから「日本の事は知らない」と言われても、憤るよりも「それはそうだよね。」と考える方が賢明だと今は考えています。世界には多くの国があり、個人レベルで関わる事ができる国は限られていますし、同時にまだ日本のサッカーは発展途上にあると考えれば良いと思います。
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CSKAモスクワがホームでインテルを迎え撃つ

2010-04-06 01:27:36 | 日記
 CSKAモスクワがホームの「ルズニキ」にインテルを迎え、1990-91シーズンのスパルタク・モスクワ以来となる、ロシア勢のチャンピオンズ・リーグ4強進出を目指します。この90-91シーズン以降、ロシアのクラブがチャンピオンズ・リーグ(カップ)で好成績を残していない事は、昨夜のスポルトを見て知ったのですが、確かに言われてみればロシア勢が活躍した記億はないですね。

 かつてのUEFAカップでは2004-05シーズンにCSKAが、2007-08シーズンにゼニトが優勝していますが、やはり欧州最高峰の舞台で結果を出したいでしょうし、点差はわずか「1」ですから逆転のチャンスは充分残されています。

 僕の理想は本田が活躍してインテルが4強進出することですが、贅沢な悩みと言えます。

 一方バルセロナと戦うアーセナルはセスクが負傷欠場のため、厳しい戦いが予想されます。エースのベントナーが好調を維持していることは好材料ですが、昨年のバイエルンのように、下手をすれば大差で敗れるかもしれません。

 バルサ戦の大敗がクリンスマンの更迭に大きな影響を与えた事は間違いありませんが、たとえ敗れてもベンゲルのクビが飛ぶことはないでしょう。ただ従来の戦力補強の方法を見直すことになるかもしれませんが。

 もしセスクが出場したならば、果たしてバルサのファンはどのような態度で彼を迎え入れる予定だったのでしょうか。エミレーツのピッチにアンリが送り出された瞬間、アーセナルのファンはかつてのシンボルを惜しみない拍手で迎え入れました。

 恐らくカンプノウのファンはブーイングでセスクを出迎えることになったと思いますが、彼の欠場が決まっている今、その場面は僕らが想像するしかないのが、非常に残念です。
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