塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕の考えるアジア枠の使い方

2010-04-02 19:46:16 | 日記
 皆さんは「アリ・アル=ハブシ」という選手を覚えていないでしょうか?
 彼は今プレミアリーグのボルトン・ワンダラーズに在籍して5年目を迎えます。その前はノルウエーのリン・オスロに在籍していました。
 
 そんなアリ・アル=ハブシですが、2007-08シーズンは10試合の先発出場の機会がありましたが、昨シーズンの出場数は「0」なんです。
 ボルトンの指揮官ガリー・メクソンは、レギュラーシーズン全38試合を、フィンランド代表のヤースケライネンひとりで乗り切ったんです。つまりアリ・アル=ハブシは、完全に蚊帳の外に置かれていたというわけです。

 もし彼がプレミアに留まりたいと考えるなら話は別ですが、彼のようなアジアの実力者でもベンチが定位置ならば、アジア枠で獲得を検討するJ1のクラブがあっても良さそうな気がします。

 また2003シーズンのアジアMVPのメハディ・マハダビキアも、昨シーズンのフランクフルトでの出場数は12試合で得点は0です。
 今年33歳になり、イランはワールドカップへの出場を逃すなど、マハダビキアには苦しい時期ですが、例えば環境を変えてフレッシュな気持ちになることも大切な気がします。

 ですから彼らふたりのような実力者が、仮に日本でプレイしたならば、僕はきっと戦力になると期待しているのですが、皆さんはどうお考えになりますか。アジア枠は韓国やオーストラリアの選手用に作られたわけではありませんし、他のクラブと差別化する意味でも、中東の選手を獲得することは面白い試みだと思っています。
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韓国の選手達はどうして日本にやってくるのか?

2010-04-02 19:11:15 | 日記
 僕はJリーグを見ていていつも不思議に思う事があります。それは
 「どうして自国にプロリーグがあるのに、韓国の選手達は日本にやってくるのだろう。」という点です。

 1985年のメキシコワールドカップ予選の日本対韓国戦。日本は今も語り草となっている木村和司のFKで韓国の一矢報いましたが、史実のようにメキシコへ出かけたのは韓国でした。
 この時点で韓国は既にプロリーグが発足しており、当時の代表監督森考慈は「日本もプロ化に踏み切らない限り、韓国には永久に勝てない」と漏らしていました。

 つまり日本よりも歴史があり、韓国代表の強化にKリーグが果たした貢献は大きいにも関わらず、韓国の選手を日本のクラブが獲得することは、両国の間では日常茶飯事です。
 1993年のJリーグ開幕当時、サンフレッチェ広島のノ・ジュンユンが、韓国のファンから「売国奴」と罵られながら日本でプレイしていたことが、まるで嘘のような時代へと変化したのです。

 一般的に言われている事は
 「韓国サッカーは代表人気に支えられており、Kリーグの人気はさほでではない。」
 「ファンの声援もそうだが、Kリーグの施設よりもJリーグの施設の方が充実している。」
 という2点にあります。確かにJリーグ各クラブの芝は念入りに管理されていますし、各クラブはそれぞれアウェー用のバスツアーも企画しているくらいですから、韓国では個人レベルで敵地にまで、自分の贔屓クラブを応援に行く習慣がないのかもしれません。

 韓国の選手も本心では欧州に行きたいはずです。事実チョ・ジェジンやイ・グノがそうですよね。
 でも日本を中継地点として欧州に行くという考えは、僕は間違っていないと思います。

 韓国の選手が日本の市場を魅力的だと思っている事は嬉しいことですし、日本代表が韓国代表と戦う際は、スカウティングが容易になりますしね。
 韓国だけでなく中国や香港、そして東南アジアや西アジアなど、アジアの有力選手が日本を目指すようになれば面白いと思います。

 そのためのアジア枠ですし、日本でプレイしたことが東南アジアや西アジアの選手達に何らかの影響を与えたなら、それこそ日本冥利という物でしょうしね。
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マリオ・バロテッリについて僕がおもうこと(2)

2010-04-02 13:39:30 | 日記
 インテルの重鎮たち、そしてモウリーニョにしても「バロテッリは学ぶべき事が沢山ある。周囲の助言に耳を傾けなければならない。」とバロテッリを諭します。
 でもバロテッリからすれば、「俺は俺が考えたなりに懸命に汗を流している!!これ以上どこを改善したらいいいんだ!!」と思っているのではないでしょうか。

 つまりバロテッリ自身は、自分が周囲から承認されていないと感じ、そのため試合中度々集中力を切らした動きに繋がってしまうのではないかと僕は考えます。(フィオレンティーナ戦、前線でボールを奪われた際に、コンタクトレンズを落としたと言って、守備に戻らずモウリーニョ監督の怒りを買ったことがあるんです。)

 ですから時には周囲が意見するのではなく彼の肩を叩いたり、「よくやっているよ。」と労いの声をかけてから、「次の試合ではこの点に気をつけろ。」と、続いてアドバイスをしてやったら良いのにと思ってしまうんです。

 これは僕の推測ですが、彼は幼い時から肌の色や国籍のことで、いろいろからかわれたり陰口を叩かれたりしたのではないでしょうか。
 そこで自分の身を守る為に、周囲の意見ではなく自分の価値観を大切にするという信念を持ち合わせる用になったのではと考えます。

 憶測の域を出ないのですが、1部のメディアがアーセナルのセスクとバロテッリの間で、現金を交えた交換トレードが行われると囁いています。このようなトレードの記事もバロテッリからすれば、心情を傷つけられているのでしょう。

 僕の希望としては、彼を支えたいのなら
 「まずバロテッリを承認し、それから意見を伝える」ことが大切だと思います。
 そうしたならば、閉ざされたバロテッリの心の扉が開かれ、彼も素直な心で周囲の意見に耳を傾けるようになるのではないかと思います。
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マリオ・バロテッリについて僕がおもうこと

2010-04-02 13:17:32 | 日記
 CSKAモスクワに勝利しチャンピオンズ・リーグの4強進出が見えてきたインテルですが、その影でもうひとつ重大なニュースがあります。モウリーニョ監督と意見の相違で召集から漏れていたFWのマリオ・バロテッリが、自分の非を認め謝罪分を発表したのです。

 今イタリアではインテリスタのみならず、ファンの多くの視線がバロテッリに注がれています。
 何故かと言いますと
 「バロテッリはイタリア国籍だが、ルーツはアフリカにあるため肌の色が黒い。従って人種差別的チャントがスタジアムに鳴り響く」
 「バロテッリの技量は素晴らしい。果たして彼はワールドカップに連れていくべきか」

 こうしたバロテッリに対しての様々な議論が、イタリア国内では行われています。
 実際スタジアムでは心無いファンの一部が、彼を辱めるようなチャントを彼に浴びせていますし、バロテッリも自身のルーツであるガーナから、代表入りの打診を受けましたが断りをいれています。

 皮肉な事にバロテッリが誰もが羨むようなサッカーの資質を備えているからこそ、問題は大きくなる一方なんですね。ガーナからの代表の誘いにしても、スタジアム内での人種差別的チャントなど、彼がひどく凡庸な選手ならば、起こり得ない問題と言えます。

 そしてそのような周囲の視線や発言が、今年20歳になる彼の心を傷つけ、そして負担になっているのではないかと僕は思うのです。

 
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ルーキーについて

2010-04-02 13:01:43 | 日記
 皆さんの職場には新入社員の配属はありますか?
 僕のスーパーは新入社員配属の情報が何もないのでわかりませんが、もしかすると新規の採用は無いのかもしれません。

 僕も新入社員社員時代に経験があるんですが、
 「パートさんやアルバイトよりも高い給料を貰っている」
 「でも仕事が一番できない身分」
 この差に悩み憂鬱になったことを今でもよく覚えています。矛盾しているなと感じたんです。

 ですから昨シーズン横浜F・マリノスのFW渡邊が、同じF・マリノスのFWだった城の持つ、新人最多ゴールの記録を塗り替えたニュースや、アントラーズに入団した大迫が、オリベイラ監督の目に止まり、初年度から1軍でプレイする機会が与えられた事は、僕らが考えている以上に、彼らにとって素晴らしい出来事のはずです。

 同じプロでもルーキーと中堅、そしてベテランを同じ視線で批評するべきなのか、それとも与えられた役割や役職(例えばキャプテンやキャプテン代理)、在籍年数で批評の方法を変えるべきなのか僕はいつも迷うのですが、同じプロといっても投げかける言葉は違ってもおかしくはないと思っています。

 むしろ新人の年から、周囲が寄せた期待以上の働きをした選手がいたなら、その選手のトレーニング方法や日常生活の過ごし方やメンタルに至るまで、結果を残す為に行った準備を教えてもらいたいものです。僕らにも参考になる点が沢山あると思うので。
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