塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーの話題は既に2010-11シーズンに

2010-04-16 21:04:48 | 日記
 2010シーズンはこれからが佳境というのに、世間のファンの目線は既に2010-11シーズンに移りつつあります。このせわしないほどの慌しい動きを、もう止める手段はないのでしょうね。例えば来シーズンに向けての動きがどんなものか、以下の事から推測できます。

 1・選手の移籍の予測記事
 ワールド・サッカーダイジェストもワールド・サッカーキングも、15日発売の最新号で来季の各クラブの補強ポイントをこまかくチェックしています。
 特にダイジェストは「4大リーグ」と銘打ち、リーグ1を含めた「5大リーグ」の名称を使っていないことに驚きました。4大リーグとフランスにポルトガルを含めたそれら以外のリーグは、是正することができないほどの経済格差がるということでしょうか。

 2・チェルシーが既に来季の新ジャージを公表
 アディダス・ジャパンはお値段据え置きの9975円で、チェルシーの2010-11シーズンのジャージを公表しています。ネット通販最大手の「フットボール・パーク」では予約も開始しています。
 襟元にアクセントとして赤を使っているのが特徴で、非常にシンプルなデザインが特徴です。

 今季のチェルシーのジャージは、ジップアップの形がファンに間でも賛否あったようですが、この新製品は満遍なく受け入れられると思います。

 3・今季の品もバーゲンの対象
 各店来季の商品入荷を見込んでか、今季の商品が既にセール価格でかえることが多いようです。ワールドカップ関連の商品は別ですが、それ以外のジャージにパンツ、ストッキングからサッカーバッグに至るまで、ネット通販の多くが大幅な割引を行っています。

 商品サイクルから選手の移籍まで、尋常でないスピードで動く近年のサッカー界ですが、「牧歌的」と非難されても構わないので、一回足を止めて昔のようないたわりを取り戻す必要があるのではないでしょうか。
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理念を捨てては現実は見えない

2010-04-16 20:44:23 | 日記
 セルビア戦の敗北後、岡田監督は3バックの導入を示唆しましたが、僕は3バックの導入には反対です。デンマークもオランダも両翼を活かしたサッカーが持ち味ですから、わざわざ日本が彼らに両サイドのオープンスペースを与える必要はありません。
 
 また3バックですと、マイボールになっても前線へのフィードがロングボール一辺倒になりがちです。ですからせっかく手にしたマイボールも、簡単に相手に奪われては常に味方陣内で戦わねばなりません。
 体力と精神力のどちらの面を考えても、3バックにメリットは無いと僕は考えます。

 しかしこの僕の意見は「建前」です。
 本音では「4バックを捨てる事は、岡田監督が理念を捨てること。」だと考えます。
 
 確かに3バックを敷くことで、ゴール中央の守備は強化されます。しかし岡田監督が就任時より提唱してきたサッカー、早いパス回しやボールと選手が連動するサッカーは、完全に「絵に書いた餅」になってしまいます。

 勝ち点3を得るために3バックを用意する必要があるのはわかります。しかしその戦法は「理念」を捨ててまで導入する必要はないはずです。理念を捨てず相手に怯むことなく戦うこと。まず勝ち点を計算して決勝トーナメント進出に色気を見せるのではなく、まず自分たちに自信を持てるような、そんな準備をすることが大切だと思うのです。

 3-5-2や4-1-4-1など、岡田監督の頭には幾つかの布陣が描かれているはずですが、今まで一番重用してきた4-2-3-1の完成度を高めることが先決でしょう。更に正直に告白するならば、「今更3バック?」と罵りたくなる僕がいることも否定しません。

 やはりワールドカップには、自分たちの一番こなしてきた布陣を敷くべきだと僕は強く思うのです。
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龍時を読んで考えた事

2010-04-16 01:11:03 | 日記
 皆さんはワールド・サッカーキングで連載されている「龍時」を読んでいますか?
 龍時は故野沢尚氏の原作を基に漫画化したもので、原作は文芸春秋から発売されています。原作と漫画の両方の愛読者というファンの方も多いのではないでしょうか。
 僕自身原作は3巻全部持っていますし、漫画の方も愛読しています。

 15日発売されたサッカー・キングの最新号では、龍時のひたむきなフリーランニングや、1対1での勝負を恐れない姿勢が、守勢にまわって覇気の無かった味方たちが、龍時の姿を見て自分たちがピッチの上に立っている「目的」を思い出すシーンが描かれています。

 今漫画では2巻目にあたる「龍時02-03」を描いています。
 
 龍時は日本からスペインの「アトランティコ」いうクラブに在籍したのち、「ベティス」に移籍します。当然セヴィージャとの「アンダルシア・ダービー」のシーンも出てきますし、セビージャには韓国人の選手が在籍するという設定を野沢氏は行っています。

 漫画では今ベティスはバレンシアと戦っています。
 そしてベティスは不利な状況に追い込まれていたんですが、龍時の懸命な姿に胸を打たれた同僚のファニートという選手がこう呟くんです。

 「2-0だろうが5-0だろうが、負けは負けじゃないか!!」
 そう呟いて彼はサッカー本来の目的である、シュートを打つ事を目指し、バレンシアの選手からボールを奪う為に、自陣のエリアから前線に駆け出すんです。

 僕は普段漫画は読まない方ですが、このファニートの言葉は胸に響きましたね。
 確かにサッカーは、相手より多くの得点を奪わない限り勝利できません。1-0の最少失点だろうが、2-6のような大敗だろうが負けは負けです。もちろん負けにも内容のある負け方がありますが、得られる勝ち点は「0」で共通しています。

 敗北が積み重なればそれだけ「降格」に近づきますし、事実現実のベティスは昨シーズン2部に降格しましたね。

 野沢氏が他界してしまったため、龍時は永遠の未完の物語になりました。3巻の「03-04」で龍時はアテネ五輪に召集され、決勝でセレソンと戦う形になるのですが。
 もし野沢氏が生きていたら、龍時はどのような形でワールドカップに関わったのでしょうか。それは僕らがそれぞれ考えたら良いのかもしれません。
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