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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

鳩山政権と日本代表の共通点

2010-06-02 23:31:09 | 日記
 今日瓦解した鳩山政権と日本代表には、幾つかの共通点があったと思うので、下に書き出してみたいと思います。

 共通点その1
 「自身の発言がしがらみとなった。」

 鳩山総理は「5月末までに普天間基地問題を解決する。」と語り、岡田監督は「ワールドカップベスト4」を常に口にだしてきました。

 つまり自身の発言で身動きがとれなくなり、同時にの目標を微調整することが出来なくなってしまったわけです。

 「以前考えていたよりも、調整に時間がかかることがわかった。問題点は今これだけある。だから普天間の基地問題を解決する為の時間を、私にもっと与えてくれないか。」

 「日本のベスト4を目指す戦いは変わらないが、そのためにこういった布陣とこういった戦略を考えている。だからファンの方とメディアの皆さんは、その点を注意して観戦して欲しいと思っている。」

 ふたりがそうアナウンスし、方針を伝えてくれたなら、もう少し違った形が見えてきたと思うのです。

 共通点その2
「発言の変化が大きい」

 岡田監督が進退伺いを発表した韓国戦後の記者会見は、やはり誤りでした。
 
 監督の求心力は監督の発言や、試合中の身振りや動作でも判別できます。ですから代表監督は発言も身振りも、そして公式スーツの着こなしまでもが、僕らの判断材料になってしまいます。

 進退伺いはベスト4という目標と、全くつじつまが合っていませんでした。ですから尚更目立つ発言になった。そして監督を支えるアシスタントコーチが、代表監督を補佐しているのかどうか、それすら怪しい雰囲気を露呈してしまいました。

 鳩山総理も小沢幹事長と秘書に振り回された事も確かですが、つじつまという点では総理自身の発言が、どこか嗜みから外れていたように感じられました。

 どうかワールドカップの期間中、日本代表が空中分解せず、最後までまとまりを見せて欲しいと考えます。カメルーンの内紛を今の日本が笑っていられるほど、ゆとりは全く無いはずですから。
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インテルの後任人事

2010-06-02 20:03:13 | 日記
 監督人事が最優先事項なのはインテルも同じです。

 候補とうたわれていたファビオ・カペロは、イングランド代表との契約を続行するようですし、フース・ヒディンクとラファエル・ベニテスというビッグネームの他、ルチアーノ・スパレッティとドゥンガの名前もリストアップされているようです。

 ただイタリア史上初めて3冠を達成したクラブの指揮官の後釜とあっては、その椅子の座り御心地は奇妙な物でしょうね。
 
 またローマとの間柄を考えるなら、スパレッティの招聘は現実的では無い様に思います。近年インテルはラツィオとのトレード(2004年のスタンコビッチ、2009年のパンデフ)で成果を挙げている面があるので、ブルディッソの移籍話を含めると、ローマとの間に緊張状態をつくる必要は無いと思います。

 インテルのOBの多くは、既に監督業をはじめています。

 ローラン・ブラン(前ボルドー ドメネクの後を継いで、フランス代表監督就任が決定)
 ユルゲン・クリンスマン(前バイエルン ドイツワールドカップではドイツを3位に導く)
 ワルテル・ゼンガ(前パレルモ カターニャ時代に森本を指導していたこと知られる)
 シニシャ・ミハイロビッチ(前カターニャ フィオレンティーナの指揮官に就任)
 ロタール・マテウス(元ハンガリー代表監督。パルチザン・ベオグラードでの指揮経験もあり)

 僕としてはブランがいいなあ。と思っていましたが、フランス代表監督という最高の椅子が回ってきたのでは仕方がありません。

 こうしてみるとインテルのOBたちでも、モウリーニョの後任は務まりそうにもありません。僕としてはベニテスよりもヒディンクの方に期待したいところなのですが。
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鳩山ショックと代表の監督選び

2010-06-02 19:43:51 | 日記
 今日はまさに「鳩山ショック」の1日でした。
 
 しかし明後日4日には、後任人事を決定しなければならないとのことで、今民主党は大急ぎで後任候補の確定に奔走しています。

 日本代表もワールドカップ終了後、新たな監督を迎え入れますが、これからの日本サッカーをどのように成長させるのか、その成長に不可欠な人物像はどのようなものか、まずこの2点を明確にして、それから代表監督の選定に進んで欲しいと思います。
 
 少なくとも民主党のような時間の無さは、今の日本サッカー協会には無いはずですしね。

 真意のほどはわかりませんが、ジェフに打診をする前に、「オシムが」の一言でイビチャ・オシムが指名された2006年のような出来事は当然避けるべきですし、トルシエ時代に山本コーチがトルシエの顔を立てながらも、時には報道陣の質問に答え、時には選手達を批判から守ったように、日本人監督であれ外国人監督であれ、監督を支えるアシスタント・コーチやドクター、そして広報などの人選も、今まで以上に神経を使うべきでしょう。

 今回の日本代表は海外でも全く注目されていないようで、大抵のメディアが3戦全敗を予想し、日本より下に位置する国は、北朝鮮のみと捉えているところもあるようです。

 ドイツ以後の4年という時間の使い方の審判がまもなく下るわけですが、その判断材料には協会の監督選びが含まれることは間違いありません。
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ブラジルがブラジルである理由

2010-06-02 16:41:12 | 日記
 相手がブラジルだからといって、戦う前から相手の戦意が喪失することはもう無いでしょう。

 かつてはブラジルの選手のほとんどはブラジル国内でプレイしていましたし、今ほど通信機器の発達と輸送手段が限られていた時代では、選手の情報も錯綜していましたから、どこかでブラジルの対戦相手が、勝手に「ブラジルはこうだ。」という思い込みをしていた部分もあると思います。

 でもブラジル国内でプレイする選手は減少し、代表の主力が欧州に活躍を求めている今、対戦国の偵察部隊はブラジルを訪れなくとも、テレビやDVDの映像で選手の解析ができるようになりましたし、ブラジルが持っていた「神秘性」、例えばペレやガリンシャの逸話などは、遠い彼方に消えようとしています。

 でもブラジルはブラジルです。

 世界の各国がブラジルに持つ「畏敬」の念は、今も行き続けています。

 1930年の第1回大会から、2010年大会まで本大会全てにエントリーし、2014年の開催国でもあるブラジル。

 ワールドカップ5回の優勝は史上最多であり、世界ではじめてジュール・リメ杯の永久保持を求められた国、それがブラジル

 1970年と1982年の伝説が今も語られるブラジル。そして幾多の名選手は輩出してきたブラジルとその風土。

 僕たちはやはりブラジルを特別な国と感じています。
 ですから
 「これだけの厳しいグループリーグだが、グループリーグで敗退するはずがない」
 選手とドゥンガはそう考えていると思います。

 特に1990年代常にブラジルの顔であったドゥンガにとって、これくらいの緊張はむしろ当然であり、心地よいのかもしれません。
 
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ブラジル、グループリーグで敗退の可能性もあり得る

2010-06-02 16:19:11 | 日記
 2002年は「トルコと中国、そしてコスタリカ」
 2006年は「日本とクロアチア、そしてオーストラリア」

 先に行われた2大会において、ブラジルのグループリーグでの組み合わせは非常に恵まれたもので、宿敵アルゼンチンの関係者からすれば、臍をかむ心境だったでしょう。

 しかし今大会のブラジルの組み合わせは
 「北朝鮮とポルトガル、そしてコート・ジボワール」になりました。

 過去2大会とは比較にならないほど厳しいグループに入ったブラジルが、グループリーグで敗退することもあり得る!!
 と僕は考えます。

 まず誰もがアウトサイダーを捉えていた北朝鮮は、エースのチョン・テセを含め、選手のコンディションが非常に良好のようなので、このコンディションの差が、主力の多くが疲労を溜め込んでいるであろう他の3ヶ国を、脅かす存在になると思います。

 またコート・ジボワールのように、フィジカル・コンタクトに長けたチームは、ブラジルならずとも厄介と言えるでしょうね。 ブラジル、ポルトガル同様にパスワークで勝負する日本代表との親善試合を、この両国は参考にするかもしれません。

 またポルトガルは予選では多くの躓きを見せましたが、2002年のワールドカップ以降、欧州選手権を含めたビッグトーナメント全ての予選を勝ち抜き、見事本大会にエントリーしてきました。

 選手達もポルト、ベンフィカ。スポルティングの国内3強に留まらず、他国のリーグに積極的に参戦し、様々な価値観を体験してきましたから、かつて見られた「勝負弱さ」が顔を見せる事が少なくなりました。

 北朝鮮を除く3カ国グループリーグで対戦する事は、ファンの多くが勿体無いと思っています。

 でも北朝鮮が1966年大会のように、大きな旋風を巻き起こす可能性もありますから、北朝鮮を楽な相手と結論ずけるのは、非常に危険と言えそうです。
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