「どの国の人間も、他の全ての国の人とだんだん似てくるわ。
個性も文化も理想も文化もなくなってしまう。 なんにも、なんにもなくなってしまうのよ。」
これは6月5日発売のメンズ・プレシャスの36、37ページに掲載されている、ポール・ポウルズという作家の作品、「シェルタリング・スカイ」から引用されていることばです。
僕はこの方の人生や作品について全くの無知なのですが、以前からサッカーの世界も同じ出来事が起こっているなと思いました。今回のワールドカップに向けてのガイドを、僕が6月3日発売のワールドサッカー・ダイジェストにしたのですが、戦術から23名の選手選択に至るまで、各国が非常に似通っていて、どこかつまらないなと思っていたんです。
このガイドでは北朝鮮の布陣を5-3-2、ギリシャが4-3-3のオプションとして5-3-2、同じようにウルグアイが4-4-2の布陣のオプションとして3-4-1-2を視野に入れている以外、各国の布陣を4-2-3-1、4-4-2、そして4-3-3と、全て4バックとして捉えている上、エントリーされている選手の多くは、ファンの殆どがしっている顔触れなんです。
ファンが知らない選手の多くは北朝鮮のように、政治的に遮断されている国、もしくはニュージーランドやホンジュラスのように、久しぶりのワールドカップというどちらかと言えばマイナスの意味合いなんですね。
通信機器の発達と、選手の多くが欧州でプレイしている今、戦術でも布陣でも僕らが新鮮味を感じる事は非常に少なくなってしまいました。
ですからビエルサ率いるチリ代表が、中盤菱形の3-4-3(つまりトップ下を置く!!)に加え、サプライヤーがブルックスという点が、僕から見ればもう面白くてたまらないのです。
ブルックスはアメリカのブランドで、アメリカでも日本でもランニングシュース、ウオーキングシューズの分野で非常に高い評価を得ています。その会社がサッカーのジャージを、チリ代表に供給するという観点が面白いですし、個性的だと思うのです。
正直チリが地震の被害にあったとき、チリ代表はワールドカップに向けて準備できるのか不安になりましたが、彼らはワールドカップへの棄権をしませんでした。
今は彼らの戦いぶりを、チリの皆さんも期待していると思います。チリの皆さんが笑顔になれるような戦いができると良いですね。
個性も文化も理想も文化もなくなってしまう。 なんにも、なんにもなくなってしまうのよ。」
これは6月5日発売のメンズ・プレシャスの36、37ページに掲載されている、ポール・ポウルズという作家の作品、「シェルタリング・スカイ」から引用されていることばです。
僕はこの方の人生や作品について全くの無知なのですが、以前からサッカーの世界も同じ出来事が起こっているなと思いました。今回のワールドカップに向けてのガイドを、僕が6月3日発売のワールドサッカー・ダイジェストにしたのですが、戦術から23名の選手選択に至るまで、各国が非常に似通っていて、どこかつまらないなと思っていたんです。
このガイドでは北朝鮮の布陣を5-3-2、ギリシャが4-3-3のオプションとして5-3-2、同じようにウルグアイが4-4-2の布陣のオプションとして3-4-1-2を視野に入れている以外、各国の布陣を4-2-3-1、4-4-2、そして4-3-3と、全て4バックとして捉えている上、エントリーされている選手の多くは、ファンの殆どがしっている顔触れなんです。
ファンが知らない選手の多くは北朝鮮のように、政治的に遮断されている国、もしくはニュージーランドやホンジュラスのように、久しぶりのワールドカップというどちらかと言えばマイナスの意味合いなんですね。
通信機器の発達と、選手の多くが欧州でプレイしている今、戦術でも布陣でも僕らが新鮮味を感じる事は非常に少なくなってしまいました。
ですからビエルサ率いるチリ代表が、中盤菱形の3-4-3(つまりトップ下を置く!!)に加え、サプライヤーがブルックスという点が、僕から見ればもう面白くてたまらないのです。
ブルックスはアメリカのブランドで、アメリカでも日本でもランニングシュース、ウオーキングシューズの分野で非常に高い評価を得ています。その会社がサッカーのジャージを、チリ代表に供給するという観点が面白いですし、個性的だと思うのです。
正直チリが地震の被害にあったとき、チリ代表はワールドカップに向けて準備できるのか不安になりましたが、彼らはワールドカップへの棄権をしませんでした。
今は彼らの戦いぶりを、チリの皆さんも期待していると思います。チリの皆さんが笑顔になれるような戦いができると良いですね。