塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本の冒険が幕を閉じる(2)

2010-06-30 02:17:49 | 日記
 日本は不安視されていた守備の崩壊がありませんでした。全く出番の無かった岩政には申し訳ありませんが、それだけ中澤と闘り王のふたりの出来は素晴らしかったといえます。

 もしどちらかふたりを欠いていたなら、日本は16強進出は果たせなかったと思います。

 また森本の出場機会が無かった事も、個人的に残念でした。
 
 それは本田が結果を残した事もありますし、選手交代の際彼を中盤に下げる選択肢もある。
 要は本田がFWだけでなく、本職のMFでも使える汎用性の高さが、岡田監督のお眼鏡にかなったと言えるとでしょう。

 でも冷静に判断すれば、ベスト8の壁は簡単に突破できません。

 今日のパラグアイは過去3度ベスト8の壁に阻まれていますし、歴代最強の異名を誇った今大会の韓国も、日本と同じ結果でした。

 2002年のセネガルは初戦で王者フランスを破った勢いがありましたし、1998年の3位クロアチアは初出場でしたが、その歩みは既に解体前の旧ユーゴ時代から存在しましたから、ある意味差し引いて考えるべきでしょう。

 次回の2014年ブラジル大会で、僕たちが今回と同じ歓びをわかちあえる保証はありませんし、予選を突破できるかどうかもわかりません。

 でも今回のワールドカップは、久方ぶりに日本の躍進が見れて本当に嬉しかったです。

 特に3-1で勝利したデンマーク戦は、これからもずっとファンの間で語られてゆくでしょうね。
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日本の冒険が幕を閉じる

2010-06-30 02:08:50 | 日記
 2002年の宮城スタジアムでトルコに破れベスト8に進出できなかった時、選手もファンも胸のうちに何か「釈然」としない思いを感じました。

 皆が一様に
 「俺たちはもっとやれたのではないか。」
 「違う結末になっていたのではないか。」

 そんな思いがあったためです。

 前半終了直前に三都主の惜しいFKがありましたし、前半だけでその三都主を交代させたトルシエも、「彼の交代は私の誤りだった。」と認めていますしね。

 日本には少なくとも同点にできるチャンスはあったわけです。

 ですから今日2010年6月30日の敗戦は、2002年と比較した際非常に「潔い」敗戦と言えます。

 正直ボールポゼッションと決定機を考えるなら、パラグアイが優勢だったと僕は思いますし、グループリーグを終えた時点でスケジュールはかなりタイトになっていますから、日本の選手たちはどこかで疲労を引きずっていたと思います。

 岡田監督は4戦続けて同じ先発で挑んでいますからね。

 もちろん松井と本田の惜しいシュートもありましたし、守備陣は4戦で失点は2と、非常に強固な守備を見せてくれました。常に前を向いてプレイできたことは、今大会の大きな収穫といって良いと思います。

 選手達は本当によく頑張ったと思います。
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