塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

南アフリカとパレイラの関係

2010-06-23 01:23:28 | 日記
 今回のブログは、お詫びから始めなくてはいけません。

 昨日記した「松本山雅JFLで苦戦中」というブログの中で、「幸か不幸かJFLには降格制度がありません。」と述べましたが、昨シーズンJFLに在籍していたFC刈谷は、ツエーゲン金沢との入れ替え戦に破れ降格しましたよ。というご指摘を頂きました。

 僕の勉強不足をお詫びします。
 ご面倒をかけました。

 本題に入ります。

 南アフリカは残念ながらグループリーグ敗退が決定しました。
 
 これで開催国がグループリーグを突破できなかったジンクスは打破られましたが、僕は南アフリカは本当に健闘したと思っています。

 僕が南アフリカ以外のアフリカ諸国の戦いぶりをすべて見ているわけではありませんが、南アフリカは明らかに他のアフリカ諸国の戦い方とは異なっていました。

 僕らがアフリカと言えば、多くの場合「身体能力」を活かしたサッカーを連想します。
  
 でも南アフリカは「さすがパレイラ」と声をかけたくなるような、高い守備意識のもとでサッカーをしていました。
 彼らにだって他のアフリカ諸国同様、優れた跳躍力や走力があるでしょうに、パレイラの指導のもと、南アフリカは個人の力量ではなく、チーム全体の組織力を武器にするチームへ生まれ変わったんですね。

 身体能力に頼ったサッカーは、形成が不利になると「一人よがり」のサッカーに陥る危険性があります。残念ながらグループリーグは突破できませんでしたが、南アフリカがパレイラを招いた事は、決して間違っていなかったはずです。

 大会前に監督の交代に踏み切ったコート・ジボワールやナイジェリアも、南アフリカのように出来るだけ長い間、信頼できる指揮官の下で強化を図れば、ワールドカップやネーションズ・カップでの優勝が見えてくると思います。

 今回の南アフリカとパレイラの関係は、今後のアフリカサッカーを考える絶好のサンプルになったと僕は考えます。
コメント
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