塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手の生活は華やかに見えるけれども

2010-06-18 00:47:43 | 日記
 サッカー選手でも一流になると、基本給の増額やスポンサー絡みの収入、そしてコマーシャル出演と、傍から見ている僕らからすれば、お金に困る事のない優雅な生活をしているように感じます。

 でも「華やかなスーパースターの私生活」は、単なる僕らの幻想ですよね。

 例えば僕らは気軽にインスタント食品を口にできますし、恋愛や親族の問題が公になることはありません。

 つまりプライバシーの下、僕らは個人情報も含めて保護されていますし、好きな物を口にでき、好きな飲み物を飲めます。極端な話、太ろうが痩せようが、結婚しようが離婚しようが、それは僕達自身の問題であり、会社や両親が口出しする類の話ではありません。

 でもワールドカップに出場するような各国を代表する選手達は、常に節制しなくてはいけませんし、練習後には新聞やテレビのインタビューに答えなくてはいけませんし、スポンサー絡みの仕事も控えています。

 バスや飛行機での長距離移動は日常の光景ですし、怪我と紙一重の毎日を送っています。

 こうしてみると選手達は、莫大な報酬と名誉を得る代わりに、プライバシーと自分の為の時間を犠牲にしているわけです。これは並大抵の苦労ではないでしょうし、僕らはもっと選手達に敬意を払うべきだと感じます。

 勝ち点3を稼げる相手と捉えていたスイスに敗れた為、スペインでは代表に対して非常に疑心暗鬼になっているようです。

 日本もカメルーン戦の前後で180度報道の内容が変わりましたが、選手達の心情を考えると健全とはいえません。

 ワールドカップ後には各国で代表の討論が盛んになるでしょうが、人格や個性を否定するような個人攻撃が起きないといいですね。

 
コメント
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