塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ルイ・ヴィトンの最新広告(2)

2010-06-07 01:39:45 | 日記
 このヴィトンの広告の何が凄いかと言えば、不仲で有名なペレとマラドーナが、ジダンを挟んだとはいえ同じ広告に出演している点に尽きます。

 この広告はマドリードにあるカフェ・マラヴィラスという場所で撮影されたようですが、アルゼンチン代表監督として多忙を極めるマラドーナが、よく出演を断らなかったと思いますし、ペレもよくマドリードまで駆けつけたものだと思います。

 ルイ・ヴィトンと言えば僕が思うのは1998年ワールドカップです。

 彼らは祖国フランスで行われるワールドカップに向けて、皮製のサッカーボールを発売しました。僕も近所の質屋で見た事がありまして、値段は覚えていませんが、僕の小遣いではどうしようもなかったので、ただ眺めて楽しんでいました。

 今年のワールドカップに向けて、ヴィトンが1998年のようにサッカー関連の商品を手がけているという話は聞こえてきませんが、僕個人としてはこのサッカー界の伝説の3選手が、同じ広告に出演しているだけでもうルイ・ヴィトンに「やられた」と思っているので、これだけでもう充分です。

 予選の戦いぶりから選手選考に至るまで、多くの批判を浴びたマラドーナですから、この撮影は束の間の休息になったのかもしれませんし、ジダンとしても地元マドリードでの撮影ですから、問題無かったのでしょう。

 ペレにしても自分の後輩ふたりとの撮影は興味深い体験だったでしょうし、関係者以外でも目を見張る広告になったと思います。
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ルイ・ヴィトンの最新広告

2010-06-07 01:23:53 | 日記
 僕は普段男性ファッション誌は立ち読みで済ませているのですが、小学館から発行されている「メンズ・プレシャス」は買うようにしています。最新号が5日土曜日に発売されたので、読んだ方も多いと思います。

 男性誌の多くが
 「イタリア・オヤジの旬の着こなし」
 「編集部員が勧める今月の商品」
 「ショップ・スタッフの着こなしに学ぶ」

 など企画の視点が男性を素敵に魅せるよりも、どちらかといえば女性から見た視点(それはその雑誌の編集部員の視点でもあります。)で捉えていることが多いのですが、メンズ・プレシャスは洋の東西問わず、映画や文学、そして芸術の世界で名を馳せた男性たちの、着こなしや意識を主眼において構成されているので、僕としては非常に参考になりますし、今では貴重な写真も多いのでとても重宝しています。

 最新号ではアーネスト・ヘミングウェイが巻頭特集となっていますので、興味のある方は是非ご一読ください。

 そしてこのメンズ・プレシャスの裏表紙はルイ・ヴィトンの広告が掲載されているんですが、この広告はサッカーファンにはたまらない代物なんです。

 ペレとマラドーナ、そしてジダンの3人がテーブルサッカーに興じていて、ジダンの背後には彼のイニシャル「Z・Z」が刻印された旅行鞄も見えます。

 この広告にはこう記されています。

 「3人の類い稀なる人生という旅。伝説のゲーム」

 どうです・サッカーファンならずとも、非常に興味深い広告に仕上がっていると思いませんか?
 ルイ・ヴィトンは2009年は、サー・ショーン・コネリーを広告に起用していて、それも素敵な仕上がりでしたが、この広告も非常に秀逸な出来栄えと言えます。
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ワールドカップがあるから

2010-06-07 00:16:14 | 日記
 ワールドカップは誰の下にでも平等に、4年に1度必ずやってきます。

 でもそれは僕達「ファンの前に」という限定つきでです。

 選手のもとには4年に1度必ずやってくるわけではありません。
 召集は間違いないと思われた中村俊輔が落選した2002年のように、本命とされた選手が落選する場合もありますし、今回のファーディナントのように、23名に選出された後に怪我をしてしまい、出場を断念する選手もいます。

 ワールドカップは祭典です。

 でもそれ以上に残酷な仕打ちを僕たちに与えます。

 例えばタイやシンガポールのように、非常に熱心なファンが存在する国が存在します。でもその熱気と反比例するように、彼らの代表がワールドカップに到達する気配は全く見えない。

 従って彼らはかつての日本がそうだったように、「無国籍」の立場でワールドカップを観戦するしか方法がありません。

 またドイツ大会の予選グループCで、アルゼンチンがセルビア・モンテネグロを6-0で一蹴したように、選手以上に見ていたセルビア・モンテネグロのファンは、ただただその屈辱に耐えねばなりませんでした。

 どんなに残酷な仕打ちを受けようとも、選手も僕らもワールドカップを楽しみにしています。

 そこに理由は無いんですね。
 「そこにワールドカップがあるから。」

 これで充分だと思います。
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