塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アルスーマに見る日本が欠けている点

2012-02-05 23:21:15 | 日記
 率直に言いますと、シリアは大変良い代表だと思います。

 それは10番のアルスーマだけでなく、7番のファハド、そして11番のマルドキアン
にも同じ事が言えます。

 アルスーマはシリア代表の中でただ1人、国外リーグ、クゥエートでプレイしています
が、欧州リーグに参戦しても無理なく結果を出せると思います。

 僕は彼を見るたびに

 「どうしてクゥエートに留まり続けるのか?
  フランスやポルトガル、オランダなど、誘いの手は幾らでもあるだろうに!」

 と思うのですが。

 恐らく報酬が良いことに加えて、クラブでも不可欠の存在なのでしょうね。

 アルスーマを見ていると、日本選手との「対」が見てとれます。

 日本の選手がミスをすると、頭の前で手を合わせてみたり、頭を抱える仕草が非常に
多いですね。

 つまり味方に「すまない」と謝っています。

 一方アルスーマは不服そうに

 「お前のパスが悪いから、俺が得点を奪えない!
  もっとよく見る!そうしたら俺がお前たちを楽にさせてやる!」

 そんな表情で味方を見つめます。

 シリアの選手も彼の言い分が最もだと感じている。だからこそ彼の要求を呑みこんでい
ますね。

 メキシコ五輪の際、釜本は宮本や八重樫、そして杉山にさえパスの精度について細かく
注文をだしました。

 だからこそ代表での得点率が「0・98」という、とんでもない記録を生み出したので
しょう。

 日本もこれくらいふてぶてしい選手がいても、問題になるとは思えませんからどんどん
声を出してほしいものです。
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日本、ヨルダンの地でシリアに屈す

2012-02-05 23:13:44 | 日記
 「うわー!入っちゃったよ!!」

 この言葉はシリアが後半45分に、逆転となるゴールを奪った瞬間、突発的に僕の口か
ら出た言葉です。

 このシリア戦、日本は開始から最後まで殆どの時間、自分達の良さを出せないまま終え
てしまいました。

 「受身の怖さ」

 を僕自身痛烈にかんじましたね。

 日本とシリアの「差」は、現段階で得失点差における「1」の差でしかありません。

 しかし今月22日のマレーシア戦、そして来月11日のバーレーン戦は、いずれも
シリアの状況を顧みての戦いとなります。

 選手達の脳裏から、シリアの残像、そして今日の敗戦が残っているようですと、マレー
シア戦に大きく響く気がします。

 権田、足の様子がやはり気にかかっていたのでしょうか?

 山村も後半30分で扇原と交代しましたが、思うような形で挑む事が出来なかったように
感じます。

 関塚監督は

 「清武の穴」
 「権田と山村のコンディション」

 そして何より、選手のメンタルケアに重点を置く必要があります。

 この2週間程度残された時間を、選手と監督は一体となって有意義に使う必要があります。
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オラスの野心、人々の楽しみ

2012-02-05 17:01:43 | 日記
 この不況の時期に新しいスタジアムを用意することは、日本から見れば

 「大きなリスク」

 を背負っているように感じます。

 でもオラスは今の時期に建設できる事を、内心快哉を叫んでいるに違いありません。

 スタジアムを建設する際、莫大な働き手が必要です。

 つまりリヨンに新しい働き場所が生まれ、雇用の促進と街の活気の両面が得られる形に
なります。

 リヨンだけでなく他の地方都市からも職を求めて多くの人間が訪れるでしょうし、彼ら
がそのまま定住したなら、税金も回収でき市政に使える資金が増加します。

 また前回のブログでもお話したように、老朽化したジェルランでは昔ながらの椅子と
手洗いしか装備できず、ファンは窮屈な思いをしていたはずです。

 新スタジアムはそれらの諸問題が解決できますし、何よりスタジアムそのものに

 「話題性」

 が溢れています。

 VIP席の準備も含めて快適なスタジアムで試合が観戦できれば、きっと新規ファンも
増え、従来のファンも満足できると思います。

 フランスでは地震がそう起きないようですが、火災を含めて老朽化した施設では、

 「安全面」

 も危惧されますしね。

 オラスはその野心を隠さないことで有名ですが

 「地元の繁栄のためにスタジアムを建設し、加えて新たな雇用を生み出した。」

 という評判を、確実に自身とクラブのために用いるはずですが、人々はその点を考慮し
ながらも、新しいスタジアムを楽しむことでしょう。
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リヨン、ジェルランからリュミエールへ

2012-02-05 16:50:19 | 日記
 リヨンが現在使用しているスタッド・ジェルランに変わる、新しいスタジアムを201
4年の使用に向けて建築を始めます。

 ジェルランは1914年に建設された物で、リヨンは6年も前から自治体と入念な話し
あいを行っていました。

 収容人数は現在の4万人から61000人に増加する見込みで、大幅なチケット収入の
上乗せが期待できます。

 新スタジアムの名前は

 「スタッド・リュミエール」

 となり、2016年の欧州選手権でも、このスタジアムが利用される模様です。

 ちなみに今季のマルセイユがチャンピオンズ・リーグで懸命だったのは、彼らはこの
大会で得られる賞金を資金にして、ヴェロドロームの改修を行うためです。

 その資金は2400万ユーロと高額で、マルセイユがいかに今季のチャンピオンズ・リ
ーグを切望していたかがわかります。

 ちなみにリヨンの場合、建設費用が明らかになっていないのですが、資金を

 「クラブが全額負担するのか」
 「自治体からの資金援助が得られるのか」

 まではわかりません。

 少なくともネーミング・ライツでの資金回収はありませんから、オラス会長はこの6年
の協議の間にメドを立てていたのでしょう。

 PSG、マルセイユだけでなくリールやモンペリエという地方クラブの躍進が著しい
リーグ1。

 新スタジアムはリヨンが派遣奪回の為の、大きな舞台になるかもしれません。

 (参考資料 ワールドサッカー・ダイジェスト 2011年10月20日号)
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カカ、いよいよ本領発揮か

2012-02-05 13:48:18 | 日記
 今振り返ると、カカのレアル残留は既定の出来事でしたね。

 レアルのOBであるカランカ氏がゴール・コムで、カカは自信を取り戻したと語って
います。

 彼のようなバロンドール受賞者でも、故障との戦いはやはり自信を喪失する出来事だっ
たのでしょう。

 カカがトップフォームを取り戻したなら、彼の魅力である

 「縦への推進力」

 をレアルは手に入れた形になります。

 ミラン時代も縦への突破からボックスエリア周辺に進入し、強烈なシュートを打つ
場面が幾度もありましたが、レアルは現在モウリーニョの下、常に縦への意識を備えて
います。

 中盤からのショート・カウンターは、シャビ・アロンソの負担を軽減できる上に、相手
が体制を整える時間が必要ですから、大きな得点のチャンスです。

 レアルでもロナウドやディ・マリアのような選手がいる一方、セレソンでもネイマール
のようにドリブルに優れた選手がいます。

 レアルではエジルがパスを捌く役割を果たしていますが、もしカカが代表に復帰した
ならば、ロナウジーニョも含めて

 「タイプ」

 が似通った選手が多くなる気がします。

 サンパウロに移籍したジャジソンは、大変捌くのが巧いと聞きました。

 もしカカがセレソンで輝くとすれば、中盤での位置取りよりも更に前の、FWに近い
プレイが求められると思います。
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