塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

チェルシーとインテル、ユナイテッド

2012-02-18 23:01:55 | 日記
 チェルシーと同様の問題はインテルでも起きています。
 
 斬新な3-4-3を導入しようとしたガスペリーニですが

 1・選手の平均年齢の高さと、3バックの経験の無さ
 2・クラブが補強の声に耳を貸さない
 3・必要な選手が移籍し、そうでない選手が残留した

 これらの理由でガスペリーニはインテルから追放され、後任のラニエリもこのままでは
退陣の形になるはずです。

 インテルがチャンピオンズ・リーグの出場権を逃したならば、ミランとユヴェントスから
大笑いされるのが目に見えていますしね。

 実際ミラン、ユヴェントスの方がダイナミックなサッカーを展開していますし、このまま
いけば刷新は逃れられないでしょう。

 選手の経験値は非常に大切ですが、その場数を踏んだ事が柔軟性を奪ってしまうものな
のでしょうか?

 過去の成功体験はサッカーに限らず誰もが捨てられない物ですが、前進するには頭の
中を一度

 「白紙」

 にできる能力が不可欠のようです。

 ファーガソンが容赦なく主力の放出を決定するのは、選手の鼻をへし折るためではなく、
クラブと自身の成功を捨て去る原動力としてみなしているからのような気がします。

 だからこそ彼は26年もの長きに渡り、ユナイテッドの棟梁でいられるのでしょう。
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ヴィラス・ボアスの周辺に漂うキナ臭さ

2012-02-18 22:53:48 | 日記
 長年染み付いた感触は、そう簡単には払拭できないのですね。

 チェルシーの「一部」の選手達が、今でもモウリーニョと密に連絡を取り合っていると
いう報道が成されています。

 穿った見方をすれば

 「ビラス・ボアスの目指すポゼッションを重視したサッカー」

 ではなく

 「モウリーニョが植え付けた強固な守備と縦に速いサッカー」

 を選手達の一部が名残惜しいと考えているのかもしれませんし、選手名は公開されてい
ませんが、やはり古参の選手達と考えて良いでしょう。

 チェルシーは主力が30代を越えた、平均年齢の高いクラブです。

 彼らが新しいサッカー、新しい戦術を向き合うには、年齢的にも思考的にも難しい立場
にあるのも事実です。

 つまり10代の駆け出しの選手ならば、監督の戦術、練習方法を受け入れられますが、
彼らは代表でもクラブでも主軸として結果を出してきたわけですから、そう簡単に過去の

 「自分の経験」

 は捨てられません。

 かつて日本でも同様の光景がありました。

 2002年自国開催のワールドカップに向けて、トルシエが「黄金世代」と呼ばれた
有望株を軸にしたのも

 「頭の固い」

 選手に頼るよりも、遥かに有意義な時間を過ごせると踏んだ為です。

 現在のチェルシーでボアスのサッカーを体現できるのはマタのみかもしれません。

 ヒディンクはアンジの監督に就任しましたから、ボアスの首を切ったとしても、見合う
だけの監督を選出することも難しいとは思いますが。
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ザッケローニ監督の斬新な選手招集

2012-02-18 22:45:19 | 日記
 日本代表にとっては興味深く、五輪代表にとっては苦痛な結果となりました。

 ザッケローニ監督がアイスランド戦に向けて、アントラーズの柴崎とサンガの久保を
召集したことが連日賑わいを見せています。

 しかし、仮に五輪代表が本戦の出場権を手中にしていたならば、ザッケローニ監督は
五輪代表から選手をA代表に

 「引き上げる」

 予定だったようなのです。

 しかし五輪代表は22日のマレーシア代表と戦う為、その願いは叶えられず、結果今回
の選考の形となったのです。

 既に久保に集まる視線は凄いもので、1998年岡田監督がアウェーの韓国戦の為に

 「市川大祐」

 を召集して大騒ぎになった当時を思い出します。

 A代表は年齢に関係なく全ての選手に開放されているのはやはり「建前」で、高校生の
召集はそれだけ驚きというわけです。

 紙上でも指摘されていますが、久保に出場の機会が巡ってくるかどうかは未知数です。

 宇佐美のようにベンチから試合を眺める形になるかもしれませんが、先輩方に敬意を
払いつつも、準備を怠らないようにして欲しいと思います。

 また29日のウズベキスタン戦には、宮市の召集が濃厚と言われています。

 五輪世代より下の世代がA代表に加わる事は、関塚監督にとって苦い出来事だと思いま
すが、あえて刺激を与えようという配慮なのかもしれません。
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Jリーグ、タイ・プレミアリーグと提携を結ぶ

2012-02-18 01:59:50 | 日記
 Jリーグがタイ・プレミアリーグと業務提携を結んだことが発表されました。

 Jリーグが他のリーグと提携を結ぶのは、今回が初めてとなります。

 日本からすれば、新たな市場開拓として「東南アジア」を目指している事、タイ側から
すれば、アジアで最も成功しているリーグの運営を学ぶ、まさに

 「ウイン・ウイン」

 の非常に良い関係が結べたと思います。

 日本ではクラブ・レベル、例えばレッズがバイエルンと業務提携の経験がありますが、
この形が上手く進めば、シンガポール、ヴェトナム、またはMLS等の連携も視野に
入るかもしれません。

 タイ・プレミアリーグは近年、日本人選手が数多く在籍するようになりましたし、今週
のサッカー・ダイジェストで宇都宮徹壱氏が紹介している

 財前宣之(引退)

 が、タイでの先駆者となりました。

 そして以前にもご紹介したように、かつて長野パルセイロに在籍したふたり

 ノグチ・ピント・エリキソン(GK)
 丸山良明 (DF)

 も、タイに移籍しました。

 丸山氏も今は現役を退き、タイと日本を結ぶ活動を精力的に行っています。

 今後タイを含む東南アジアのエース格が、J1を目指すようになると思います。

 アジアの選手がアジア最高峰のリーグで戦うという、当然の光景が今後目の当たりにでき
るのは、とても嬉しいことです。
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