塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イタリア、再び八百長で揺れる(2)

2012-06-02 23:38:11 | 日記
 2011年の夏、インテルが新指揮官にガスペリーニを迎えた際、ジェノアからふたり
の新戦力が加わると噂されました。

 そのふたりとは

 1・FW ロドリゴ・パラシオ 
 2・DF ドメニコ・クリーシト

 です。

 3-4-3を早い段階でインテルに植え付けるには、ガスペリーニの戦術を熟知する選手
が不可欠で、事実彼はフロントに獲得を打診したはずです。

 今振り返るとクリーシトがロシアに新天地を選んだのは、今回の八百長の容疑者として
嫌疑がかかることを怖れていた。

 というのは僕の邪推でしょうか。

 彼がプレイするゼニトはロシアだけでなく東欧を代表するクラブですし、指揮官はイタ
リア人のスパレッティですから、報酬面も含めて悪い話でなかったことも事実です。

 今冬にはアーセナルからレンタルでアルシャーウィンを獲得するなど、ゼニトは競争力
を維持できるだけの資金があります。

 ロナウド、そしてジダンが逃げるようにイタリアを去ったことからもわかるように、セリ
エAで戦う事は選手に強烈なストレスを与えます。

 特にナポリで選手は思うように街をあるけず、加えて泥棒の被害に遭う事もしばしばあり
ます。

 つまり楽しむことが出来ない風景がそこにはあるのです。

 八百長を持ちかけた人物は、こうした鬱憤の溜まった選手、つまり心が弱っている選手に
付込んだのかもしれません。

 事件の全容解明が待たれます。
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イタリア、再び八百長で揺れる

2012-06-02 23:29:15 | 日記
 イタリアではどうしてここまで八百長が蔓延るのでしょうか?

 あの悪名高きカルチョ・ポリが明るみとなった2006年以降も、容疑者として数多く
の現役選手、引退選手の名が挙がっています。

 ジュゼッペ・シニョーリとクリスティーアノ・ドニは、その代表例ですね。

 イタリアにやって来た外国籍の選手が皆一様に驚くのが

 「イタリアでカルチョはスポーツでなく、ましてや娯楽でもない。
  彼らにとっては生きるか死ぬかに匹敵する行為だ。」

 と溜息を付きます。

 確かにダービーの激しさ、特にローマは常軌を逸していますし、その極端な守備的戦術
とファンの暴動は、欧州各国から常に改善を求められてきました。

 近年も度々ローマ・ダービーで暴動が起っていますし、殺傷事件も忘れてはいけない一件
です。

 僕が思う八百長事件の背景は、選手が試合を操作してお金の流れを生むことよりも、

 「負けることが許されない恐怖」

 が心情的にある気がします。

 欧州選手権に臨むアズーリは、ロシアに0-3で完敗しプランデッリが頭を抱えていますが、
クリーシトとボヌッチの離脱で守備陣の再構築が不可欠なのは間違いありません。

 中盤に君臨するのがピルロのままという台所事情も、アズーリの限界を物語っていますね。

 本来ならばこのユヴェントスのエースを脅かす存在がいなくてはいけませんから。
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スカウトの意義、お金の使い方

2012-06-02 01:59:44 | 日記
 世の男子は出不精なのでしょうか、それとも自分の感性に確信が持てないのでしょうか?

 僕の勤めるスーパーでは、縫製不良以外の衣類返品希望が随分あります。

 返品理由を問いただしますと

 1・妻が買ってきてくれたが気に食わない
 2・夫のために買ったのだが、気に入ってもらえなかった
 3・サイズを間違えた

 挙句の果てには、「試着をせずに買ったから」という、溜息をつきたくなる理由もありま
す。

 前々回ブログでお話したように、皆さんが家を買うときは入念に下調べをするはずです。

 車やバイクも同様で、価格と燃費、保険内容の確認など購入方法と手順を確認してから
お店に行くはずです。

 服を買うのもこれらと全く同じです。

 試着は服の感触を確かめるよりも、購入候補品をどんどん

 「除外」

 して、本当に必要な品を選ぶ為の作業なのです。

 少なくとも、店に自分で来る、試着して鏡の前に立つ事は、従業員に対して最低限の
礼儀であり、コミュニケーションの方法だと僕は確信しています。

 皆さんがこれらを怠らないだけで、店側の作業内容がかなり軽減できるためです。

 サッカーがスカウトを派遣するのは、選手獲得の手段だけでなく、その選手が本当に
必要かを確かめるためです。

 もし強豪相手が多ければ、提示すべき契約金と年俸が高くなりますし、逆に実力はあって
も無名校の選手ならば、掘り出し者になりますよね。

 やはり希望の選手、品は実物を確認してから買う、買わないを決めるべきでしょう。

 どうか皆さん、服を試着しないで買う、家族に買ってもらう姿勢を再考するようお願い
します。
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改めてプロとアマの違いを問う

2012-06-02 01:52:54 | 日記
 サッカーがプロに生まれ変わって良かったですね。

 バレーボールの日本代表男子が、セルビアに0-3で屈しましたが、その敗因として
日本がかなりの数、サーブをミスしたことにあります。

 それは監督も認めていました。

 でも彼らはアマチュアですよね。

 ですから記者やファンは、彼らに対して

 「サーブミスの理由と今までどのような練習をしてきたのか?」
 「選手交代、スカウティングに漏れは無かったか?」

 など、戦術、コンディションに対しての質問が憚れてしまいます。

 僕も含めてアマチュアは、どこかで

 「明日があるよ、今日は頑張った」

 と思える事ができますし、ファンも明日頑張れば大丈夫と思ってくれるかもしれません。

 しかし仮に3日のオマーン戦で、香川や前田がシュートを外し続け、仮に日本が無得点、
最悪敗れるようになれば、罵声の嵐が選手と監督を待っています。

 記者も厳しい質問を投げかけるでしょう。

 つまり、プロとアマの文脈の差は

 「お茶を濁す必要があるかどうか。」

 に繋がり、むしろプロの方が無用な優しさを必要としない分、選手もファンもやりやすい
ように感じます。

 エル・アブ・ハブシが賞賛を集めるような、そんな試合にならないことを祈ります。
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