塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

チリオという響き

2012-06-13 23:08:22 | 日記
 今日店で「チリオ」のオリーブオイルを見つけました。

 昔からのセリエA、特にラツィオのファンなら忘れることの出来ない名前、それがこの
チリオです。

 セルジオ・クラニョッティがオーナーを務めた食品会社、それがチリオです。

 このイタリアを代表する企業が後ろ盾となったラツィオは、潤沢な資金を元手に指揮官
と選手を手当たり次第かき集めます。

 クラニョッティが指名したのはスヴェン・エリクソンで、後にはディノ・ゾフも名を
連ねました。

 そしてその選手層の厚さの凄い事!

 例えばFWを例にしますと

 マンチーニ(元イタリア代表)
 マルセロ・サラス(チリ代表)
 エルナン・クレスポ(アルゼンチン代表)

 という顔触れで、特にサラスはあのユナイテッドとの競合に打ち勝って手にいれたFW
でした。

 彼らを中盤で巧みに操ったのがアルゼンチン代表のふたり、ヴェロンとシメオネでした。

 またDFとGKもミハイロビッチにアンジェロ・ペルッツィという代表クラスが顔を
揃え、後にはオランダ代表のスタムも加わりました。

 ラツィオは2000年、悲願だったスクデットを獲得し見事ローマを出し抜きます。

 翌年ローマの会長センシが大盤振る舞いをした背景には、宿敵が歓喜に浸ることをこれ
以上許すことが出来なかったためなのです。
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オーストラリア代表の背景を考える

2012-06-13 00:23:10 | 日記
 オーストラリア代表は逆説を積み重ねてきた歩みがあります。

 オーストラリアが2006年ワールドカップに32年振りに出場し、日本から勝利を
得たのは、選手の大半が欧州リーグに在籍していた点が大きいですね。

 Aリーグが出来たのは前年の2005年。

 つまりプロを目指すには欧州を含む各国に出向く必要があり、高次元で日常戦えたこと
が還元されたわけです。

 ですので日本のように

 1・プロ化
 2・代表の強化と海外から監督を招く
 3・ファンが同時進行でリーグと代表を声援する

 という従来の歩みではなく、彼らは

 1・選手は海外リーグに在籍し、代表合宿の度に集合する
 2・ワールドカップドイツ大会への出場とAリーグの発足
 3・ワールドカップで勝利し、国民のサッカーへの関心度が高まる

 という具合ですね。

 ですから皮肉にもプロが無かった事が、アドバンテージとして蓄積され代表の土台と
なったのです。

 正直Aリーグの観客動員数と実力がどの程度なのか、僕には判別の材料が無いので
すが、盛り上がりが今後の代表強化を左右するのは間違いありません。
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日本はまるでスマートフォンのように

2012-06-13 00:14:44 | 日記
 オーストラリアは折りたたみ式の携帯電話
 日本はスマートフォン

 僕は折りたたみ式携帯電話の愛用者ですが、携帯電話各社は既にこれらの製作を終え、
完全にスマートフォンに移行しようとしています。

 「携帯」「ケイタイ」

 になった際、ただ漢字をカタカナにしただけで新しい金儲けが生まれ、ケイタイが別の
カタカタに変換されると、新しい金が産み落とされるわけです。

 昨日対戦した両国を携帯電話に例えたのは、日本代表が選手の入れ替えをしながら成長
していく意思があるのに比べ、オーストラリアは変化に乏しい印象を受けるためです。

 それは今もケイヒルの存在価値が失われておらず、ニールやオグネノフスキが大切な
戦力であることを証明してもいますが。

 日本はそのパス回しのアイディアに定評がありますね。

 僕は全く使いませんが、

 「最新のアプリが月額これだけで取り放題!」

 と謳っているのと、どこか似ている気がします。

 オジェックが若手を招集していないわけではありませんが、このドイツ人の目にはまだ
彼らが主力を追い抜いていないと映っているのか、はたまた別の理由があるのか、僕には
わかりかねます。

 ただ僕もいずれは折りたたみ式の電話を手放す時が来るように、オーストラリアも既存
戦力から脱却せざると得ないのです。

 確かに日本とオーストラリアがアジア地区で群を抜く存在ですが、戦力の停滞は痛い目に
遭いかねません。
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