塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

シェフチェンコの残像を追う

2012-06-15 22:56:25 | 日記
 プロサッカーの世界で仮定の話は御法度ですが、もしシェフチェンコがチェルシーに
移籍せずミランに留まっていたなら、今どんな形で欧州選手権を迎えたでしょうか?

 恐らくマルディーニ引退後、主将の重責を担っていたでしょうし、今でも2トップの
一角を守っていたでしょうね。

 もしシェフチェンコが健在だったならば、現在の主力のふたり

 ロビーニョ(ブラジル代表)
 イブラヒモビッチ(スウェ-デン代表)

 の獲得は無かったでしょうし、ファンはロナウドとの2トップを心待ちにしたでしょう。

 チェルシーの移籍は数字的にも選手としての資産価値も評価されずに終わりました。

 一言で言えば

 「プレミアの水が合わなかった。」

 形ですが、まずミランと決定的に異なったのは、シェフチェンコが脇役としての存在を
求められたことです。

 ミランでは誰もが認める絶対的存在であり、カカもピルロもボールをシェフチェンコに
預けました。

 しかしチェルシーでの柱はドログバであり、シェフチェンコが置かれた立場に変化が
訪れました。

 同時期にバラックも加入した事で、パスの出所が増えたことも確かですが、このチェル
シーが劇的な変化を迎えていた事も、シェフチェンコにはマイナスに働きましたね。

 この欧州選手権、ウクライナ代表はホームの威信を見せねば為らず、そのためにはこの
エースの存在が不可欠となります。
 
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背中で周囲を引っ張っても効果が無ければどうするか

2012-06-15 22:46:41 | 日記
 仕事でもサッカーでも、

 「部下には僕の姿勢を学んで欲しい。
  背中や態度で僕は皆を引っ張ってゆくから。」

 と唱える方がいます。

 実際昨年の女子ワールドカップ、主将の澤は周囲に

 「苦しくなったら、私の背中を見て!」

 と声をかけたそうです。

 しかし実際のところ、これは非常に難しい作業です。

 と言いますのも、どんなに上司、責任者、リーダーと呼ばれる人間が率先して汗を掻き
懸命に取り組んだとしても、周囲、部下、仲間がその心意気を

 「感じて」

 初めて体を成すからです。

 つまり周囲の感性に、この作業は大きく影響されますし、同時にリーダーの人間性も大き
く問われると思います。

 ジュビロが最盛期を迎えた2000年代前半、「N-BOX」を引っさげリーグで快進撃
を続けていた頃、既にドゥンガの姿はありませんでした。

 それでも選手たちはこのセレソンがクラブに残した財産を活かすため、常に鍛錬を怠らず
2002年には初の完全優勝を成し遂げます。

 これは

 「背中を見た、見られた側」

 の良い例と言えますが、もし率先して動いても報われていないと感じたなら、そこに言葉
を付け加えた方が良いでしょう。

 実際ドゥンガの怒声は凄まじい代物でしたから。
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中国にやってくる大物たち

2012-06-15 01:37:59 | 日記
 中国が資金に物を言わせ、有名選手と監督を買いあさっていますが、これはチャンピオ
ンズ・リーグに出場するJのクラブにとってもメリットがあります。

 通常の場合

 マルチェロ・リッピ(元イタリア代表監督)
 ニコラ・アネルカ(元フランス代表FW)
 ルーカス・バリオス(パラグアイ代表)

 など、名の通った彼らを対面するには、日本代表に選出され同時に欧州か南米に遠征
でもしない限り、対戦はできませんでした。

 当然中国代表の選手とも戦えます。

 今日本は不況でかつてのように現役の代表選手を呼寄せられません。

 ならば他国で活躍する大物たちと対戦できる機会を、決して無駄にしてはいけませんし、
レイソルのようにクラブ・ワールドカップ進出を果たして欲しいものです。

 今はオーストラリアの選手達も随分とアジアを選択肢に入れるようになりましたし、そ
れは日本も同様です。

 つまり、純粋に欧州の選手と戦えることは、今のJリーグでは非常に難しいと言わざる
を得ません。

 Cリーグでプレイする彼らが現状をどう捉えているかはわかりませんが、僕はこれから
中国にどんどんお金を使って欲しいですね。

 そしてアジアのステイタスを彼らにあげてもらい、日本もその

 「利益」

 にあやかったらどうでしょうか。
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五輪代表、オーバーエイジで吉田を指名

2012-06-15 01:24:07 | 日記
 昨日発表された五輪候補35名を見て、「おやっ?」と思った方がいるはずです。

 僕は不思議に感じましたね。
 
 それは先日負傷の為、ワールドカップ予選を回避した吉田がオーバーエイジで選出され
た点です。

 勿論五輪までは時間がありますから、彼の負った怪我がそれまでに回復できる見込み
があるのかもしれません。

 しかし、負傷で離脱した選手ではなく、やはりコンディションの整った選手を招集す
べきだったと思います。

 オーバーエイジでは他にGKの林、DFの徳永が召集されています。

 徳永に関しては

 1・アテネ五輪を経験していること
 2・酒井がハノーファーから「NO」と言われた際の保険

 という二通りの召集理由があると思いますが、A代表経験者が加わる事は頼もしいと
思います。

 僕個人の見解では

 FW杉本健勇 (東京ヴェルディ)

 が五輪出場をかなえて欲しいと思います。

 彼は所属先を「五輪」を理由に、セレッソからヴェルディに超短期のレンタル移籍を
果たしたのです。

 それは代表がクラブに、召集選手は3名と歩み寄った為で、セレッソでは既に清武と
山口、扇原の選出が濃厚だっただめ、杉本はあえてJ2に移籍する決断を下しました。

 彼のように情熱に溢れた選手こそ、本番で結果を残すと思うのですがどうでしょうか。
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