塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

五輪代表、男子は足踏みが続く(2)

2012-06-19 22:35:59 | 日記
 このまま行きますと、選手たちはグループリーグを突破できる力があるにも関わらず、
稚拙なマネージメントの犠牲になるかもしれません。

 その一方で関塚監督も苦しいはずです。

 何故なら、敗者には「発言権」が無いためです。

 僕のように好きでサッカーを追いかけていれば、選手の選考からオーバーエイジの導入
までの情報を得ています。

 当然親善試合の数が少ない事も、海外リーグの選手が満足に呼べたのは、予選を突破し
た2012年になってからということも。

 しかし一般の見方は違います。

 北京のような結果で終われば

 「日本のサッカーはだらしない」

 という見解で一致するでしょうし、もしなでしこがメダルを獲得したならば、選手と監督
はその対比から逃れる事は出来ません。

 選手の発言は弁明というよりも、むしろ

 「言い訳」

 に聞こえてしまうはずだからです。

 五輪まで限られた日数を有効活用する以外に無いのですが、赤ジャージを来た選手たちが
躍動してくれると良いですね。
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五輪代表、男子は足踏みが続く

2012-06-19 22:28:48 | 日記
 今日発売のサッカー・ダイジェストが

 「五輪は本気でメダルを執りに行こうとしているのか?」

 と、その本気度を正す記事を書いていましたが、頷ける点は多いですね。

 まず日本は候補選手35名を公表したのみで、これから18名に圧縮しないといけませ
んが、これで本番まで既に40日を切った五輪に間に合うのでしょうか?

 なでしこはスウェーデンに1-4で敗れましたが、

 「本番までに課題を炙り出そう」
 「澤の体調を確かめよう」

 と、試合に挑む前にしっかりとした意義を持ち合わせていました。

 一方男子はニュージーランドと国内で戦いますが、これが18名選出後の最初の戦いで
あり、ぶっつけ本番の意味合いが強いですね。

 これは関塚監督の意向というよりも、後ろ盾となるサッカー協会の問題でもあります。

 特に五輪代表とA代表を兼任する選手の処遇は、今後も重要な意味合いを持ちます。

 五輪は日本が出場する限られた国際舞台ということもあり、勝負と育成、どちらを優先
事項にするか1996年以降からうやむやの状況です。

 加えて代表監督は

 「五輪はワールドカップとは異なる」

 というスタンスの欧州人ですしね。

 人選を含めて今後の日程が気になります。
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日本の謙虚さ、欧州での自己主張

2012-06-19 16:57:14 | 日記
 今日は休日で、2軒の店で買い物をしました。

 僕はどちらの店でも

 「袋は要りません。」

 と言ったのですが、何故かどちらの店でも袋に商品を詰めてもらう形になり、正直苦笑い
でした。

 「袋は不要です。」

 と言い直そうかと思いましたが、僕が訂正しないことで「角が立たない」状態になります
から、そのまま商品を頂きました。

 2軒目ではアイスクリームを買ったので、水滴が付かないように気を効かしてきれたの
かもしれません。

 もしかしますと、南米や欧州ではこうした際でも自己主張して、やり直しを求めるのかも
しれません。

 日本でも見られますが、頻度としては少ないように思います。

 サッカーでも欧州ではどんどん主張しあい、練習中ですら険悪な雰囲気になる事が多いで
すね。

 その一方で試合と練習が終わってしまえば、彼らはいざこざを水に流し、再び握手をして
帰ります。

 日本人はそのいざこざを、終始

 「引きずってしまいがち」

 ですね。

 言い換えれば、僕は特にそうですが他人の顔色をうかがいながら、作業や発言をしている
と感じます。

 長友、岡崎は入団当初から随分と可愛がってもらっていますが、両者はいち早く日本と
欧州の風景の違いに築いたからこそ、立ち位置を見つけたのだと思います。
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2010年の日本と今のイタリアが重なって見える理由

2012-06-19 16:40:53 | 日記
 今のイタリアは、2年前の日本と重なる部分があります。

 2010年の今頃、日本列島は16強に進出した代表の話題で持ちきりでしたが、その
1ヶ月前は監督と選手にありとあらゆる罵声が飛んでいました。

 セルビアと韓国に連敗し、韓国戦の後に岡田監督が

 「進退伺い」

 を出したという話もありました。

 それだけ代表の周囲は雑音で溢れ、選手が集中力と体調を整えようとしても、大変難し
い状況にありました。

 腹を括った岡田監督が導き出したのは

 1・4-2-3-1から4-1-4-1
 2・本田を1トップで起用する
 3・阿部を1で起用し、4バックの前でプロテクトの役目を負う

 というもので、今まで重ねてきた経験を放棄したことで、監督には更なる批判がぶつけら
れます。

 これはカメルーンに1-0で勝利するまで続き、パラグアイに敗れて帰国する際には
あれだけ批判を浴びせていた人間が、拍手で迎える

 「矛盾」

 さえ引き起こしました。

 イタリアは蓄えてきた事実を放棄せず、3バックという治療薬を打つことで回復のきざし
を得ました。

 そうしますと、2010年6月の日本も今回のイタリアを同じ要素で戦ったと思えます。

 当時多くの人間が、監督は自ら信念を捨てたと考えましたが、岡田監督からすれば、むし
ろそう捉えて貰ったほうが良かったのでしょう。

 4-1-4-1導入に対する

 「大義名分」

 を得た形になりますし、選手の入れ替えに関しても理由が発生する為です。
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イタリア、8強進出を決めたその背景

2012-06-19 16:31:41 | 日記
 人間、腹をくくると途方も無い馬鹿力が漲ってくるのですね。

 特に個人ではなく集団になれば、その力は更に高まり集中力と団結力に結びつきます。

 イタリアが初戦のスペイン戦で3-5-2を敷いたことを、僕は心のどこかで時代遅
れという認識を持っていました。

 今は極東の島国の代表とクラブですら、基本を4バックに求めています。

 時代の潮流から外れた3バックを機能させる為に、プランデッリがウイングバックを
高い位置に晴らせ、デ・ロッシをアンカーで起用したとしてもです。

 しかしスペインに引き分け、アイルランドを蹴散らした彼らは見事8強に進出し、強豪
としての面子を守り抜きました。

 今大会はオランダが3戦全敗で姿を消しましたが、いかに欧州選手権ではワールドカップ
のような力の差が見られにくいとしても、伝統国の敗戦はやはり惨めに映ります。

 スポーツナビの工藤拓氏の記事によると、今イタリアでは

 「ビスケット」

 という言葉が盛んに用いられ、選手と監督をうんざりさせています。

 それは同じグループのクロアチアとスペインに対し、「談合」、つまり裏で口あわせをして
いないかと猜疑心に見舞われているメディアが、不躾な質問を投げかけている為です。

 プランデッリ監督が従来の4バックから3バックに変更したのは、その意味の無い記事を
記すメディアに対しての

 「しっぺ返し」

 の意味合いが強いですね。

 逆に3バックでも充分勝算があることを見通しての布陣変更でもあったのですが。
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