塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

なでしこ、新戦力の台頭はあるか

2014-05-18 23:36:34 | 日記
 佐々木監督となでしこの関係を見ていますと、下の世代から選手を引き上げる時期のむずかしさが見えてきます。

 日本開催のU-20女子ワールドカップで3位にはいった日本女子代表ですが、佐々木監督は猶本、田中に仲田、そして藤田と主力をすぐに引き上げることはありませんでした。

 それは単純に、勢いだけではA代表の掲げる目標、五輪の金メダルとワールドカップの防衛にはつながらないと判断した可能性もあります。

 また、メディアからの取材攻勢を見て、

 「彼女たちを今引き上げては、更にメディアが囲んでしまうな」

 という懸念があったのかもしれません。

 特に、田中陽子選手に対しての報道は非常に大きく、彼女もここまで多くの媒体から取材依頼がくるとは思わなかったと思います。

 ヨルダン戦、僕は見ていませんが7-0で勝利したということで、佐々木監督と選手も安堵しているでしょうが、当然アジア王者を狙う代表にとって、ワールドカップ出場権獲得は通過点という認識でしょう。

 「世界王者ではあるが、現役のアジア王者では無い」

 という矛盾点を解消し、カナダに向かう為にも、奮起とコンディション調整が求められます。

 ザッケローニ監督も、ワールドカップ残り1年で新戦力を東アジアカップから招集する形になりましたが、佐々木監督も同様の形で底上げをはかるのでしょうか。

 今回はアーセナルに移籍した大野と近賀が不在で、大儀見もこれでチェルシーに復帰します。

 今後、若い選手を含む年齢のバランスとフィットネス、そして戦術確認を行う上で、新しい戦力の見極めを佐々木監督は行ってゆくはずです。
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今のミランの現状を考えてみる

2014-05-18 02:00:03 | 日記
 ザッケローニがミランを追われた際、ベルルスコーニはスーツの国、イタリアらしい表現で

 「ミランという素晴らしい生地があるのに、裁断するテーラーの腕が未熟」

 と断罪しました。

 でも、今思うと、ザッケローニだけでなくベルルスコーニを心底満足させる人間は、サッキとカペロ以降はアンチェロッティを含めて誰もいなかったように思います。

 アレグリだけでなく、テリムもタソッティも短命に終わりましたし。アンチェロッティでさえ

 「ミランは2トップで戦うべき!」

 というオーナーの進言に苦慮していました。

 彼は4-3-1-2と4-3-2-1を併用してある種のごまかしで危機を切り抜いてきましたが、後者がミランの基本布陣になったことは記憶に新しい出来事と言えます。

 ザッケローニに限らず、来季の指揮官は今の脆弱な戦力をどう変化させるかが大きく関与します。

 仮に2トップでは置き場所が無いシャーラウイを売却し、30億円程度の現金収入があったとして、アディダスとエミレーツ航空からのスポンサー・フィで合計50億円程度の金額を補強費として得たとします。

 同時に余剰戦力として語られるロビーニョやメクセスを売却して彼らの給料を、本当に不可欠な戦力に割与えることで、残留を促すことは可能のように思えます。

 ただどのクラブでも、シャーラウイのような

 「生え抜きの存在」

 はファンの拠り所でもあります。

 ですから本当に彼を売却できるかと言えば、案外難しいと思いますが、スポンサーシップだけでは補強費の捻出は難しいでしょう。・べるる

 バルバラ・ベルルスコーニがガッリアーニとの折り合いをつけることも大事でしょうし、インテル以上に今のミランは、過去から決別しようともがいている印象を受けます。

 そうしますと、やはりインザーギという形で監督問題は落ち着くようにも思えます。

 
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僕が考える来季のミランを率いる人物

2014-05-18 01:51:38 | 日記
 ガッリアーニは今夏のワールドカップ、日本代表が好成績を残す事を期待してることでしょう。

 それは彼がオペレーションの責任を持った本田圭祐獲得が正解であったことの証明になりますし、呼び寄せる可能性のある監督に勝者としての「箔」が付く為です。

 最新号のワールド・サッカーダイジェストはセードルフ政権は今季で終了し、以下の4名が来季、ベンチに腰掛けると見なしています。

 1・フィリッポ・インザーギ
 2・ロベルト・ドナドーニ
 3・ヴィンチェンツオ・モンテッラ
 4・ルチアーノ・スパレッティ

 インザーギとドナドーニはミランの主軸として大活躍した選手ですから、ファンからの反発はさほど少ないと言えます。

 モンテッラは近年イタリアの中でも特に優秀な若手監督として頭角を現し、スパレッティはローマでコパ・イタリア、ゼニトではロシアリーグ優勝という、場数の多さでは4名の中で群を抜きます。

 勿論、彼らには長所だけでなく短所もあります。

 インザーギはまだ駆け出しの過ぎず、セードルフと同じ事を繰り返す危険性がありますし、それはモンテッラも同様です。

 ドナドーニは2008年欧州選手権で代表監督を務めて以降、優勝経験を持ちませんし、スパレッティはローマという外様で過ごしてきた過去があり、ファンから反発が起きるかもしれません。

 ですので僕は

 「アルベルト・ザッケローニ」

 が再び、サンシーロに姿を見せても不思議では無いと思います。

 1999年のミランでスクデットを獲得し、2011年のアジア王者という肩書に加え、もし日本代表を16強、8強という形で躍進させたなら、それはガッリアーニだけでなく、多くの関係者に

 「保証書」

 を本田と同様にもたらすためです。
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