塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手がスパイクを変更する瞬間

2014-05-29 00:41:13 | 日記
 昔、スパイク契約が終了した選手たちは、マジックペンでブランドロゴを消してから試合に出場していました。

 これは今まで支えてくれたブランド側への配慮であり、同時に

 「私は今、新しい契約先を探しています」

 という伝達でもありました。

 昔は黒の本革に白いブランドロゴが一般的でしたから、選手が塗りつぶす作業も簡単だったでしょうし、消してあるスパイクの写真は、僕も幾度か見たことがあります。

 でも、今のようにカラフルな上、合皮が一般的になると、契約切れが近い選手は大変でしょうね。

 例えばメスト・エジルがナイキからアディダスに変更し、長友祐都がアディダスからナイキへ変更した事例があります。

 後者はまだ日本代表での存在価値はあっても、欧州市場では知る者が少ない、アジアからの挑戦者でしかなかった時代での契約変更でしたから、そこまで気を配る必要は無かったでしょう。

 一方でエジルのように、レアルでもドイツ代表も

 「エジルは最高のプレイメイカー」

 と評価を得ている選手であれば、契約先を変えること、そのものが一大事です。

 アディダスならばメッシ、ナイキならロナウド、プーマならばアグエロと、絶対に手放したくない看板選手はいるでしょうし、逆にバロテッリがナイキからプーマに変更したように、ブランド側は

 「選手の広告価値」

 も吟味せねばなりません。

 岡ちゃんが好調を維持できても、本田が出来栄えが今一つならばミズノの方はやはり喜べないでしょうし、アディダスも多くの日本代表選手が愛用している自負があります。

 スパイクの契約はお金も絡んできますし、大変な出来事ですが、同時に商売道具でもあるので、一概に履き続けることが難しい面もあるのでしょうが。
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サッカーと実生活で浮かぶ逆説

2014-05-29 00:26:34 | 日記
 まもなく6月となり、2014年も半年に差し掛かります。

 一方でネットでも店頭でも、冬物衣類、肌着を売っている事が多々あります。

 「逆説」ではありますが、僕も昨日ドンキホーテでグンゼのボディワイルドの冬用タイツを、半額で入手しましたが、これは今冬に色々新調したい物があるため、一種の予防策でもあります。

 それは競合相手が少ない面もあるのですが、案外僕と同じ考えの方がいまして、先々週偵察した時にあった肌着は売れていました。

 かつてペルージャが中田英寿、アン・ジョンファン、そしてマ・ミンユーを獲得したのもこの逆説ですよね。

 確かに東アジアから選手をとれば移籍金は安く済むであろう。

 しかし、戦力として考えるならば、やはりブラジルやウルグアイを視察した方が良いであろうし、特にペルージャにように残留が第一目標であるならば、コストを考えても、確実に戦力になる人材が必要。

 そう周囲が考える事は当たり前ですね。

 実際、アン・ジョンファンとマ・ミンユーは不発に終わり、中国市場と韓国市場でペルージャの影響力は皆無でした。

 (韓日ワールドカップで韓国がイタリアを倒した事が悪影響になった点はあります。)

 一方で中田を4億円でベルマーレ平塚から獲得したことは、大きな潤いをペルージャにもたらし、独自ブランドである

 「ガレックス」

 が手掛けるレプリカジャージは爆発的な売れ行きを見せ、アレッサンドロ・ガウチが手掛けた書籍「ペルージャ」までもが刊行される形になるなど、ガウチ家が手掛ける逆説

 「伝統国でなくとも人材は獲得可能」

 を裏付ける形になりました。

 エクアドル代表FWカビエデスも、その方針でイタリアに来ましたね。

 旬を逃す事は大きい、今なら夏用肌着が欲しい時期ですが、それでも冬物を探すメリットが感じられるならば、探して見るのも有効ですよ。
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