塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

Jリーグが手掛ける復刻デザイン

2014-05-12 23:38:16 | 日記
 大リーグやNBAでは時計の針を戻すと言う意味の

 「スローバック・ジャージ」

 という物が用いられる時があります。

 これは過去の歴史に敬意を払い、選手たちが当時のデザイン・ジャージに身を包んで戦うというもので、ミッチェル・アンド・ネスのような専門ブランドもあります。

 サッカーで言えば

 1・オールド・レジェンド・ジャージ
 2・トフス
 3・リテイク

 などが、人気を博したのが2000年代後半の事で、特にオールド・レジェンド・ジャージが手掛けたロベルト・バッジョの98年ワールドカップモデルは、写真で見るだけでも非常に精緻な作りでした。

 フットボール・マックスではこのJリーグ・バージョン

 「復刻Tシャツ」

 を販売しています。

 これは20年前のJ開幕当時のデザインをジャージではなく、Tシャツに昇華プリントを用いたもので、税抜き4200円とジャージを買うよりもお手軽です。

 これは当時のサプライヤーであるミズノではなく、Jリーグの公式グッズの扱いなのでしょう、当時のミズノマークである「M」は見当たりません。

 当時、まだ名を連ねていないクラブの品もありまして、たとえば山形は1997年、FC東京は1999年当時のデザインが用いられる形になっています。

 過去を振り返る事で当時の面影を探す。

 そんなセンチメンタルにならなくとも、

 「ああ、当時はこんな形だったなあ」
 
 と昔話でもして貰えたら良いのでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アディダス、ミランとバイエルンの新作ジャージを発表

2014-05-12 23:27:16 | 日記
 ワールドカップ出場国が23名を続々と公表する中で、アディダスが先陣を切る形で2014-15シーズンのクラブ・ジャージを公表しています。

 既にチェルシーのホームバージョンが配信される中、ミランのサード、そしてバイエルンのホームがそれぞれ映像公開となりましたが、皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか?

 ミランのサードは着用機会が限られていますし、ファンでもまだ

 「食指が動く」

 ことは無いと思います。

 一方のバイエルンですが、僕の印象は90年代中期に戻った、そんな感じです。

 バイエルンがアディダスと良好な間柄を保っている事は確かですが、実はデザインされる配色はその時代によって大きく異なります。

 例えばミランなら黒と青、お隣のインテルなら青と黒、ドイツならばドルトムントならば黒と黄色というように、契約ブランドはそのクラブの伝統色を崩すことなく、ジャージをデザイン、提供します。

 来季のバイエルンは

 「えんじに青」

 と言う形で、これはクリンスマンやマテウスが在籍していた90年代中期に用いられていた配色です。

 でも、近年は青の部分が「白」でしたよね。

 ちなみにストライプの時期もあれば、2007-08シーズンのように、ボーダーを用いる時期もあります。

 90年代のアディダスはサッカー、バスケットの世界で影響力が低下しており、バイエルン、マルセイユ、そしてスウェーデン代表と支援するクラブ、代表のいずれも左肩に大型の

 「アディダス・ストライプス」

 例の3本線を大胆にデザインしていたものです。

 マルセイユバージョンは後に復刻されたように好評だったようですが、アディダスも十八番で苦しんでいた時期がありました。

 ちなみに今回の配色、ルンメニゲや選手たちはどう捉えているのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

僕が思う、大久保の代表選出

2014-05-12 15:12:14 | 日記
 「人生捨てたもんじゃないよね、あっと驚く軌跡が起きる、明日は明日の風が吹くと思う」

 秋元康氏はAKB48の大ヒット曲、「恋するフォーチュン・クッキー」で冒頭の詩を提供していますが、もし僕が大久保の立場なら、この歌詞を噛みしめているでしょうね。

 先日のアントラーズ戦の終了後、当たり前のように代表選出について尋ねられると

 「自分でも招集はサプライズだと思う」

 と語っていましたね。

 実力と五輪とワールドカップにそれぞれ参加経験のある大久保からすれば、非常に謙虚という見方もできますが、一歩下がったところから自分の状況を判断できるようになったこと。

 この点が招集理由と感じます。

 2003年にA代表に招集されるも、ゴールが奪えず周囲の失望を買い、セレッソとヴィッセルでJ2に落ちた事も、大久保の肥やしになったと言えるでしょう。

 スペイン、ドイツで過ごした日々が、今の心境にどう影響しているかはわかりません。

 ただ、確実に言えるのは

 「風間監督率いるフロンターレとの相性は抜群」
 「中村、小林と攻撃の核となる選手とのアイ・コンタクトの素晴らしさ」

 が今回の選出に大きく働いたということでしょうか。

 彼の家族は親父さんに良い報告ができたねと、大久保を労っていると思います。

 でも、大久保自身は

 「ワールドカップに出場して、初めて顔向けできる」

 と思っているのではないでしょうか。

 およそ1か月後、ブラジルでの戦いが幕を開けます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大久保には起こり、青山には起こらなかったメディアのどよめき

2014-05-12 15:00:45 | 日記
 マスメディアはこぞって

 「大久保がサプライズ招集!!」

 と騒いでいます。

 それは2010年ワールドカップを経験し、フロンターレ移籍1年目でJ1得点王に輝きながらも、代表とは疎遠であったことが関係しています。

 そして今日5月12日が、お父様の命日ということも無関係ではありません。

 正直、僕の印象は大久保が招集されたことよりも

 1・豊田が落選したこと
 2・青山の名前が呼ばれた際に、どよめきが起こらなかったこと

 の方が印象的です。

 今振り返りますと、豊田が持つ最大の特徴である空中戦の強さ、ポストプレイ、そしてミドル・シュートという3点を、大迫に託したと考えられます。

 それは対戦する3か国のDFを考えた場合、日本人の体格、上背で戦う豊田よりも、1860ミュンヘンで多様な選手と戦う大迫の方が、より大胆に、落ち着いたプレイができると判断したため。

 と僕は捉えます。

 「大迫は来季、1860ミュンヘンに残らないだろう」

 と囁かれているように、大迫は1月の移籍で劇的に調子を上げたことも、大きな要因と言えます。

 遠藤が仮に累積、または故障で出場不可の際に備え、監督は高橋、柴崎に目をつけていると言われていましたし、フロンターレのファンは大久保と中村がセットで招集されることを期待していました。

 青山招集の理由は

 1・J1王者、広島の中核である
 2・代表ではまだまだ新顔の扱いで、新鮮味が高い事
 3・彼が持つ丁寧で繊細な技術

 にあると思います。

 強いて言えば、南野、山下、塩谷という代表キャップ0の選手達には、やはり厳しい結果になったということであり、監督が見つめ続けてきた4年の歳月、供に接してきた選手が選ばれた、という形でしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

代表監督、それはローマ皇帝のようなものか

2014-05-12 14:51:09 | 日記
 「ローマ皇帝は不自由を甘受するからこそ、ローマ皇帝でいられる」

 塩野七生さんは著作「ローマ人の物語」で帝位に就く皇帝たちの心情を、確かこう描いていたはずですが、ザッケローニに限らず各国代表監督は、文字通りローマ皇帝のような気持ちを抱いているのでしょう。

 今、ゴール・コムを閲覧していましたら

 「ロイから電話をもらった」

 というイングランド代表、アシュリー・コールの談話が掲載されていました。

 招集選手の選考理由を述べるのも代表監督の責任ならば、直に伝える、電話を用いるなど方法は幾つもありますが、落選した選手への慮りもまた代表監督の仕事です。

 「彼は代表監督として、その責務を怠った」

 2002年、自ら代表選手23名を発表することを避けたトルシエに、こうした批判が集まったのは当然の出来事といえると思います。

 僕は今日、休日申請をして各局が中継をした代表監督23名の発表を見つめていました。

 僕でさえ胸の鼓動が鳴りやまなかったくらいですから、監督と原技術委員長、そして選手たちの高揚感、期待、落胆は、部外者がとやかく言えることではありません。

 監督、原委員長も冒頭で語ったように

 「選手たち、その選手たちを貸し出してくれたクラブに感謝したい」

 という気持ちを噛みしめるべきですね。

 2006年は田中がドイツ入りした後負傷し、既に休暇に入っていた茂庭が急きょ招集される、慌ただしい事態になりましたから、正直コート・ジボワール戦を迎えるまでは、様々な事態に備えるべきです。

 しかも茂庭は、オーストラリア戦で脚をつって退いた坪井と交代し、ピッチに入りました。

 こうした代表にとっても、選手にとっても「酷」な状況だけはつくってはいけません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする