塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

物書きに必要な自己批判という意識

2015-08-13 22:34:42 | 日記
 メディアは選手、監督、GMを批判しますよね。

 ではメディアが自己批判、または同業者を批判する事は必要でしょうか。

 例えば半年前くらいでしたか、新聞各紙は一面で

 「日本代表主将が結婚へ」
 「長谷部結婚!!お相手はモデルの佐藤ありさ」

 と大きく報じましたよね。

 で、結果どうなりましたっけ?

 前回もお話しましたが、代表監督はどんなに不調でも、自分には不可欠な存在と思える選手がいますし、その点は尊重せねばなりません。

 でも、贔屓がしすぎて選手がもっと不調に陥る可能性があれば、その点は監督に伝えなくてはいけません。

 一方で、メディアが日本で注目されないリーグというだけで、素晴らしい活躍を見せて招集された選手を批判するならば。

 それは代表監督が叱責すべきでしょう。

 2007年のコパ・アメリカ、ブラジル代表監督ドウンガがオランダリーグ、ヘーレン・フェーン在籍のアフォンソ・アウベスの名前を読み上げると、記者からブーイングが飛びます。

 何でそんな無名選手を招集するんだ?
 ブラジル国内にも、優れたFWは沢山いるぞ!

 というのが、メディアの見解でした。

 一方のドウンガは

 「君たちは馬鹿の集まりなのか」
 「彼は今季のオランダ・リーグ得点王であり、無名選手などでは決してないぞ!!」

 と叱責します。

 慌てたのはメディアの方で、アウベスが素晴らしい実力者であること、オランダという市場を蔑ろにしていたことを、コパ・アメリカ直前に露呈させてしまった自分たちの力不足を、代表監督から言及されてしまったのです。

 インターネットを軸に、これだけ情報収集がたやすい現在でも、メディアの唱えること、ファンの唱えること(当然僕の意見もですよ)も万全ではないのです。

 物書きは必ず、自己批判が必要だと思いますが、それは自然の摂理だとも言えます・
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瀬戸、新天地をトルコに選び、アストラは感謝の声明を発表

2015-08-13 22:20:47 | 日記
 トルシエ、ジーコの頃から

 「海外組」「国内組」

 と言う表記が増えました。

 言葉、生活習慣、そして繰り広げられるサッカーの質、これらを考慮すればやはり海外でサッカーをする、給料を得ることは凄い事です。

 それはスペインとイタリアを見るだけでもわかりますよね。

 一方で、メディアの言う海外組というのは、あくまで「欧州」を主戦にしている選手であり、北米、南米、アジア、そして欧州の中でも南欧や東欧は含まれていません。

 それは残念なことですし、メディアは本田や香川の招集ではなく、彼らをもっと注意するように代表監督に質問すればよいのに、と思います。

 2010年だったと思いますが、レッズからKリーグ、水原に移籍した高原は、フランクフルト在籍時のような豪快さを取り戻しつつありました。

 でも、岡田さんが

 「Kリーグに視察に出向く」
 「アシスタント・コーチと論議する」

 と言う話はまるで聞きませんでしたよ。

 アジアも西欧も「海外」ですよね。

 ならば、凄く勿体ないと思いませんか。

 今、スポーツナビを閲覧していましたら、ルーマニアのクラブ、アストラでプレイする瀬戸貴幸が、トルコのオスマンルスポルに移籍すると掲載されています。

 ナンバーでも度々その活躍が報じられた瀬戸、記者は近藤篤氏だったと思いますが、取材対象として非常に魅力的だったのでしょう。

 彼はサウジアラビアから給料2億円を提示されるも

 「サウジアラビアに行けば給料は得られるが、僕は関心が無い」
 「何故なら、この地でチャンピオンズ・リーグに行きたいから」

 という心意気を示した過去を持ちます。

 確かにルーマニアよりもイタリア、イングランドの方がレベルは高いでしょう。

 でも、主軸として活躍する選手と、名声はあるが体にキレが全くない選手を招集するのであれば、前者にもっと配慮があっても良いと感じます。
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ディアドラから考える、トレードマークの有無

2015-08-13 01:23:46 | 日記
 宮川大輔さんといえば、あの大きい黒縁眼鏡がトレードマークですよね。

 タモリさんならばサングラス
 さんまさんなら出っ歯

 というように、芸人に方はファンがすぐに思う浮かべる特徴を備えています。

 サッカーも同様で、例えば本田圭祐ならば

 1・金髪である
 2・腕時計を2つ着用する
 3・ミズノの愛用者

 など、その第一印象を語る事が出来ます。

 ブランドも、皆が認めるトレードマークがあることは便利であり、不便でもあるでしょう。

 例えばディアドラ。

 ディアドラと言えば、黒に黄色のラインがトレードマークで、ロベルト・バッジョがこの配色を好んでいたことは有名です。

 一方で覚えていない方も多いでしょうが、当時からディアドラはラインを黄色に固定せず、「白」「ライム」「オレンジ」と、多様な配色を持っていました。

 ライムはジュゼッペ・シニョーリ
 オレンジはファン・バステン

 というように、選手によってラインのデザインを変えていたのです。

 勿論、ディアドラとすれば核となる配色があることは、商品開発の原点になります。

 一方で、この黒と黄色以外の配色でスパイクを発売した際に

 「ディアドラらしくない」
 「従来の配色も検討して欲しい」

 と意見が寄せられたかもしれません。

 カッサーノのような悪ガキと契約する前にも、ヴィアリにインザギと一癖ある選手を支援してきたディアドラ。

 これも

 「ピッチ外の評判では無く、あくまで選手としての資質」

 を大切にしたいという彼らの矜持だったのかもしれません。
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