塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

パルセイロ、天皇杯でヴィッセルの胸を借りる形に

2015-08-30 23:23:30 | 日記
 長野パルセイロはレノファ山口に勝利し、2回戦ではヴィッセル神戸の胸を借ります。

 神戸は今季からネルシーニョ体制に移行し、レイソルからレアンドロを獲得し、監督の描くサッカーを全体に浸透させている最中ですね。

 神戸、大阪、京都ではセレッソとサンガがJ、ガンバとヴィッセルがJ1という構図ですが、この4クラブはいずれもJ2で戦った過去を持ちます。

 もし、この4クラブが全てJ1に在籍し、セレッソを破ったFC大阪が更に成長すれば、阪神タイガースとオリックス・バファローズの地位を脅かすかもしれません。

 長野市ではオリックスに注目する野球好きは多いと思います。

 何故かと言いますと、兼子投手は長野商業高校出身で、オフシーズンには必ず楽天イーグルスの聖沢選手と共に

 「ホテルでのトークショー」
 「番組出演や表敬訪問」

 など、県内で慌ただしく過ごしている為です。

 デイリー・スポーツが

 「なでしこの2011年世界一」

 でも、一面の見出しをタイガースで抑えたように、ある意味この姿勢は天晴だと思います。

 デイリーとしては

 「ガンバの3冠」
 「ガンバのチャンピオンズ・リーグでの戦い」

 も視野に入れているでしょうが、バリューはやはりタイガースでしょうね。

 いつかタイガース・ファンが

 「今回ばかりは仕方ないわ」

 と思わせるダービーでの激闘や優勝など、この4クラブの健闘が広まると良いですね。
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Jリーグ復帰は選手をただの男に変えてしまうのか

2015-08-30 01:00:34 | 日記
 「それにしても妻と言う存在は怖ろしいものですね。英雄をたちまちタダの男にしてしまう」
 「タケタに帰った後のオデッセウスについて、ホメロスはもう語ろうとしない」

 この文章は新潮文庫から発売されている、「イタリア遺聞」の57ページから引用したもので、著者は塩野七生さんです。

 冒頭の文章は塩野さんの言葉ではなく、知己の男性が放ったものなのですが、塩野さんはその男性から教えられたとおりに、ホメロスに付き合ってみたら、なるほど、その意味がわかった。

 とおっしゃいます。

 この

 「妻と言う怖い存在」
 「英雄がただの男になる」

 と言う2点、今のJ1にあたると感じますね。

 川島が無所属で代表から落選した、それでも彼はイタリアを含む欧州に居たいと考えている。

 それは彼が心の中で

 「日本に戻れば、僕がただのGKになってしまう」
 「2010年、14年とワールドカップに出場した意味も無くなる」

 と考えているからではないでしょうか。

 妻と言う怖い存在、つまり夫に弁明の余地を与えない、帰宅の遅れすら許さないという観点は、勿論ミスに言い訳は出来ませんが、日本のメディア特有の

 「スターを作ること」 
 「作ったスターを簡単に捨てる事」

 に起因するように思います。

 それだけ今の日本には、お金を含めたリーグ運営、選手のバリューが無いとのかもしれません。

 また、イタリア、イングランドは優れたGKを輩出してきた歴史を持ち、批評家の見解は厳しい事で知られています。

 日本では試合の批評、代表選手選出の批評はあっても、ポジションごとに詳しく説明し、成長した点を素直に評価する方法論が見えません。

 川島に限らず、各国に散らばる代表選手たちは、その点も考慮しているのでしょうか。
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パルセイロも逆転できる要素はある

2015-08-30 00:45:56 | 日記
 その女性従業員は、

 「緑を着ていないファンは、一切認めないと言う空気」
 「皆飛び跳ねていて、試合を本当に見ているのか、全くわからなかった」

 とおっしゃっていました。

 そして僕と同時に発言したのは

 「アルウインは遠い!!」
 「歩いては絶対にたどり着けない!!」

 と言う内容でした。

 信濃毎日新聞でも、路駐の多さ、交通渋滞、シャトルの発着と山雅の取り組みが報じられていますが、逆にこのマイナスを補うだけの集客があることは、やはり凄い事です。

 でも、言い換えれば

 「コアなファンが新規ファン、もしくは近くに立ち寄ったから立ち寄ったを避けている」

 という面があるのかもしれませんね。

 「流し」のファンは確かにクラブにお金を落とすわけではありませんし、ノリの良さだけの応援は勘弁!!と言うところでしょうか。

 その女性は圧迫感をひしひしと感じた模様です。

 パルセイロの観客動員はあくまで「J3」と言う範疇で上位ですが、J全クラブからすれば下位に位置します。

 でも、それだけ古参のファンから

 「応援はこうあるべき!」
 「グッズは必ず身に付けろ!」

 というお仕着せは少ないでしょうし、カテゴリーわけもしっかりできています。

 逆に言えば、観客数が少ない点を利点にし、融通の利く応援が可能というわけですが。

 確かに若干歩きますが、南長野は篠ノ井駅まで充分あるけますし、到着するまでにサークルKとセブン・イレブン、綿半ホームエイド、燈宴さんをはじめとする飲食が可能なお店は沢山あります。

 駅前の「マツキ」さんは、敵地のファンからも人気ですしね。

 こうしてみると、パルセイロの観戦状況はそんなに悪くないと思えるのですが。
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観客が少ない事をメリットと思えるか

2015-08-30 00:35:54 | 日記
 観客数が少ない事は、通常「デメリット」と考えます。

 でも、これって実は「凄く良い事」なのかもしれませんよ。

 長野市に、僕がよく立ち寄る洋服屋さんがありまして、最近新しい店舗の運営を始めました。

 新店舗には昨日、初めて立ち寄ったのですが、中にはカフェが併設されており、せっかくのなのでお茶を注文したのです。

 「以前から姉妹店を利用して頂いているのですか」
 「お住まいはどちらですか」
 「車、それとも電車でいらしたんですか」

 店員さんと会話をしながら、素性をあかしていったのですが、お茶をいれて下さった女性従業員の方は、アルウインで山雅の観戦経験があるとの事。

 男性店員もいらして、その方も松本に住んでいたことがあり、赴任して間もないころ

 「山雅の話題には注意しろ」
 「マイナスの話題は出来るだけ避けろ」

 と同僚が指摘したそうです。

 その方はさほどサッカーに興味が無く、山雅の影響はそこまで気にしていなかったそうですが、助言を受けてからが随分と会話に注意したそうです。

 言い意味で言えば、ファンがクラブに対してお金を払う土壌、クラブに対して意見できる準備がある
 悪い意味で言えば、クラブを批判するもの、他の地域から引っ越してきた人物が、自由な発言が出来ない

 という論点が成り立つのではないか。

 茶をすすりながらそう考えた次第です。

 皮肉な言い方ですが、パルセイロと長野市はそこまで親密、言い換えれば急接近しているわけではありません。

 ですから

 「サッカーをまずは気軽に楽しみたい」
 「女子もサッカーしているんだ」

 というハマリ始めた方には、最適の土壌なのではないかと考えた次第です。
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