塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

体を投げ出す事は不恰好か

2015-08-19 01:39:18 | 日記
 以前、「すぽんじニャーコ」というアニメーションの話をしました。

 新作が公開されず、僕は幾度も同じ話を視聴しているのですが、ニャーコを見ていると

 「自分の体を使って働く事」

 の意味が見えてきます。

 サッカーでも、フルバックがオーバーラップしても使われない事があります。

 それはフルバックを「おとり」として使う時で、外に開いた選手とボックス・エリアに侵入した選手がいれな、それだけマークが分散され、得点の機会が増えるためですよね。

 実社会でも

 「お金をだまし取られた」
 「懸命に働いても、生活が楽にならない」

 という面はあります。

 アルゼンチンやブラジルでは、スラムから名手が生まれるという皮肉があり、マラドーナ、リケルメ、テヴェスという歴代の背番号10は、貧民街から誕生しました。

 最近は、皆がモバイルを駆使し

 「体を使う事は不恰好」
 「楽してお金を稼ごう」

 という感覚が多くなりました。

 サッカーでも、体を投げ出すことは負傷の直接な要因となり、推奨はできません。

 でも、体を投げ出して最終ラインを割りそうなボールに脚を出す、ウイングバックが無駄とわかっていても、幾度もオーバーラップをする。

 こうした選手の行動が

 「僕たちの胸を打つ」

 事も確かで、不恰好でも、そして体を投げ出す事があっても良いじゃないかと言う気にさせてくれます。
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コバチッチ、インテルにさようならを告げる

2015-08-19 01:20:14 | 日記
 サッカーが難しいと思うのは

 「彼こそが我がクラブの未来」

 と指摘された選手が、クラブを後にする時の切なさであり、希望の瞬間です。

 インテルは
 
 「コウチーニョをリバプール移籍させた時と同じ過ちはしない」
 「コバチッチは残留する」

 とメディアに語っていましたね。

 しかし、ゴール・コムでは

 「インテルとレアルの間で、コバチッチの譲渡が決定」

 という記事が報じられています。

 コバチッチがインテルの未来だ、と言う指摘が覆されたのが問題ではなく、その未来というのはあくまで獲得時のGMと会長、指揮官の思惑でしかない、と言う事です。

 リバプールとコウチーニョの相性は非常に良い物で、コバチッチもインテルで違和感を感じているのあれば、マドリードに移籍する事が良かったのかもしれません。

 今の所インテルは、モラッティ時代の前半と同じような行動に終始しています。

 トヒル新会長からすれば

 「こんなにお金を使っているのに」
 「マンチーニはインテルの内情をよく知っているのに」

 と感じているでしょう。

 しかし、買い取り義務のあったシャキリをストークに放出し、ポドルスキに対して簡単に「さようなら」と告げたわけですが、ここまで選手が戦術ヨベテを噛み合わないのあれば、やはりかつて囁かれた

 「カネの使い方が間違い」

 という指摘からは逃れられません。

 ミランを制してコンドクビアが入団し、ヨベテッチと言う実力者も入団したインテルですが、今マンチーニはどのような布陣を描こうとしているのでしょうか。

 
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2004年のミランと人材の交流

2015-08-19 00:54:07 | 日記
 アン・ハサウエイが主演と務めた映画「プラダを着た悪魔」を、僕はDVDで2回鑑賞しています。

 その中で、彼女が

 「ドルチェ・&・ガッバーナですね、スペルを」

 と尋ねた瞬間、一方的に電話を切られる場面が出てきます。 
 
 ハサウエイはファッションに疎く、不本意ながらファッション事務所で働く女性を演じていますから、この場面だけでドルチェ・&・ガッバーナの影響力がわかります。

 この映画は2004年の公開でしたが、ミランはこの年、スクデットに輝いています。

 主力は若き日のカカであり、GKはジダ、最終ラインにはマルディーニ、中盤から前線にはピルロにシェバが本領を発揮し、アンブロジーニ、ガットゥーゾというイタリア代表も控えていました。

 ドルチェ・&・ガッバーナがミランとの契約を終えたと言う話は聞いていません。

 でも、もしかすれば

 「移籍金0の選手がヒットすればよいと言うクラブになってしまったのか」
 「監督の途中交代が多すぎるよ」

 と、ぼやいているかもしれません。

 ベルルスコーニ、バルバラ、そしてガッリアーニ。

 今のミランはこの3者が自分なりの

 「思惑と方針」
 「他者の動きを窺っている」
 
 ようなものでしょうか。

 ちなみに長きに渡りGMを務めていたブライダは、今バルセロナにいますよね。

 かつてレアルがサッキとカペロを頼った時期がありましたが、イタリアとスペインはあれだけ異なる価値観でサッカーを愛でるのに、人材を引き抜くのは何だか不思議です。

 ちなみに「岡ちゃん」の上司、ラニエリもバレンシアで指揮を執った過去を持ちます。
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