しくじり先生で題材になりそうなサッカー事件簿

　テレビ朝日の人気番組である「しくじり先生」

　放送が始まって間もないものの、既にＤＶＤとブルーレイで販売されるなど、その勢いはとどまる事を知りません。

　人間と言うのは、成功事例よりもむしろ

　「おれ、転んで膝を擦りむいたよ」
　「でも、今は元気だぜ！」

　というような、失敗談を馬鹿みたいな逸話を効いた方が、滋養があるのかもしれません。

　ちなみにサッカーも話題となり

　「マラドーナの麻薬人生」

　が包装されています。

　マラドーナの例は特殊であり、特殊ではありません。

　例えば

　１・ガスコイン　深酒から逃れる事が出来ず、今でも酒と戦っている
　２・カントナ　カンフーキック事件で世論を敵に回す
　３・ロイ・キーン　韓日ワールドカップを監督と対立してボイコット

　というように、選手の気性の荒さが元で、大事件に発展したことは幾らでもあります。

　一方監督でも

　１・クリストフ・ダウム　自身の麻薬問題で確実視されていたドイツ代表監督は遠い世界へ
　２・アレックス・ファーガソン　ベッカムにスパイクを投げつけ、当たり所が悪ければ失明の可能性もあった
　３・ジョゼ・モウリーニョ　カシジャスを軸にレアル時代、選手との軋轢が絶えず、現在のチェルシーでも同様の可能性あり

　というように、しくじり先生の題材には事欠きません。

　でも、一番のしくじりは

　ベルナール・タピ　八百長で絶頂期のマルセイユを奈落の底へ
　ジョセフ・ブラッター　ＦＩＦＡの汚職問題で大ブーイング

　など、トップだってばか丸出しの事例は多い物です。

　こうしてみると、サッカーと言う競技は、暗部があるからこそ選手の素晴らしいプレイが際立つものなのでしょうか。