バロテッリはニースの環境が最適なのか

　バロテッリやアントニオカッサーノを見ていると、世間を騒がせる選手には中規模クラブの方が快適なのではないか、と感じます。

　一方で今でもカントナがユナイテッドファンから大きな愛情を注がれているように、選手によってはビッグクラブでもうまく立ち回れます。

　ジョーイ・バートンもそうですが、冒頭の２選手は心が豊かなのではなく「豊かすぎる」のかもしれません。

　簡単に言えば

　「好調な時期が長く続かない」
　「要はやる気があれば凄まじいまでの集中力を発揮するが、そうでないときの落差が大きすぎる」

　これらは監督、同僚、記者とのかかわりの中で

　やる気がそがれる発言があった
　他人が自分を承認していない

　そのために行動として余計な一言を口にしてしまう。

　そんな気がします。

　僕がプーマの担当者ならば、バロテッリの行動が靴の売り上げをどう左右するか、毎日心配でしょうね。

　ディアドラからすれば、カッサーノを軸に展開していた広告が消えてしまいましたし、ブランドとすれば当然オン・ピッチでの活躍を、選手の求めるはずです。

　それを考慮すれば、本田がミランに対して発言していることは、まだかわいいと言えそうです。

　日本人選手が練習に手を抜かず、何とかして監督の支持を得たいと思う具体例がインテルと長友なわけですが、その両者ともベンチが定位置が多いのは、何だか皮肉に感じます。
　

日本代表、イラク戦当日を迎える

　今日も寝付けず、朝刊に目を通し、テレビをザッピングしてみました。

　対イラク戦の情報は僕が見た限りでは「あさチャン」だけが扱っていましたが、それはイラクの研究や日本代表の練習内容ではなく、監督の記者会見の様子だけでした。

　信濃毎日新聞は左翼で原口、中央に清武を置く４－２－１－３の布陣を予想しています。

　監督が４－２－３－１ではなく４－２－１－３にしているのは、中央の選手を幾分後方に置くことで、相手マーカーを呼び寄せて薄くなった背後を狙う意図が有ると僕は感じます。

　では、両翼で鍵となるであろう小林と斎藤の扱いはどうなるでしょうか？

　監督は

　イラクの脚が止まるであろう後半からの投入
　先発させて序盤から主導権を握る

　のいずれかで悩んでいると思います。

　「フットボールチャンネル」によれば、イラク代表はセンターバックとフルバックの間に空間が生じやすいらしく、後半になれば慣れない気候と披露でマークが分散すると思います。

　その点を最大限活用するのか、それとも前半から攻め込むか

　この判断が難しいように感じますね。

　もしイラク戦を黒星で終えたとすれば、敵地のオーストラリア線を待たずにプレイオフの３位を目指すことが現状になるといえます。

　イラク代表は代表監督が暴漢に襲撃されるなど、周囲からの重圧が我々の予想をはるかに超えており、前半からマイボールを失わない形を目指すといえそうです。

日本代表、全く注目が集まらない現状

　最近夜寝付けず、朝方朝刊を読みながら、「あさチャン」や「モーニングショー」を眺めています。

　皆さんは寝付けずに仕事をするのは大変でしょうが、僕は業務上、午後出社のためにもう一度、布団に潜り込むことができるのです。

　ただ、テレビを見ていても

　「Ｊリーグ、なでしこリーグに日本代表はそんなに関心が無いのかな」

　と感じます。

　テレビ朝日は予選の放映権を持っていますから、情報を提供するのでしょう。

　しかし、その他の局はほとんどが

　プロ野球のクライマックス・シリーズとドラフトについて
　小池東京都知事の動向
　台風関連のお天気ニュース

　と、イラク、日本代表、試合展開など全く放送されません。

　選手からすれば、ある意味無風状態で戦い、最後で

　「どうです！今まで注目してこなくて損をしましたね」

　と言ってやりたいような動向ですが、これが現状の日本代表の戦力と戦い方を周囲が感じているのでしょうか。

　メディアだって代表の顔ぶれは変化に乏しいと考えているはずです。

　ならばこそＪ1を注視して丹念に選手を追いかけ

　「私はこの選手を招集すべきと感じます」
　「Ｊリーグから、もっと召集すべきですし、イタリアやフランスだけが海外リーグではありません」

　と、会見場で問いかけるべきだと感じます。