もしプロクラブが農家を支援できたなら。

　Ｂリーグはシーズン序盤戦を迎え、Ｊリーグは終盤戦です。

　ですから難しいとは思いますが、長野県内のプロクラブが手を取り合って、先日の台風で収穫が台無しになったリンゴ農家の方を支援できないものか、と思いました。

　ジュースにできるものを選別して頂き、クラブがそれぞれ買い取り、ジュースにして試合会場の売店で販売したらどうか、と思ったわけです。

　空き缶、瓶詰のコストと調達
　いくらで購入するのか

　素人考えなのは重々承知していますが、そのような心意気が必要ではないでしょうか？

　地域を尊重すること

　がサッカーに限らず、プロクラブの使命ですよね。

　ならば、地元が苦境に陥った際、何か手を差し伸べるのであれば、きっとクラブが困った際に、その方々が助けてくれると思います。

　リンゴをそのままスタジアムに持ち込んで絞って紙コップで配ってもいいと思いますし、傷んだりんごをそのまま袋詰めで売っても良いと思います。

　大切なのは

　「今回は大変でしたね」
　「でも、僕たちは皆さんのリンゴを大切んします」

　という心意気であり、敬意のように思います。

　長野市では今フードバンクの交流が盛んになりつつありますが、根底にあるのはやはり他人への配慮になりますから。
　

どうする、今後の日本サッカー

　戦績や練習内容、フィトネスから栄養管理だと、代表の試合に関してはスタッフも含めて代表監督が最後、責任を執らねばなりません。

　一方で代表は選手の年齢を考慮する必要がないという建前もありますし、日本代表とＪ１のレベルが下落しているという観点は、むしろ別のところにあります。

　やはりアンダーの世代でワールドカップに出ていないことが影響しているのではないか
　若年層が海外リーグで挑戦することは、日本の育成にアイディアが不足しているためなのか
　分配金が増える来年以降は、国籍豊かなＪ１が見られるのか

　など、考え方は様々でしょうが。

　八百長や審判買収がない
　家族連れが安心して訪れられるスタジアム

　など、日本が素晴らしい観点で運営している点は評価すべきです。

　一方で今後の改善点を放置することもできません。

　海外に移籍してもベンチに腰掛けているのは大変ですし、かといって短期で戻ってくれば、山口蛍のように批判を受けますよね。

　海外でプレイしている選手がベンチという現状を打破するのは

　主要国以外のリーグに在籍する選手、もしくは２部の選手
　Ｊ１から選手を発掘する

　ことも考えねばならないと思います。

　米国、ブルガリア、ポーランドなど、その国で結果を残しているならば柔軟に招集してもよいでしょうし、若年層からの飛び級もデリケートではありますが刺激はあるでしょう。

　代表監督の交代だけでは解決できない事柄は、多々あります。

日本、山口のゴールで最低限の結果を得る

　もしイラク戦をドローで終え、勝ち点４のままオーストラリアに移動することになったなら、選手は心身共に疲れ果てていたはずです。

　それを山口の一撃が救ったわけですが、僕は最悪オーストラリア戦を終えて

　「監督交代」
　「手倉森氏が１１月のサウジアラビア戦の指揮を執り、２０１７年冒頭に新監督を迎える」

　というシナリオも考えました。

　勝ち点３を得たとはいえ、正直オーストラリアが日本戦を取りこぼすようには思えません。

　今の選手選考の中で、先発が安泰だと僕が感じるのは清武と原口のみで、後は入れ替わっても致し方無いと感じます。

　難しいのは太田や永木のように、招集対象ではあるが、使われる気配が微塵もない選手たちで、小林や浅野のように、途中交代でもまだ使われる選手は恵まれている。

　と言わざるを得ません。

　１９９７年、カズは初戦のウズベキスタン戦で４得点を奪い、翌日の新聞はまさに

　「カズ一色」

　の扱いでした。

　しかし、以後は１ゴールもなく、新聞は批判を繰り広げますが、岡崎にゴールが生まれなければ同じような批判が繰り返される危険があります。

　監督がその際に

　１・岡崎を庇って先発で使い続けるのか
　２・浅野や小林、もしくはほかの選手と入れ替えるのか

　という点も考慮すべきでしょう。

　香川がベンチに腰掛け、本田も交代する姿を見れば、案外１トップの人選にも変化があるのかもしれませんが。