塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ライバルは必ずしも一人ではない

2016-10-17 06:43:03 | 日記
 イングランド代表とドイツ代表は、常にお互いを意識していると感じます。

 前者がホストとなって開催された欧州選手権96の際には、イングランドが第2次大戦を連想させる「降伏しろ」という見出しで挑発したくらいです。

 一方で両国ともに、別の意識する国もあります。

 イングランドならばバトル・オブ・ブリテンとささやかれるスコットランドとの一戦
 ドイツならば第2次大戦の影響が色濃いオランダ戦

 がそうですね。

 欧州選手権88でオランダがドイツを破って優勝した時、オランダ国民は壮快な気分をじあわったでしょうし、グリット、クーマン、ファン・バステンとあれだけの名手が揃う、稀な時代でした。

 そして長野パルセイロにも同様の事が言えます。

 パルセイロは山雅との一戦が一番バリューがあるのですが、一方で町田ゼルビアとの一戦も大切と考えています。

 不思議なもので、ゼルビア・ファンの方はパルセイロ・ファンを激励してくださる方が多く

 「是が非でも来季はJ2で戦いましょう」
 「野津田で皆様をお待ちしています」

 という声が掲示板でよく見られます。

 同じようにパルセイロ・ファンはゼルビアの奮闘をたたえており、そこには本来のスポーツマン・シップがあるように思われます。

 こうしたファンの声、お互いの切磋琢磨でライバルはライバル以上の存在として認知されてゆくのでしょう。

 僕は2014年、東和田でゼルビアを2-0で完封したことをよく思い出します。

 右サイドを山田が切り裂き、その折り返しをウノが決めたあの瞬間の感激、スタジアムのうねりを体感できたことが今でも体に残っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

代表ジャージを別の角度から眺めてみる

2016-10-17 01:34:22 | 日記
 イラン代表がウールシュポルトからアディダスへ鞍替えしましたね。

 イラク代表もコパからヤコに変化しましたが、日本がアディダス、韓国がナイキと長期契約を結ぶ事例は、中東では難しいものでしょうか?

 チェルシーがアディダスの3倍以上の金額でナイキと契約することが発表されましたが、スポーツブランドがクラブ、代表それぞれと契約を結ぶのは、ある種の国盗り合戦のようなもの。

 のように見えてきます。

 もちろん円満な契約切れもあるでしょうし、チェルシーのように契約違約金を支払うリスクがあっても、新契約を結ぶ方がよい、と結論する部分もあるのでしょう。

 ただ、交渉を担当する人物にとっては眠れない日々でしょうね。

 最近ではワールドカップが終えるたびに、新聞各紙が

 ワールドカップで一番影響を受けた国

 を発表します。

 ブラジル大会は優勝したドイツ代表のジャージだけでなく、「バトル・コレクション」という形でデザインを一新したアディダスの圧勝という形でした。

 その一方でコスタリカをサポートしたロットの増産が追い付かない点もニュースになりましたし、ジャージでも

 1・伏兵の存在
 2・2010年のチリ代表とブルックス

 のように、何か違う観点から眺めてみるのは面白いものです。

 2018年大会ではアンダーアーマーやリーニンの躍進があるのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦い過去は金の力で消せるものだろうか

2016-10-17 01:14:38 | 日記
 爆笑問題の太田さん、HKTの指原さんなど芸能の方でも

 「高校時代、ひとりも友人がいなかった」
 「孤独で机に穴を掘っていた」

 と語ります。

 それは話すことで過去と決別するという意思と、現在の心境著しい姿を自分でもどこかで誇らしげに感じている、ためかもしれません。

 僕のように過去と決別もできず、現在も冴えない人間はもはや袋小路のようにさえ感じてしまいます。

 サッカーも過去と決別するのは難しいものです。

 その過去、言い換えれば触れれば胸の痛みを感じる点を補うのが金になります。

 かつてマンチェスターといえばそれはユナイテッドを現し、シティは彼らの隣人である冴えないクラブ、という印象でした。

 タイのタクシン元首相が資金投入を始めても、

 1・ロランド・ビアンキ(イタリア)
 2・ベンジャニ(ジンバブエ代表)

 という顔ぶれが移籍組であり、ロビーニョのレアルからの移籍はそのため大きな驚きをもたらしました。

 ですからシティがマンチーニを指揮官として迎え、バレンシアからシルバを獲得して基本布陣を4-2-3-1に固定し始めてからの優勝回数は、金のおかげでもありますし、選手が

 勝ち慣れてきた
 そのために風格が出てきた

 という見方ができます。

 でも過去との決別で一番物を言ったのが金であり、コンパニにしてもアグエロにしても、やはり報酬は見逃せなかったと思います。
 
 実生活でも眼鏡、靴、カバンなど外見を物で整えることができますが、難しいのは装いを一新するだけではボロがでてしまうリスクを隠せない点でしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする