塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

クラシック、その時代を超越するもの

2018-02-14 01:46:28 | 日記
 過去NBAにラシード・ウオレスという選手がいました。

 彼はポートランド・トレイルブレイザーズ、ワシントン・ウイザーズに在籍していたのですが、そのプレイぶりよりもナイキのエアー・フォース1を愛用している方が有名でした。

 ナイキ好きでなくとも、エアー・フォース1が

 1・ナイキの看板商品であるエアー・ジョーダンよりも歴史を持つ靴である
 2・初めてバッシュでエアーが搭載され、モーゼス・マローンを筆頭に多くの愛用者がいた
 3・現在は街履きとしても人気がある

 という点はよく知られています。

 ウォレスは2000年代に活躍した選手にも拘らず、1982年に登場したこのレトロバッシュを愛してやまず、ナイキが彼のシルエットを刻印した、彼専用のエアーフォース1を発売したほどです。

 僕は改めてこのエピソードを思い出しながら、ディアドラの事を思ったんですね。

 もし、ディアドラがかつてのように多くの契約選手を抱え、彼らがブラジル、マッチウイナーをシーズンを通じて愛用したならば、世間はどんな反応をしただろうか、というものです。

 クラシックには時代を超越する素晴らしさがあり、プーマならクライド、アディダスならスタンシミス、スーパースターがその代表例になります。

 競技用の靴は当然、医学的見地から見ても最新のデザインの方が良いに決まっています。

 しかし、ラシード・ウォレスは

 昔ながらのシンプルな形
 ソールが暑く、脚が保護されている感触

 というエアーフォース1の形状が気に行ったのでしょうね。

 マッチウイナーにしてもブラジルにしても、今プロレベルで使うのが難しい側面はあるでしょうが、仮に数試合限定でも愛用してその雄姿が選手と共に見られないことが、やはり寂しいと言えるのではないでしょうか。
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価格帯で物事を判断することはどうだろうか

2018-02-14 01:30:35 | 日記
 人間には価格について、ある種の固定概念があると思います。

 例えばコンバースのオールスターも、アジア生産は5000円台ですが日本生産になりますと1万円を超えますから、

 「日本産が凄いのはわかるけれどもね」

 という、高いなという気持ちになると思います。

 僕は次回車を買う際も現在と同様に軽自動車になると思いますが、出したとしても130万円が限度でしょうし、最新性の設備を充実させればさせるほど、比例して価格が上昇してしまいます。

 ですから、機能を絞る、グレードを落とすという必要性もあるでしょう。

 スーツや革靴という仕事に必携の品も、価格が大事なのは確かです。

 例えば5000円のシャツは大抵の方が高いなあとおもうでしょうが、実はこのクラスになりますと

 1・上質なコットン100%が多くなる
 2・ガゼットという補強布がつき、ボタン付けも丁寧な縫製である
 3・何より着た時の満足感が違う

 という味わいがあります。

 多くの方が2000円程度のシャツを愛用したとします。

 この価格帯ですと、どうしてもポリエステルの混合率が高く、固い着心地を我慢する羽目になりますし、3000円大になりますとコットン100%が多くなりますが、質はやはり5000円台にかないません。

 欧州サッカーが近年まで、日本や韓国市場を無視してきたのは、この

 「よかろう、悪かろう」

 の世界に踏み込みたくなかったためだと思います。

 ペルージャが中田英寿をベルマーレ平塚から完全移籍で獲得したことは、当時からすれば大きな決断でしたし、極東にも上質な選手が存在することを世界が認知した瞬間でした。

 ちなみに5000円台のシャツは、多くの方が高すぎると思うせいか、値下げの対象になることが多く、僕はこの価格帯のシャツを3桁で買うことがあるくらいです。

 サッカーでいえばレンタル移籍のようなものですが、勝って損なしと思いたいのは皆同じですからね。
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