塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アディダス、エックスゴーストで「丑」を強調

2021-01-02 20:19:12 | 日記
 1997年、当時は英国領であった香港が中国に返還されました。

 もし英国領のままだったならば、2020年の言論弾圧や抗議デモは起きなかったのではなかろうか、と思うことがあります。

 プエルトリコも米国自治領として存在しますが、本来は独立独歩でありたいと彼らは思うのです。

 しかし、米国の「傘」から抜けてしまった瞬間に待っているのは明らかね経済的困窮で、だからこそプエルトリコは自分の気持ちを封印して自治領として存在している、と聞いたことがあります。

 リーボックがこの年、当時大人気だった

 「インスタポンプ・フューリー」

 に赤と黄色の配色で、「香港返還記念モデル」を登場させました。

 ナイキのエアマックスが96、97と人気と需要が頭打ちになる中で、ポンプの価値は相当高かったと記憶しています。

 「ブルース・リー」使用のインスタポンプもあったくらいですからね。

 その赤と黄色を施した、アディダスのスパイク

 「エックス・ゴースト・チャイニーズ・ニューイヤー」

 を確認しますと、中国の影響力が良くも悪くも感じられます。

 西欧に中国や日本のような「干支」の概念は当然ありませんが、このエックス・ゴーストには「丑年」である今年発売の意味合いもあるんですね。

 そのためか、西欧圏での発売はなくアジア市場に特化したデザインのようです。

 (参考資料 コーヘイズブログ)

 中国代表は現在ワールドカップには程遠く、Cリーグは財政基盤の安定を求めてサラリー・キャップを導入するなど変革期にあります。

 中国代表のスポンサーはナイキ、Ⅽリーグも同様にナイキですが、ある意味かつてのリーボックも含め、アディダスがナイキに対しての「当てつけ」と思うのは、僕だけでしょうか。
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野趣という趣

2021-01-02 19:53:25 | 日記
 昨年、レナウンが倒産しましたが、老舗のダーバンとアクアスキュータムの事業は継続します。

 そのダーバンが隆盛を誇った1970年代、彼らはテレビ・コマーシャルにアラン・ドロンを起用します。

 フランスを代表する俳優に支払った報酬額は相当だったと思いますが、レナウンにはそれだけの財政基盤だけでなく、自社のスーツに誇りと自信があったに違いありません。

 一方でこのコマーシャルを見た塩野七生は、ドロンの仕草に違和感を覚えたと言います。

 レナウンはこのコマーシャルで彼に優雅な食事作法を担ってもらったのですが、塩野さんによるとどこかドロンのナイフとフォークさばきがひどく不器用に見えたらしいんですね。

 アラン・ドロンの生まれは作法が求められる女流階級ではなく、庶民の出ということで、いざフォークとナイフを持たされて優雅に食事を、と指示されても根幹が無いのです。

 サッカーでいえば、反則内容や根本的な技術などの下地がないまま、本能でプレイしている感じでしょうか。

 ドロンの持つある種の下卑た姿、そして野趣な雰囲気。

 このオーラがきっと、あのルキノ・ヴィスコンティを虜にしたのでしょう。

 この野趣という雰囲気は、CR7も同様ではないでしょうか。

 ある種の唯我独尊的な存在意義ではなく、自分の鍛え上げた身体を強調する服装や、宙を舞うゴール・パフォーマンスは、僕の勝手な想像ですが、彼が上流階級であれば行わない仕草だと思います。

 2007年のバロンドール受賞カカのポーズは、自分を支えてくれている「神」への敬意でしたし、カカがロナウドのように自分こと唯一無二というような発言はしていなかった。

 そんな気がします。

 これらはあくまで僕の主観にすぎませんが、その野心があるからこそロナウドが今でも最前線で活躍する存在であることも確かですよね。
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ドラマとサッカーにおける映像作品の違い

2021-01-02 19:24:29 | 日記
 本日21時から「逃げるは恥だが役には立つ」のスペシャル版が放送されます。

 人気作の続編ということで、スペシャル版が決まると大きな反響が起こりましたね。

 僕は加入していませんが「アメバTV」「ネットフリックス」「ティーバー」など、人気作が気楽に視聴できる時代が到来しています。

 Jリーグも「ダ・ゾーン」との契約が物を言いました。

 だからこそ上位クラブは分配金の恩恵にあずかる事が出来ています。

 それでも人気ドラマや従来の手法

 1・シナリオガイド、小説の発売
 2・番組でDVDボックス、ブルーレイ発売の告知、主題歌のCDプレゼント
 3・番組の最後に流れる次回予告のダイジェスト

 という光景が今でも見られます。

 つまり、一度これらを購入すれば自分が好きな時に気楽に楽しめる安堵感が、やはり根底にあると思います。

 僕は大学時代の4年のみレンタルビデオを視聴しましたが、以後は一度も利用していませんが、やはり返却やデッキの故障など気になる点もありますしね。

 ではかつて隆盛を極めたサッカーのDVD販売はどうして下火になったのでしょうか。

 ラグビー・ワールドカップ2019も、開幕前にはあれだけのガイドが発売され、終了後も日本代表を讃える多くの文献が発売されるも、映像化はされていないはずです。

 もしかしますと、DVD、ブルーレイの販売が減少ている背景には、ファンの多くが

 1・Jリーグを生観戦している
 2・ワールドカップ、アジアカップなど啓蒙されなくても良いファンの増加
 3・サッカーのために海外渡航

 という、映像ではなく自分で確かめたいという本格派は増えているためと予想します。

 今の時期、サッカー観戦は本場欧州が基本ですが、厳しい寒さの中でも選手はボールを蹴っていますからね。
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