塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕が思うフランク・ランパードの処遇

2021-01-29 22:42:57 | 日記
 語ったのは英国人のハワード・ウイルキンソンだったと思いますが

 「サッカーには二人の監督がいる」
 「これから監督になる人物と、これから解雇される人物の二人だ」

 という格言があります。

 しかし、この別人物を一人の人物が短期間に同時体験する事例もあります。

 それはドイツ人のトーマス・トッヘルです。

 古巣のパリ・サンジェルマンは彼を解雇し、新しくマウリシオ・ポッティチェーノを指名し、新しい旅を始めました。

 またチェルシーはクラブの英雄といっても差し支えないフランク・ランパードに「グッバイ」を伝え、このドイツ人指揮官の招聘を決断した形となります。

 プレミア・リーグでは古豪のアストン・ビラでランパード同様、キャリアのほとんどをチェルシーのために戦った、ジョン・テリーがコーチとして日々選手たちと向き合っています。

 トーマス・トッヘルでも駄目ならば、彼がスタンフォード・ブリッジに降り立つ日は近いのでしょうか。

 ランパード自身、選手時代から愛するクラブが、飽きれるほど頻繁に監督交代を続けてきたことを承知の上で、指揮官就任を受理した点は間違いないでしょう。

 それはアンドレア・ピルロも同様でしょうが、今まさにこのタイミングを逃せば、永久に後悔するだろう、ならば罵声を浴びることになっても、解雇されることを見越してでもやらなくてはならない!

 そう考えたに違いありません。

 むしろランパードにとって「不運」だったのは、チェルシーの補強禁止期間が解除され、コロナ・ウイルスで他のクラブが移籍市場でお金を使えない中で、実に有利だった点です。

 桁外れのお金を市場に費やし、これだけの選手を獲得(あるいは乱獲)したことは、本当にランパードに希望だったのか、定かではありません。

 ハキミ・ジェイフはそうだったかもしれませんが、むしろティミー・エイブラハムのような自分が良く知る選手を、我慢して使い成長を見届けたいという気持ちの方が強かったのかもしれません。

 それも過去の話となりました。

 チェルシーはフース・ヒディング、ディ・マテオのように、途中就任の指揮官が大きな功績を遺す伝統もありますから、案外トッヘルが何かを残す可能性も見逃せないのです。
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かつてアンブロが用いた斬新な発想

2021-01-29 22:24:29 | 日記
 スパイクの甲に突起物を設け、ボールに与える回転量、力強さを増加させるという考えは、アディダスによってもたらされました。

 今でもアディダスの看板商品であるプレデターがそうで、最新版はデーモン・スキンという新しい概念も登場しています。

 一方でアンブロは過去、甲に突起物を設けるのではなく、甲自体をコーティングするという概念で、革新を起こそうとしました。

 そのスパイクはポルトガル代表のデコに支給された

 「アンブロ・SXブーツ」

 になります。

 どうして名称がブーツかといいますと、スパイク言う表記は日本独自であり、欧州ではブーツと言うのが基本のためです。

 「ゴールデン・ブーツ」

 という得点王を讃える表記からもわかりますよね。

 このスパイクは、デコがバルセロナ在籍時の2006-07シーズンに提供された品で、特徴は

 1・フランスのタイヤ会社「ミシュラン」と共同開発
 2・甲全体にミシュランが開発した「ミシュラン・コーティング」を採用
 3・このコーティングによって摩擦力が大幅に交渉し、繊細なボールタッチも可能となる

 また内部も「モカシン構造」の採用により、包み込むようなフィット感が特徴で足との一体感が、より優れたボールコントロールを生むと、解説にはあります。

 この商品説明はワールド・サッカーダイジェスト2006年12月21日号17ページにあるのですが、特徴的なのはスパイクだけでなく、プラクティス・シャツと連動した商品構成。

 という点にあります。

 デコはナイキから支給されるプラクティス・シャツを基本着用したでしょうが、自主練習の際はこのプラクティス・シャツで励んだと思われます。

 これは15年近く前の品になりますが、大切なのはどんな名品でも改良の余地があり、だからこそ企業は発展していくという点です。

 現状維持は停滞という焦りもあるのでしょうが。
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新作を出す頻度はどれくらいが適正でしょうか

2021-01-29 17:35:58 | 日記
 マイケル・ジョーダンのためだけに開発されたエアー・ジョーダン。

 バッシュファンならご存知のように、エアー・ジョーダン基本型は1年に1回だけのリニューアルであり、カラーヴァリエーションを充実させることで、新鮮味を保っていました。

 一方で当時しのぎを削っていたリーボックのシャキール・オニール専用モデル。

 リーボックは1992年にオニールと契約しますが、1996年にアレン・アイバーソンと契約すると彼を重視するようになり、オニールは結局、リーボックから離脱します。

 現在は再度、リーボックと契約していますが、ジョーダンシリーズと比較した際

 新作の出る頻度が高すぎる
 オニールをモチーフにした「ダンクマン」は、エアージョーダンの「ジャンプマン」を連想させる

 という点が、コアはバッシュ好きから不評だったと聞きました。

 そのジャンプマンが、パリ・サンジェルマンと良好な関係を築くとは、世の中不思議なものですね。

 ただナイキも、レブロン・ジェームズ専用バッシュの新作は、ジョーダン・シリーズよりも短期で制作、販売されているはずですし、消費者が新作をねだる以上、開発期間が短くなること。

 これはサッカー・スパイク、バッシュともに致し方ないのでしょうね。
 
 チェルシー・ミランに在籍したアンドリュー・シェフチェンコは、アディダス、ロット、ミズノ、リーボックという形でスパイク契約を変更しました。

 特にミズノにとって悔やまれるのは、ワールドカップ2006で愛用するも、移籍したチェルシーが選手個人のコマーシャル活動に合意していなかった点でしょうか。

 したがってミズノとシェバの契約は短期で終える形となり、彼はリーボックを履くことになります。

 それは当時、チェルシーはアディダスと契約しており、リーボックはアディダスの傘下企業だったためと言われています。

 選手モデルに限らず、企業は新作を発表してもすぐに新しい企画を考えねばならず、デザイナーや工場は毎日忙しない日々ではないかと些か心配になります。

 
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WEリーグの移籍市場をリードする大宮ヴェンタス

2021-01-29 17:09:53 | 日記
 年俸9億円でニューヨーク・ヤンキースから東北楽天ゴールデンに復帰する田中将大投手。

 2013年読売巨人軍との日本シリーズに勝利し、見事日本一に輝いきました。

 つまりドラフト1位で指名された責任を果たしたからこそ、ファンも快く大リーグに移籍を容認した形になります。

 長谷川唯もリーグ5連覇、皇后杯で優勝しているわけですから、主力としてやるべきことはやったと考えたに違いありません。

 Jリーグにも「マー君」のような、桁外れな大型移籍があればなあと思うのですが、WEリーグに関して言えば大宮ヴェンタスの補強内容がずば抜けています。

 INAC神戸から仲田歩夢、スタンボー華、鮫島綾の3選手が移籍しましたが、今度はベレーザから阪口夢穂、有吉佐織の日本代表2選手の加入が決定的となりました。

 エバートンの指揮官はカルロ・アンチェロッティですが

 コロンビア代表 ハメス・ロドリゲス
 ブラジル代表 アラン

 この2選手はアンチェロッティを慕っており、だからこそエバートンに移籍したという経緯があります。

 大宮がここまで大きく移籍市場を揺り動かしているのは、やはりバックに「ノリさん」こと佐々木則夫氏がいることと、無関係ではないでしょうね。

 ちなみに大宮のコーチは2011年、佐々木監督の下で世界一に輝いた大野忍ということで、彼女は将来指揮官としてベンチに腰掛けるかもしれません。

 Jリーグが開幕すると、JSLで先頭を走っていたヴェルディとマリノスの勢いが数年で止まり、変わって鹿島アントラーズ、94年昇格のジュビロ磐田の時代となります。

 そして現在は川崎フロンターレの時代なわけですが、プロで一時代を築くことは難しい、それ以上の上位を担い続けることはそれ以上に難しいことがわかります。

 INAC神戸や浦和レッズ・レディースが栄えあるリーグ初優勝クラブとして名を刻むには、大宮ヴェンタス以上の上積みが必要のようです。
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長谷川唯、新天地はイタリアに

2021-01-29 16:56:52 | 日記
 長谷川唯がACミランに移籍します。

 これはウエブ版のスポーツ報知が報じており、彼女は既にイタリア入りしているとのことです。

 WEリーグはまず、開幕前にプレシーズンマッチを準備していますが、代表選手がいないことは興行的に寂しいと言えますが、逆に言えばベレーザにはポジションが一つ、空いた形になりますね。

 この報道を閲覧した際、ひょんな発見をしました。

 セリエAに籍を置くサンマリノ。

 ここに長野パルセイロで絶大な信頼を得ていた國沢志乃が在籍していることを、お恥ずかしながら今知りました。

 彼女はファンから「おしのさん」と慕われ、当時の指揮官である本田美登里氏からも中盤の軸として常に先発を任されていました。

 ですから本田さんとしては、彼女の海外で戦いたいという気持ちを尊重したい、ただ彼女に代わる選手もいない、ということで大きなジレンマだったに違いありません。

 サンマリノというのは本来「サンマリノ共和国」と言いまして、F1のサンマリノ・グランプリでも知られています。

 周囲をすべてイタリアに囲まれているサンマリノ共和国は、欧州選手権やワールドカップ予選において

 確実に勝ち点3を取らなければならない相手
 フェロー諸島のように、欧州列強の中では小さな存在

 と言えます。

 ただサンマリノは風光明媚で知られ、その中に日本代表と長野パルセイロ・レディースで戦った國沢が在籍していることは、何だか不思議な感じがします。

 スポーツ報知によれば、ミランは欧州チャンピオンズ・リーグ出場に肉薄する2位であり、長谷川には更なる戦力として期待されているようです。

 男子のサッスオーロの躍進は有名ですが、サッスオーロは女子も存在し、三橋真奈が在籍しているそうですよ。

 僕は彼女に関して無知なのですが、イタリアで戦う3選手の戦いに注目したいと思います。
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